2026年05月14日

ニッポン狂想曲

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監督・構成:太田隆文
企画:木村 朗
ナレーション:酒井康行 阪口久美子
出演:山本太郎、大石あきこ、船瀬俊介、小林興起、孫崎尊、原口一博、ピーター・カズニック、鳩山友紀夫ほか

「コロナーワクチン問題」「能登地震と万博の関係」「ワシントン議事堂襲撃事件」「トランプ暗殺未遂事件」「元総理暗殺事件」、大きな事件が続いた日本、世間はニュースに驚愕し、しばらく話題になった。その後、事件の真相や詳細は知らされただろうか? 毎年のように頻発する地震、24年の新年早々震度7を記録した能登半島。立ち直りかけた9月に豪雨が襲った。被災地への支援は迅速で、十分だったのか? 復興が遅々として進まないのはなぜなのか? それらの真相を解明すべく、鹿児島大学の木村朗名誉教授を中心に挑んだドキュメンタリー映画。

「なんだかどこかおかしくない?」と思ったニュースやその後のこと。気になりながらも日々に紛れて上書きされ、いつしか私たちは忘れてしまいます。それらの事件や疑問を様ざまな人に取材し、解き明かしていきます。目からうろこの情報次々と現れます。真実かどうかを判断するのはあくまで自分自身ですが、材料がなければそれもできません。事実が報道されていないとしたら、日本の行き先を想像することさえできません。日本はどこへ向かっているのか、はっきりした時はもう遅い、そんなことにならないよう気にしましょう。(白)

2026年/日本/カラー/105分
制作・配給:青空映画舎
公式 HP https:// nipponkskk.com
公式 X https://x.com/nipponkskk
FACEBOOK https://www.facebook.com/nipponkskk
★2026年5月16日(土)K's cinemaほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 22:19| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

廃用身

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監督・脚本:𠮷田光希
原作:久坂部羊『廃用身』(幻冬舎文庫)
出演:染谷将太(漆原糾)、北村有起哉(矢倉俊太郎)、六平直政(岩上武一)、瀧内公美(漆原菊子)、廣末哲万、中村映里子、中井友望、吉岡睦雄

ある町のデイケア施設「異人坂クリニック」で、「廃用身(はいよう-しん)」をという治療法が広まっている。漆原院長が考案した“画期的な”治療でAケアと呼ばれている。従来の常識を覆す“身体のリストラ”により、「憑き物がとれたように、身も心も軽くなった」、「厳しい性格が柔らかくなった」と予想外の“好ましい副作用”が現れたという。これを知った編集者の矢倉は漆原院長に著書の執筆を薦める。矢倉にも寝たきりの家族があった。
ところが、ある人物からの内部告発が週刊誌に掲載される。追い打ちをかけるように、患者宅で衝撃的な事件が発生した。

【廃用身】とは:麻痺などにより、回復の見込みがない手足のこと。医師の久坂部羊(くさかべ よう)氏の2003年のデビュー小説が原作。【廃用身】や【Aケア】とは小説の中で使われた造語。
映画化不可能と言われたこの作品を映画化したのは、𠮷田光希監督。ボロボロになるまで読み込んだ原作を脚本化、このほど完成しました。原作者が宛書きしたっけ?と思うほどピタリの配役を得て、映画が生きて動き出しました。染谷じゃなかった漆原医師にまっすぐ見つめられて説明を受けたら、医療従事者として患者の生活をよりよくするためのサービスだと納得して、私もうんと言ってしまいそうです。自分が介護される身だったらなおさら。これが20年も前に書かれていた小説です。今はさらに高齢化が進んでいます。作品内の事件は衝撃ですが、密室になってしまう介護現場では事件が起こっても不思議ではなく、虐待も実際に起きています。
医療の現場はいつも人手不足で、負担も大きいのは事実。いつかこれが現実化するかもしれません。ホラーじゃないんですが、ホラーよりじわじわ怖いと書いておきます。観た方は話したくなるはず。それと自分で死ぬことを選べる尊厳死も議論されなければと思います。今、様々な治療法を試しながら命をつないでいる人や家族の方々には、どう見えるでしょうか?(白)


2026年/日本/カラー/125分
配給:アークエンタテインメント
©2025 N.R.E.
公式サイト:https://haiyoshin.com/
公式X:@Haiyoshin_movie  https://x.com/Haiyoshin_movie
★2026年5月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

posted by shiraishi at 21:20| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェイサーゲームW 水魚の交わり

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監督:太田勇
脚本:アサダアツシ
出演:菅井友香(春本樹)、中村ゆりか(林冬雨)、岡本望来(林月)、黒谷友香(呂麻美)、伊藤歩(秋野梢)

樹と冬雨は、中学生になった娘・月と3人で静岡県・伊東市で暮らしている。家事や子育て、仕事に追われる日々の中で、共に過ごす時間は少なくなったがいつのまにかそれも「当たり前」に。表向きは穏やかな家庭に見えたが、娘の月は両親の間の空気を敏感に感じ取っていた。
ある日、トラブルに巻き込まれた月は、タクシードライバーの梢に助けられ自宅まで送られてきた。その出会いをきっかけに、樹と冬雨は初めて互いの本音と向き合い、相手に伝えることを疎かにしていたことに気づく。

ドラマ「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」から7年後のカップルと娘のストーリー。異性カップルでも同性カップルでも愛情が時間と共に変化し、問題が生じてくるのに違いはありません。家事を担う方が仕事に出ている方においていかれる感覚を持つのも、よくわかります。二人の当たり前になり過ぎた日常に、変化を起こしたのは娘の月と新しい友人となった梢、慣れすぎた家族にも違う空気が流れ込んでくることで新しい発見があります。煮詰まったカップルには、ぜひ新しい空気を。(白)

2026年/日本/カラー/84分
配給:NAKACHIKA PICTURES

https://chasergamew-movie.jp/
★2026年5月15日(金)ほか全国ロードショー



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2026年05月04日

幕末ヒポクラテスたち

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監督:緒方明
脚本:西岡琢也
原案:映画『ふんどし医者』(1960/稲垣浩監督)©1960 TOHO CO., LTD.
撮影:清久素延
出演:佐々木蔵之介(大倉太吉)、 藤原季節(相良新左)、藤野涼子(相良峰)、真木よう子(大倉フミ)、柄本明(弾蔵)、内藤剛志(荒川玄斎)、室井滋(ナレーション)

幕末。京のはずれにある村で、蘭方医の大倉太吉は貧しいものには無償で診療をしていた。子沢山の家計を支えるしっかり者の妻・フミは畑を作り、子どもたちもよく母を手伝った。村には漢方医の荒川玄斎もいたが、何にでも葛根湯を処方するのでヤブにもならないタケノコ医者と陰で呼ばれている。二人は互いの領分を守りつつも顔を合わせれば口喧嘩の日常だった。
太吉は村医者ながら新しい医学の学習に熱心で、解体新書を読み、罪人の腑分けにも立ち会う。新左は京の呉服屋の跡取り息子だが、ばくち好きの放蕩者だ。妹の峰が太吉の治療で快癒し、自身も喧嘩で大けがをして太吉の手術で命を救われる。心を入れ替えて弟子になりたいと申し出た。太吉はまじめに働く新左を見守り、長崎でさらに新しい医術を学べと送り出す。そして15年が経過した。

医学生たちの映画『ヒポクラテスたち』(80)の大森一樹監督の生前最後の企画の映画化。大森監督や京都にゆかりのあるスタッフが結集しました。稲垣浩監督の旧作を原案に、脚本の西岡琢也さんが大胆に脚色。時代をさかのぼり、『ヒポクラテスたち』の先祖たちの奮闘ぶりを描いた医療ドラマが完成しました。内藤剛志さん、柄本明さんは『ヒポクラテスたち』にも医学生として出演しているそうです。
人間臭い登場人物たちが生き生きと動いて、ことに好奇心旺盛な太吉が腑分けに見入ったり、すっかり医者らしくなって戻った新左に思わず嫉妬心を抱いたり、葛藤しながら所見を受け入れる表情が良かったです。激しく移り行く時代に生きる人々、医術の進歩、未来へ託す希望など、今の私たちにも十分理解できるものです。その時代に励んでくれた先人たちのおかげで医療の恩恵を受けることができます。感謝。(白)


2025年/日本/カラー/108分
配給:ギャガ
(C)2026「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
https://gaga.ne.jp/bakuhippo_movie/
★2026年5月8日(金)全国ロードショー
posted by shiraishi at 18:39| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月03日

旅立ちのラストダンス 原題:破・地獄 英題:The Last Dance

5月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他にて全国公開
劇場情報
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(C)2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED

「家族」「伝統儀式」「死生観」という普遍的なテーマを描く

監督:陳茂賢(アンセルム・チャン)
出演:黄子華(ダヨ・ウォン=ウォン・ジーワー) 魏道生(ドミニク)役 元ウェディングプランナー、負債を抱え葬儀業界に転職
許冠文(マイケル・ホイ) - 郭文(文哥)役 道教の伝統に厳格な道士
衛詩雅(ミシェール・ワイ) - 郭文玥(ユェト)役 郭文の娘で救急隊員。父の道教に忠実な女性蔑視に苦しむ
朱栢康(チュー・パクホン)郭文の息子。家業を継ぐことを強要されるが…
周家怡(キャサリン・チャウ)、秦沛(ポール・チン)、金燕玲(エレイン・ジン)

ウエディングプランナーのトウサン(黄子華)は、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、トウサンは様々な困難に直面する。最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠(許冠文)に認められることだった。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突、2人の関係は最悪に。だがマン師匠と娘・マンユッ(衛詩雅)、その一家と関わるうちに、マン師匠へのわだかまりは徐々に消えていく。
そしてトウサンは次第に、マン師匠が葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味を理解していくのだった。

香港の葬儀業界を題材に、道教の葬儀儀式「破地獄」を通じて、生と死、家族の絆を描く。本作は、若者からシニア層まで幅広い世代の共感を呼び、劇場では涙する観客が続出。批評家からも「2024〜25年において最も力強い香港映画」と絶賛され、コロナ禍に不安な日々を送る人々の心に、深く静かに感動を広げていった。黄子華と許冠文の共演も話題となり、香港の歴代広東語映画興行収入第1位を記録した。

監督のアンセルム・チャンは、「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場・遺体安置所でのロケを敢行。圧倒的なリアリティの中で、生と死、そして人と人との絆を鮮烈に描き出した。

公式サイト:https://lastdance-movie.com/
2024|香港|広東語|140 分|カラー|シネマスコープ|5.1ch
|日本語字幕翻訳:鈴木真理子 字幕協力:大阪アジアン映画祭
提供:ツイン、Hulu 配給:ツイン
※本上映はディレクターズカット版での上映

posted by akemi at 21:24| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする