2026年06月21日

サヨナラの引力   原題:만약에 우리/英題:ONCE WE WERE US

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監督:キム・ドヨン(『82年生まれ、キム・ジヨン』)
出演:ク・ギョファン(『脱走』『キル・ボクスン』「寄生獣 ーザ・グレイー」)、ムン・ガヨン(「瑞草洞<ソチョドン>」「女神降臨」)

2024年夏、台風接近中のベトナム・ホーチミン。ウノはソウル行の機内で、20代の頃に初めて愛した女性ジョンウォンを見かける・・・

2008年の夏。ソウル発の長距離バスで、大学生のウノとジョンウォンは運命的に出会った。その日も大雨だった。
ゲーム作家として成功したいウノと、建築家に憧れ、いつかソウルに自分の家を持つことを願うジョンウォン。夢と不安を抱えた都会の日々の中で支え合ううちに、二人はやがて恋に落ち、深く愛し合う。しかし、若さゆえに抗えない現実の厳しさから、別れを選ぶ――。
それから10年以上が経った2024年の夏、二人はソウル行きの飛行機で偶然再会したのだった。
あの頃の思い出を振り返る中で、ウノはずっと胸の奥にしまっていた問いをジョンウォンに投げかける。「もしもあの時…」。

きっと、誰しもが「もしもあの時・・・」を思い出して、キュンとなるのではないでしょうか。歴史に「もし」がないように、個人史にも「もし」はないとわかっていても、選択が違っていれば、今、どんな人生をおくっているだろう・・・と思わずにいられません。
「愛は春の雨のように、別れは冬の雨のように」の曲にのせて語られる実に切なく、愛おしい物語。過去はカラー、再会した現在はモノクロで描かれています。
『82年生まれ、キム・ジヨン』で鮮烈なデビューをしたキム・ドヨン監督が、2018年に中国で公開され、大ヒットした映画『僕らの先にある道』をリメイク。サヨナラの先の希望も描いています。
本作で描かれている韓国の住宅事情も、ウノとジョンウォンの繋がりに大いに関係していて興味深いです。養護施設出身のジョンウォンは、奨学金を貰うために希望の建築科とは違う社会福祉学科に進学したのですが、住んでいるのは、台所・シャワー・トイレが共同の「考試院(コシウォン)」と呼ばれる狭くて壁も薄い最低ランクの住居。劣悪な環境を知ったウノは、自分のワンルームにジョンウォンを住まわせるのですが、その時点では「友情」関係でした。やがて、契約更新の際に大家から保証金を倍にするといわれ、半地下の部屋に引っ越します。友情から愛情へと二人の関係は移ろうのですが、さて、二人はどうして別れることになったのか・・・ ぜひ劇場で! (咲)


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6月3日(水)、ク・ギョファン、キム・ドヨン監督来日記念ジャパンプレミアが行われました。
韓国カルチャーや映画が好きだという俳優・前田敦子さんが、花束プレゼンターとして登壇。
報告記事は、こちらで!
https://cineja-film-report.seesaa.net/article/520970673.html?1782045279

2025年/韓国/韓国語・英語/115分/ユニビジウム/5.1ch/カラー・モノクロ
字幕翻訳:福留友子
提供:KDDI 配給:日活/KDDI 
公式サイト:https://sayonara-inryoku.jp/
★2026年7⽉3⽇よりTOHO シネマズ⽇⽐⾕ほか全国公開



posted by sakiko at 20:21| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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