監督・脚本:ブラント・アンダーセン
出演:
医師 アミラ:ヤスミン・アル・マスリー(『キャラメル』)
シリア軍兵士 ムスタファ:ヤヤ・マヘイニ(『皮膚を売った男』)
密輸業者 マルワン:オマール・シー(『最強のふたり』)
詩人ファティ:ジアド・バクリ
沿岸警備隊 スタヴロス:コンスタンティン・マルクーラキス
独裁政権が続くシリアで、政府軍と反政府組織との内戦が激化。
2015年、シリア、アレッポ。女医アミラは、娘の誕生祝いをしている時、家を爆破され、生き延びた娘と共に安全な国へ逃れるため危険な国境越えを決意する。
国境を守るシリア兵ムスタファは、政府に反抗的な市民を拘束するよう命じられ、残虐な政府軍に不信感を抱くようになる。命令に従う兵士であるべきか、心ある人間でいるべきか苦悩する。
トルコで難民にヨーロッパへの密航を斡旋する業者マルワン。病弱な息子とアメリカで暮らすため、難民をギリシャ行きのボートに乗せて荒稼ぎしようとする。
詩人ファティはマルワンに大金を払い、斡旋されたボートに妻子と共に乗り込むが、死の危機に直面する。そのボートには、娘を連れた女医アミラもいた。
そして、嵐の海を航行する難民を発見したギリシャ沿岸警備隊のスタヴロスは、人命救助に全力を尽くすのだが──。
アメリカ人で、人道支援活動家でもあるブラント・アンダーセンが、シリア難民に焦点をあて、国から逃れる人、それを助ける人など様々な角度から描いた群像劇。政府軍に所属し、庶民に銃を向ける兵士の苦悩が特に胸に刺さりました。難民たちから多額の金を取ってボートを斡旋する男もまた、より良い生活を求めて息子と共にアメリカに行きたいと願っています。
シリアだけでなく、世界に多くの難民がいることに思いを馳せました。自分の意思で外国に行くのと違って、生まれた国で暮らしたいのに、離れざるを得ない事情があるのは、どれほどつらいことでしょう。あまりに難民が増えて、受け入れを好ましく思わない国や人も増えています。
冒頭、映し出されるシカゴのビル群に、TRUMPの文字。なんとも皮肉です。(咲)
2024年ベルリン国際映画祭 アムネスティ国際映画賞受賞
2024年/アメリカ・ヨルダン・パレスチナ/英語・アラビア語/カラー/104分
配給:ハーク 配給協力:フリック
公式サイト:https://hark3.com/stranger/
★2026年6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
冒頭、映し出されるシカゴのビル群に、TRUMPの文字。なんとも皮肉です。(咲)
2024年ベルリン国際映画祭 アムネスティ国際映画賞受賞
2024年/アメリカ・ヨルダン・パレスチナ/英語・アラビア語/カラー/104分
配給:ハーク 配給協力:フリック
公式サイト:https://hark3.com/stranger/
★2026年6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開


