2026年05月30日

アダムの原罪(原題:L'Intérêt d'Adam)

adam pos.jpg

監督・脚本:ローラ・ワンデル
製作:ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
撮影:フレデリック・ノワロム
出演:レア・ドリュッケール(ルシー)、マリア・バルトロメイ(レベッカ)、ジュール・デルサール(アダム)、

ある病院の小児科センターに4歳の男の子アダムが入院した。左腕を骨折し、栄養状態もよくない。母親のレベッカはアダムの父親と別れ、一人で懸命に仕事と子育てをしてきた。しかし裁判所はレベッカに問題があるとして、面会を制限すると決定した。看護師長のルシーは自分もシングルマザーであることから、親権を失うのを危惧するレベッカの気持ちがわかる。誰も頼る人のないレベッカは不安のあまり、暴挙に出てしまった。ルシーは必死にレベッカに寄り添おうとするが・・・。

ローラ・ワンデル監督は2021年の長編デビュー作『Playground 校庭』で注目されました。本作は長編第2作。レベッカは移民で貧しいシングルマザー、元夫はすでに新しい家庭を築いていて、アダムを引き取りたくないのが本心。
目力がはんぱじゃないアダム役のジュールは実は双子、撮影時幼児だったので撮影時間などの問題をクリアするために、双子を準備したそうです。司法の判断と現場との乖離はあちこちで見られるものでしょう。この作品では病院の責務をこなしながら、一組の母子の行く末を案じるルシーが、板挟みになりながらもより良くなるように奮闘します。3月に公開された『ナースコール』のフロリアにも拍手でしたが、こちらのルシーも素晴らしい!レベッカが頑なな心をいつほどいてくれるか、見守ってください。(白)


2025年/ベルギー、フランス合作/カラー/79分
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
(C)2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved
https://adam-film.com/
★2026年6月5日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 10:52| Comment(0) | ベルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください