2026年04月28日

ドランクヌードル 原題:Drunken Noodles

Drunken Noodles.png
(C)2025 Lucio Castro Inc.

監督・脚本・編集:ルシオ・カストロ
出演:レイス・カリフェ、ジョエル・アイザック、エズリエル・コーネル、マシュー・リッシュ

美大生の青年アドナンは夏のあいだ、訪欧中の叔父の家で、猫の世話をしながら留守番をするため、ブルックリンにやって来る。同時に小さなギャラリーでインターンとして働き始める。そのギャラリーには、アドナンが去年の夏に出会った、奇抜な刺繍アーティストの作品が展示されている。
過去と現在が交錯し始めるなか、官能と創造の出会いの連なりが、アドナンの日常の輪郭を曖昧にしていく。

4章で綴られるブルックリンの街角と州北部の森を行き来する、アドナンが過ごした2つの夏。新たな出会い、過去の思い出が、軽やかなピアノ曲や詩情豊かな自然と共に語られます。
タイトルのドランクヌードル(酔っ払い麵)は、タイ料理「パッキーマオ」の英語名。太麺を唐辛子やニンニク、ホーリーバジルなどで炒めた料理。その強烈な辛さが酔っ払いの目を覚ますことが、名前の由来のひとつとか。夜の公園でアドナンが再会するフードデリバリーの青年ヤリエルから差し出されたのがドランクヌードル。
アルゼンチン出身でニューヨークを拠点とするルシオ・カストロ監督。本作の着想源は、アメリカの刺繍アーティスト、サル・サランドラの作品。同性愛をモチーフにした大胆な絵柄なのに、色彩豊かでどこかユーモアも感じさせてくれる刺繍アート。
そして、ルシオ・カストロ監督が敬愛する8世紀の中国の詩人・李白の詩が、しっくりとアドナンの人生に寄り添います。(咲)


サル・サランドラ Sal Salandra
1946年、アメリカ・ニュージャージー州エッジウッド生まれ。1993年に夫とともにニューヨークへ移住後も、約55年間にわたり美容師として働く。刺繍アートを始めたきっかけは、1980年代初頭、インフルエンザで寝込んでいた際に義母から刺繍キットを贈られたことだった。以降、趣味として刺繍を続け、2015年頃から、身体そのものをモチーフにした刺繍作品を制作し始める。その後、同性愛的モチーフを軸に、ポップカルチャーや自伝的要素、さらにはサドマゾヒズム的なゲイ・セックスの表象を融合させたエロティックな刺繍作品を展開していく。2020年、ニューヨークで開催された「アウトサイダー・アートフェア(OAF)」に作品が展示されたことをきっかけに、メディアで取り上げられ、アウトサイダー・アート界で広く知られるようになる。独学で刺繍アートを始めた点も話題となり、2021年以降はアメリカ国内にとどまらず、オランダやイタリアでも作品が展示されるなど、一層注目を集めている。(公式サイトより)


2025年/アメリカ・アルゼンチン/英語・スペイン語/82分/カラー/1.37/5.1ch
字幕:大西公子
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:https://mimosafilms.com/drunkennoodles/
★2026年5月1日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国公開.




posted by sakiko at 17:37| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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