2026年04月25日
トゥ・ランド(原題:Where to Land)
監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー
撮影:サラ・コーリー
出演:ビル・セイジ(ジョー・フルトン)、キム・タフ(ミュリエル)、ケイトリン・スパークス(ヴェリニカ)、ロバート・ジョン・バーク (レナード)、イーディ・ファルコ(クララ)
58歳の映画監督ジョー・フルトンは、かつてロマコメ映画で人気を博したが、最近は休業状態。近所の墓地の管理人の仕事に応募する。なぜこの仕事を?といぶかる管理人のジョーに、「屋外で身体を動かす仕事をしようと思って」と答える。さらに弁護士のすすめに従って、遺言書の作成も始めた。何を誰に残すか、有形無形の資産の行く先を決めねばならないと言われる。妻と離婚してモノは減ったはずなのに、まだこんなにと愕然とする。
今の恋人はTVのヒーローもので人気のあるミュリエル。なんだか様子が違うと不審に思われてしまった。姪のヴェロニカも病院からの通知やジョーの態度に「病気で余命わずかでは?」と誤解してしまう。
60歳前後で時間があれば「終活」くらい考えても普通では?と思うのですが、これは監督自身の体験だったのでしょうか? ここでは周りの憶測が憶測を呼んで、友人知人たちがわらわらとジョーの元に集まってきます。心配してくれる人がこんなにいるって幸せではありませんか。
ハル・ハートリー監督は、90年代インディーズ映画の伝説的な作り手のようです。そのころは香港をはじめとしたアジア映画にはまっていたので、1本も見たことがありませんでした。今回ユーロスペースで2週間限定で初期からの作品を上映しており、これが最新作。もっと早くにご紹介するんでした。ちょっと違う方向から切り取られた題材を深刻すぎず軽すぎずまとめていて、観終わって何かあったかいものが残る作品でした。(白)
2025年/アメリカ/カラー/75分
配給:ポッシブルフィルムズ
配給協力:ユーロスペース、Gucchi's Free School
©Hal Hartley / Possible Films, LLC
https://toland-movie.com/
★2026年4月25日(土)ユーロスペースほか全国ロードショー
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