2026年04月12日
五月の雨
監督:冨田玲央
脚本:藤平久子
撮影:井手口大騎ダグラス 豊島潤子
音効:金田智子
ナレーション:中沢有美子
出演:安川まり(長谷川香織)、巴山祐樹(長谷川直樹)、楠田悠人(天音・小学生)、酒井禅功(天音・中学生)
長谷川香織は夫直樹と息子天音(あまね)の3人家族。直樹は物言いは丁寧だが、専業主婦の香織に些細なミスがあると執拗に理由を説明させる。自分の思った通り、言うとおりにならないと機嫌が悪くなり、謝っても「謝罪してほしいわけじゃない」と突っぱねる。しかも自分がしていることが精神的暴力だと気づいていない。香織はついに耐えかね、息子を連れて、家を出る。弁護士に助けを求め離婚調停をすることになった。双方の主張が食い違い、成立まで3年もかかった。夫が強硬に「共同親権」を主張し、離婚の条件と言われて香織は受け入れてしまう。それが離婚後も夫の精神的支配が続く原因になった。
離婚調停で「共同親権」を受け入れるまでをドラマで再現。夫の言い分を聞いているとなんだかゾワゾワします。四六時中これでは病んでしまいます。離婚調停に携わる人はみな、そんなに家庭円満で、問題ひとつないのでしょうか? 職務上公平な判断が必要とは思いますが、あまりにもわかってもらえないのに驚きました。
後半は外国の当事者の離婚後に起きた元夫による凄惨な事件が紹介されます。共同親権が元で起きた殺人事件でした。日本のDV被害者の「夫の暴力は自分のせい」と当初思っていたこと、これはDVと気づくのに時間がかかったことなど具体的でした。国会前で「共同親権いらない!」という反対の声が上がっているシーンがありますが、過半数の賛成で改正民法法案は成立しました(2026年4月1日より施行)。
(白)
2025年/日本/カラー/74分
配給:ちょっと待って共同親権ネットワーク「五月の雨」製作委員会
(C)ちょっと待って共同親権ネットワーク「五月の雨」製作委員会
https://maydayrain.com/
★2026年4月11日(土)全国ロードショー
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