2026年04月12日

ギィ・ジル監督初期二作品『海辺の恋』『オー・パン・クペ』

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©1965 Films Galilée ©1968 Machafilm

“忘れ去られたヌーヴェルヴァーグの名匠”ギィ・ジル監督の初期二作品が日本公開されます。
1980年代末、病に倒れエイズを発症し、1996年2月3日に57歳で逝去したギィ・ジル。生前はほとんど知られることのなかった監督ですが、2000年代以降、ラ・ロシェル映画祭やルサス映画祭、シネマテーク・フランセーズなどで回顧上映が相次ぎ、再評価の機運が高まりました。

60年代のフランスから届いた、あまりにも美しい恋と別れ────。
消えゆく青春と儚い愛を、静謐で詩的な映像に刻み込んだ2作品

長編デビュー作『海辺の恋』と、そして第2作『オー・パン・クペ』

配給:クレプスキュール フィルム
公式サイト:https://guy.crepuscule-films.com/
★2026年4月18日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開


海辺の恋 原題:L’Amour à la mer 
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© 1965 Films Galilée
監督・脚本:ギィ・ジル
出演:ダニエル・ムースマン、ジュヌヴィエーヴ・テニエ、ギィ・ジル、ジュリエット・グレコ、アラン・ドロン、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=ピエール・レオ 

夏は二人を結びつけ、秋は二人を隔てる・・・

夏の海辺で愛を確かめ合うジュヌヴィエーヴと水兵ダニエル。
しかしヴァカンスが終われば、彼は港町ブレストへ、彼女はパリへと戻らなければならない。夏の陽射しを浴びたカラフルな想い出が離れがたく、二人は再会を願って手紙を綴り続ける。
そこに、アルジェリア戦争から帰還したもう一人の水兵ギィが加わり、三人の想いは静かに交錯していく。

監督自身が、ダニエルの友人「ギィ」として登場します。ダニエルにとって、兵役仲間であるだけでなく、ただ一人、心を許せる友。海辺で出会って恋に落ちたジュヌヴィエーヴよりも、もしかしたら大事な存在。一方のジュヌヴィエーヴは、ダニエルが人生のすべてと思っている恋する乙女。この微妙な心のすれ違いが、美しい映像で描かれていて切ないです。(咲)

ロカルノ国際映画祭批評家賞受賞作品

1964年/フランス/フランス語/モノクロ・カラー/73分/DCP
日本語字幕:上條葉月 
配給:クレプスキュール フィルム
公式サイト:https://guy.crepuscule-films.com/
★2026年4月18日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開



オー・パン・クぺ  原題:Au pan coupé
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(C)1968 Machafilm
監督・脚本:ギィ・ジル
出演: マーシャ・メリル、パトリック・ジョアネ、バーナード・ヴァーリー、フレデリック・ディティス、リリ・ボンタン  

時が止まったカフェに、愛の残響だけが揺れる ────

ジャンヌは、彼女のもとを去った恋人ジャンを思い返しながら、今も彼の記憶と共に過ごしている。
いつも待ち合わせをしたカフェ、オー・パン・クぺに佇むジャンヌ。
実は、ジャンが亡くなっていることをジャンヌは知らない・・・

ジャンに恋したジャンヌ。でも、ジャンは、15歳の時、少年院に入れられたあと更生施設で過ごした経験があって、「君にふさわしくない」とつぶやきます。幸せな時から逃げ出してしまったジャン。ジャンヌの父は、ジャンが亡くなったことを知ってしまうのですが、ジャンヌには言えないでいます。この父から、ジャンヌはきちんとした家で育ったお嬢様と推察。
モノクロで現在が綴られる中、ジャンと過ごした幸せな時間はカラーで描かれます。『海辺の恋』と同じく、とても切ない物語でした。(咲)

1967年/フランス/フランス語/モノクロ・カラー/68分/DCP
日本語字幕:坂本安美 
配給:クレプスキュール フィルム
公式サイト:https://guy.crepuscule-films.com/
★2026年4月18日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開


posted by sakiko at 13:49| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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