2026年04月05日
マダム・ソワ・セヴェンヌ
監督:佐藤広一
プロデューサー:細尾真生 髙橋卓也
音楽:小関佳宏
ナレーション:坂東玉三郎
出演:下山菊夫、ミッシェル・コスタ、高松秀徒、リシャール・コラス、田茂井勇人
ロココ時代、かのマリー・アントワネットも愛してとされる伝説の絹〈セヴェンヌ〉。純白で光沢があり、しかも軽くて強い。世界一の絹。
フランスの養蚕農家にカイコの病気が蔓延し、いつしか幻の絹となってしまった。ところが病気になる前のカイコが日本で大切に育てられていた。日仏の養蚕家、製糸、織物、染色家…絹に関わる多くの人が現代に蘇らせようと取り組む。300年の時をこえて、美しく蘇ったセヴェンヌで作られた豪奢なドレスも登場する。
佐藤広一監督は『紅花の守人 いのちを染める』(2023)で、紅花を朝早く摘み、気の遠くなるような作業を経て美しい色に染められ、製品になるまでを丁寧なドキュメンタリーで見せてくれました。今回は染める生地のほう、絹に焦点をあてています。日本はかつて最高品質の絹を作っていました。生活様式がかわるにつれ、安価な合成繊維が台頭します。高級な絹が使われる機会は減っていきました。絹は着物や衣服に仕立てられるだけではありません。こんなところにも、と発見もありました。
歌舞伎や能など日本の伝統芸能の衣装は絹できています。絹文化に造詣の深い坂東玉三郎さんがナレーションを務め(監督がぜひにとお願いしたとか)、舞台のセリフとはまた違うおちついた優しい声に癒されます。(白)
2025年/日本、フランス/カラー/87分
配給:シネスコ
https://madame-cevennes.com/
★2026年4月4日(土)ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー
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