(C)Les Films du Fleuve - Archipel 35 - The Reunion - France 2 Cinéma - Be Tv & Orange
- Proximus - RTBF (Télévision belge) / Photo(C)Christine Plenus
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演: バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
ダルデンヌ兄弟新境地にして真骨頂!
5人の少女の行く道をあたたかな光で照らし出す――
若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など様々な問題を抱えている。望まぬ妊娠に戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。
押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。
『ロゼッタ』(99)、『ある子供』(05)でカンヌ映画祭の最高賞パルムドール受賞して以降、全作品がカンヌのコンペティションに出品され、世界中で100賞以上を獲得してきたベルギーの名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。キャリア35年以上にして、群像劇という新境地に挑んだ本作は、第78回カンヌ映画祭で自身2度目となる脚本賞とエキュメニカル審査員賞のW受賞を果たした。
自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちのまなざしから目が離せない、これまでにない希望に満ち溢れた傑作。
ジェシカは、自分を養子に出した母の顔を知らない。だからこそ、お金もないけど、生まれてくる子は捨てないと決意している。
ぺルラは、エチオピア出身。赤ん坊ノエの父親ロパンが少年院から出所するのを迎えにいく。ロパンは母親に息子が生まれたことを言えないという。
アリアンヌは生まれた子リリに家族を与えたいと養子にだすつもりだ。孫を一緒に育てる気でいる母親と言い合いになる。
ナイマは生まれた娘を養子にだすつもりだったが、この施設で一人親は恥じゃないと教えられたと、娘との二人暮らしを決意する。
ジュリーは、施設のスタッフやパートナーのディランに支えられ、なんとか赤ちゃんを育て始めたが、2年断っていた薬に手をだしてしまい病院に運ばれる・・・
若い母親を支援する施設で共同生活を送る5人の少女たち。それぞれ事情は違うけれど、若くして母親になった彼女たちの生きていく覚悟のようなものを感じさせられました。お腹を痛めて産んだ子だからこそ、母親に原動力を与えてくれるのでしょうか。子どもを産んだことも、子を持つ気もなかった私には実感できないことです。それを男性である監督たちが描いたというのが凄いことかも。(咲)
第78回カンヌ国際映画祭 脚本賞・エキュメニカル審査員賞W受賞‼
第98回アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞ベルギー代表作品
2025/ベルギー=フランス/104分
日本語字幕:横井和子
配給:ビターズ・エンド
公式サイト:https://www.bitters.co.jp/youngmothers/
★2026年3月27日(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


