ホン・サンス監督デビュー30周年記念「月刊ホン・サンス」 第5弾
脚本・監督・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
出演:ハ・ソングク((『旅人の必需品』)、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、カン・ソイ、パク・ミソ
30代の詩人のドンファは、3年近く交際している恋人ジュニを家まで送る。大きな家に驚き、外から眺めていると、ちょうど彼女の父が帰ってきて、流れで彼女の両親と一日を過ごすことになる。初めて会う彼女の両親や姉とのぎこちない夕食の席、ドンファは緊張から酒が進み、やがて険悪な空気が漂いはじめる・・・
森に囲まれた大きな家は、ジュニの父が身体を悪くした自分の母親に建てたもの。亡くなった母親は敷地内で樹木葬にされています。裏山からの眺めも素晴らしく、こんな自然の中で暮らせたらと羨ましくなります。
結局、ジュニの実家に泊まることになってしまったドンファ。夜、月を眺めに山にのぼります。詩が自然に思い浮かびそうな環境です。
一方、初めて娘の付き合う男に会った両親は、2人で品定め。実際にご夫婦であるクォン・ヘヒョとチョ・ユニは、実生活でもこんな風に過ごしているのかなと思わせてくれます。
クォン・ヘヒョが、その夫婦の会話の場面でギターを弾き語りするのですが、2024年6月に来日された折、トークイベントで照れながら、「上を向いて歩こう」を弾き語りしてくださったのを思い出しました。
映画『WALK UP』主演クォン・ヘヒョ登壇トークイベント報告 (咲)
『旅人の必需品』でイザベル・ユペール演じる主人公のボーイフレンド役だったハ・ソングクが、今回、初めて主人公に抜擢されたのですが、高名な弁護士の父を持ち、呑気な詩人生活を送っている、なんとなく頼りない青年を体現しています。
初対面で、車が気に入ったと試乗してしまう父を演じたクォン・ヘヒョの存在感に圧倒されて、ちょっと影が薄くみえました。 (咲)
2025年/韓国/韓国語/108分/カラー/ステレオ/16:9
字幕:大塚毅彦
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:https://mimosafilms.com/gekkan-hongsangsoo/
★2026年3月21日(土)より、ユーロスペースほかにて全国順次公開
★別冊ホン・サンス 『正しい日 間違えた日』 3/21(土)~3/27(金)


