2026年03月12日

カミング・ホーム(原題:Jules)

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監督:マーク・タートルトーブ
脚本:ギャビン・ステゥラー
出演:ベン・キングズレー(ミルトン)、ゾーイ・ウィンターズ(デニス)、ハリエット・サンソム・ハリス(サンディー)、ジェーン・カーティン(ジョイス)

ペンシルベニア州西部の小さな町。79歳のミルトンは一人暮らし。最近は認知症を娘に心配されているが、頑として受け入れない。ある夜、正体不明の飛行物体がミルトンの庭に墜落した。ミルトンの日常はそれから変わっていく。誰に言っても相手にされない中、同年代の隣人サンディとジョイスとの3人だけが秘密を共有することになった。それぞれの孤独を抱えていた3人は、忘れかけていた人生を取り戻していく。

マーク・タートルトーブ監督は『リトル・ミス・サンシャイン』(06)『ラビング 愛という名前のふたり』(16)等、数々のアカデミー賞ノミネート作品をプロデュースしています。前者は東京国際映画祭でも上映され、監督賞、主演女優賞(アビゲイル・ブレスリンでした!)に観客賞を受賞しました。後者は異人種間の結婚が違法とされ、罰則まであったことを初めて知った作品です。どちらも家族や人の愛情を描いて、登場人物たちはそのための苦労をいといません。観客も良かった!とほっこり、暖かいものを抱いて帰れました。
今回の作品も同じ王道の、それも年齢を重ねた人にはしみじみ共感できるものです。観る前には書いてはいけないのか?もう一人重要な登場人物が、頑ななミルトンを変えることになります。誰もが年を取りますが、現れ方が様々です。ミルトン、サンディー、ジョイスの3人は同じ町にいても付き合うことがなかったのに、後半同じ秘密を抱えた仲間になります。これはこの先も続くのねとこちらも安心。若い人にはまだ先ですが、必ずやってくる老後の不安や孤独、何が必要かをちょっと理解できるはず。(白)


2025年/アメリカ/カラー/87分
配給:NAKACHIKA PICTURES
(C)2022 Apple Slice Productions LLC All Rights Reserved.

★2026年3月20日(金)全国ロードショー
posted by shiraishi at 00:08| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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