2025年08月17日
パルテノペ ナポリの宝石 原題:PARTHENOPE
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:セレステ・ダッラ・ポルタ、ステファニア・サンドレッリ、ゲイリー・オールドマン、シルヴィオ・オルランド、ルイーザ・ラニエリ、ペッペ・ランツェッタ、イザベラ・フェラーリ
1950年、南イタリア・ナポリで生まれた女の子の赤ちゃんは、“パルテノペ”と名付けられる。ギリシャ神話の人魚で、ナポリの街を意味する名前だ。風光明媚な海辺の邸宅で、兄ライモンドと、家政婦の息子サンドリーノと共に、戯れながら育ったパルテノペは、1968年、人類学をなぶ大学生になり、眩いばかりの美しい女性となっていた。ある夏の日、深い絆で結ばれていた兄が自ら命を絶ってしまう。悲しみに暮れながら、人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先にたどり着いたのは・・・
金持ちの青年から誘われても、なびかないパルペノペ。それは兄の存在があったからかもしれません。その兄が亡くなり、絶望の淵に立つパルペノペ。卒論のテーマを「自殺の人類学」にしたいと教授に相談しますが、自殺論は無益と、ほかのテーマを勧められます。女優の素質があると声がかかるほどの美貌のパルテノペでしたが、研究の道をまい進。教授からは2年でナポリに戻れると言われ、イタリア北部の町トレントの大学に赴きます。
2023年、ナポリの海辺に佇むパルペノペ。73歳になった彼女の胸に、どんな思いが宿っているのかと、ふと、自分の人生を重ねました。時の経つのは、ほんとに早い! 若い方には、悔いなく思うままに生きてほしいと願います。
人生を豊かにしてくれるのは、様々な人との出会い。このパルペノペの物語では、人類学のマロッタ教授とその息子、愛読していた作家ジョン・チーヴァー、マフィアのロベルト、女たらしのテゾローネ枢機卿などが印象に残りました。
そして何より素晴らしいのが、ナポリの町の風景。ナポリというと、清掃業者のストが長く続いて、ゴミに溢れた町のイメージが強かったのですが、ナポリは海辺の素敵な町なのだと思い出させてくれました。(咲)
2024年/イタリア、フランス/137分/カラー/ドルビーデジタル/シネスコ/R15+
字幕翻訳:岡本太郎
配給:ギャガ
後援:イタリア文化会館
公式サイト:https://gaga.ne.jp/parthenope/
★2025年8月22日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー
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