2021年10月22日

ビルド・ア・ガール(原題:How to Build a Girl)

thumbnail_『ビルド・ア・ガール』ポスター.jpg

監督:コーキー・ギェドロイツ
原作・脚本:キャトリン・モラン
出演:ビーニー・フェルドスタイン(ジョアンナ・モリガン)、パディ・コンシダイン(パット・モリガン)、サラ・ソルマーニ(アンジー・モリガン)、アルフィー・アレン(ジョン・カイト)、ローリー・キナストン(クリッシー・モリガン)、エマ・トンプソン(アマンダ・ワトソン)

1993年、イギリス郊外。16歳の女子高生ジョアンナは、貧しくも優しい両親や兄弟の家族7人で暮らしている。文才や想像力にたけ、あふれる表現欲求や自己実現を持てあますジョアンナは、学校では冴えない子扱い。定番のヒロインと自分は全然違うよねと納得しつつも、悶々とした日々を送っていた。兄クリッシーの勧めで大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募し、ロンドンへ一人で乗り込む。仕事を手に入れたジョアンナは赤い髪にセクシーなファッションで、“ドリー・ワイルド”へと生まれ変わる。音楽ライターとして人気者となったジョアンナだったが、取材で出会ったロック・スターのジョン・カイトに夢中になってしまい、冷静な記事を書けずに大失敗。編集部の提案で、今度は歯に衣着せぬ毒舌ライターに変身…。

試写を観て女子高生がこんな過激な!と仰天しました。子だくさんの家に育って、自立を願う女子はこのくらい押しが強くないといけないようです。幸いにもジョアンナには才能とガッツがありました。壁のピンナップ写真も彼女を全力応援(笑)。
出版界も音楽業界も男性中心のきつい社会。若い女の子が飛び込めば、セクハラもパワハラにも負けずにつっぱらなければ芽を出せません。ビーニー・フェルドスタインがくじけず諦めず、パワフルに演じて爽快ですが、自分の娘だったら心配でたまりません。ジョアンナが恋するロック歌手は『ゲーム・オブ・スローンズ』のアルフィー・アレン。エマ・トンプソン上司がジョアンナに最高の助言をしてくれます。90年代の音楽シーンに詳しい方はもっと楽しめそうです。
キャトリン・モランの半自伝的小説「女の子をつくる方法」(How To Build a Girl/2014)が原作です。図書館にはキャトリン・モランの著作「女になる方法 ―ロックンロールな13歳のフェミニスト成長記」(2011/日本では2018年青土社より刊行)が1冊だけありました。饒舌な文章で主人公が大人になり、結婚し、子どもを持った30代半ばくらいまでが書かれています。興味のある方はこちらも。(白)


2020年/イギリス/カラー/シネスコ/105分
配給:ポニーキャニオン、フラッグ
(C)Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
https://buildagirl.jp/
★2021年10月22日(金)より公開中
posted by shiraishi at 12:28
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