2021年10月10日

WHOLE/ホール

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監督・編集:川添 ビイラル
脚本:川添 ウスマン
主題歌:「Wouldn't It Be Great」rei brown
出演:サンディー海 川添 ウスマン 伊吹 葵
菊池 明明 尾崎 紅 中山 佳祐 松田 顕生

ハーフの大学生、春樹(サンディー 海)は親に黙って海外の大学を辞め、日本の実家に帰ってくる。「中退してどうするの」とつれない母。生まれ故郷なのに、電車に乗っていても、よそ者を見るような視線を感じてしまう。幼馴染の仁美(伊吹 葵)からクラス会に誘われても、小学校時代の疎外感を思い出して、気が進まない。
ある夜、春樹は鍵がなくて家に入れず、入ったラーメン屋で建設作業員のハーフの青年・誠(川添 ウスマン)と知り合う。母親と二人で暮らす団地の部屋に泊めてもらい、一見ぶっきらぼうな誠が母親に甲斐甲斐しく尽くしている姿をみる。そんな誠から、春樹は英語の手紙を訳してくれと頼まれる。国籍も知らず会ったこともない父親からの手紙だった・・・

神戸で生まれ育ち、日本のパスポートしか持っていない、監督の川添ビイラルと脚本・主演の川添ウスマン兄弟。日本のメディアが伝えるハーフのイメージが特定の偏った人たちを描いていると感じ、日本で普通に暮らすハーフを主人公にした映画を作ることを決意。知り合いの紹介で、同じく日本で生まれ育ったサンディー 海に出会い、春樹役に抜擢。自らのアイデンティティーに戸惑い、自分探しをする姿を繊細に描き出しました。

冒頭、日本に帰ってきた春樹が乗っている電車(ポートライナー)から、六甲山の麓に広がる神戸の町が見えてきて、神戸生まれの私はそれだけで胸がいっぱいに。幼馴染の仁美と会う神社は、なんと、私が住んでいた岡本の家の裏山にある保久良神社でした。
脚本・主演の川添ウスマンさんというお名前。ムスリムに違いないと、川添兄弟のルーツも気になり、インタビューを申し入れました。サンディー 海さんも是非一緒にとのことで、3人にお話を伺ったのですが、ウスマンさんと海さんは終始じゃれあい、楽しいひと時となりました。日本語が上手だねと言われることは、1週間に一度はあるとのこと。そんなハーフならではの体験も盛り込み、ちょっとセレブな春樹と、建設作業員の誠という対照的なハーフの二人の友情を描いた素敵な物語です。(咲)


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『WHOLE/ホール』公開を前に映画にかけた思いを聞く
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/483861021.html

第14回大阪アジアン映画祭 JAPAN CUTS Award受賞
ニューヨーク・JAPAN CUTS 2019 正式出品作品
ソウル国際映画祭2019 正式出品作品

2019年/日本/カラー/44分/16:9/Stereo
配給宣伝:アルミード
公式サイト:https://www.whole-movie.com/
Twitter:@WHOLE_Film21 Facebook: @filmwhole
Instagram: @078firm
★2021年10月15日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにてロードショー




posted by sakiko at 00:16
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