2020年02月23日

スキャンダル   原題:Bombshell

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監督: ジェイ・ローチ
出演: シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ジョン・リスゴー

2016年、アメリカ最大のニュース放送局「FOXニュース」を震撼させた女性キャスターによるセクハラ提訴の実話に基づいた物語。

ベテランキャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)は、2年前に朝のニュースから昼の番組に降格された上に、局から一方的にクビを言い渡される。降格もクビも、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)から迫られた性的関係を拒絶したせいだとして、ロジャーをセクハラ告訴する。
騒然とする局内で、看板番組の人気キャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、大統領候補の一人であるトランプの女性蔑視発言を追及したことで、トランプの執拗な罵倒ツイートに振り回されていた。
一方、スターキャスターを目指す若手のケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、グレッチェンの下で働いていたが、内緒で副社長にお願いし、局で最高視聴率の番組に抜擢されるが、初日から番組トップから否定されてしまう。出世を諦めないケイラはCEOのロジャーに直談判するが、彼の返事は「服を持ち上げ、脚を見せろ」だった・・・

グレッチェン・カールソンのセクハラ提訴という一大スキャンダル劇は、2017年にロジャーが急死し、グレッチェンがFOXニュース側と過去の詳細には口を閉ざすという契約のもと和解。突然幕を閉じたこの事件を風化させてはならないと、脚本家チャールズ・ランドルフ(『マネー・ショート 華麗なる大逆転』でアカデミー賞受賞)が関係者への綿密な取材を重ねてシナリオを書き上げ、プロデューサーとしても活躍する女優シャーリーズ・セロンに届けたことにより製作が実現。
セクハラ、パワハラ、トランプ政権の裏側までも見せるスキャンダル満載の一作。
この事件は、Me Too運動より前に起こったものですが、まさにこれまでに世界の各地で女性が蒙ってきたセクハラ問題の氷山の一角。華やかに見えるテレビの世界だけでなく、どんな業種でも起こってきたこと。Me Too運動のお陰で、男性も自己規制するようになってきたとはいえ、完全に消え去る問題ではなさそうです。
アカデミー賞では、有名女優3人を当事者本人そっくりに仕上げたKazu Hiroさんが注目を集めましたが、映画の内容にもっと注目してほしいところ。(咲)


☆第92回アカデミー賞 メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞:Kazu Hiro(辻一弘)他

2019年/カナダ・アメリカ/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/109分
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/scandal
★2020年2月21日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー




posted by sakiko at 16:48
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