2019年11月09日

パパとムスメの 7 日間(原題:Hon Papa Da Con Gai/Daddy Issue)

papaposter.jpg

監督:落合賢(おちあい・けん/『太秦ライムライト』『サイゴン・ボディガード』)
脚本:マイケル・タイ
原作:五十嵐貴久著「パパとムスメの 7 日間」(幻冬舎文庫)
製作:チャーリー・グエン、落合賢
出演:タイ・ホア(ハイ)、ケイティ・グエン(チャウ)、トラン・ヒー、ギア・グエン、ヴァン・チャン、ホン・ヴァン、フイ・カーン、タン・ロック

化粧品会社に勤めるハイは妻を早く亡くして高校生の一人娘チャウと二人暮らし。ハイは徹夜でゲームをして出勤するようなパパだけれど、チャウはママに似て、美しくしっかりもののムスメに成長した。パパはママを忘れられない気まじめなムスメが気がかり、ムスメは遊んでばかりのパパの面倒を見るのに嫌気がさしている。海外留学の承諾書もまだ見せずにいた。
ある晩事故に遭った二人は自分たちの身体が入れ替わっているのに仰天、どうやっても元に戻らない。次の日から、パパとムスメはそれぞれの会社と学校へ行き役割を演じることになった。パパは大事なプレゼンがあり、ムスメは絶対に受かりたい校内オーディションがある。中身の違う二人は無事切り抜けられるのか?

thumbnail_PapaMusu_Picture_00.jpg

thumbnail_PapaMusu_Picture_17.jpg

五十嵐貴久氏の同名小説が原作。日本で2007年にテレビドラマ化(舘ひろし、新垣結衣)、韓国で2017年に映画化(ユン・ジェムン、チョン・ソミン)されています。
このベトナム版と日本版が違うのは、母が亡くなって父と娘の間に溝ができてしまっていること。独身パパに言い寄る女性も出てきます。
芸達者なタイ・ホア演じるパパは仕事はできるようですが、子どもっぽいところが残ったまま。その分ムスメが大人にならねばならず、不満の種を作っています。そんな二人が入れ替わったことで、お互いの立場や気持ちを理解していく家族の物語になっています。日本版よりコメディ要素が大きく、ふり幅のある役をやりとげたタイ・ホアとケイティ・グエンに拍手♪ 真っ白のアオザイの制服姿がものすごく可愛い!!

男女入れ替わりの話は、大林宣彦監督『転校生』(1982/小林聡美、尾美としのり)、新海誠監督のアニメーション『君の名は。』(2016/声:神木隆之介 上白石萌音)などがあり、いずれも最初の驚愕からドタバタ必至の対処が面白いです。入れ替わりと元に戻るきっかけはそれぞれ違いますが、このベトナム版が一番危険かも。落合賢監督も日本人役で出演していますので、お確かめください。(白)


登場人物の衣装や家の装飾などの色調がポップで、私のベトナム映画に対するイメージがこの作品を見て、がらりと変わった。邦画でも言えるが、実際にこういう生活をしている人は多くはないと思うものの、見ていて楽しい気分になる。
その中で、父の娘への思い、娘の父への不満などはとてもリアルだ。体が入れ替わることで互いの気持ちを知り、自分の間違った思い込みにも気づく。作品を通じて、見ているこちらまで親への不満や子どもへの期待を振り返り、自分の思い込みがあったことを教えてもらった。
しかし、男がいつまで経っても子どもっぽいのは日本だけじゃないのねと苦笑いをしてしまう。(堀)


2018年/ベトナム/カラー/シネスコ/117分
配給:AMG エンタテインメント
(C)チャンフンフィルムス
http://www.cinemart.co.jp/article/blog/20190930002658.html
★2019年11月17日(日)よりシネマート新宿にて公開

~ご注意ください~
『パパとムスメの7日間』のむコレ上映日
シネマート新宿:11/17(日)、21(木)、12/18(水)、23(月)、27(金)~31(火)、1/2(木)
現在確定している上映時間:
● 11/17(日)16:25 ※終了後に監督トーク
● 11/21(木)20:50

シネマート心斎橋:11/20(水)、12/3(火)、12/20(金) 、12/23(月)、1/8(水)、1/17(木) 、1/23(水)
現在確定している上映時間:
● 11/20(水)14:15~上映 
posted by shiraishi at 10:18
"パパとムスメの 7 日間(原題:Hon Papa Da Con Gai/Daddy Issue)"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: