2019年08月11日

熱帯魚   原題:熱蔕魚 英題: Tropical Fish

nettaigyo.jpg

監督・脚本:チェン・ユーシュン(陳玉勲)
エグゼクティブ・プロデューサー:ワン・トン(王童)
撮影:リャオ・ベンロン(廖本榕)
主演:リン・ジャーホン(林嘉宏)、シー・チンルン(席敬倫)、リン・チェンシェン(林正盛)、ウェン・イン(文英)

高校受験を控えたツーチャンは、夢見がちな少年。片思いの相手に渡すことのないラブレターを書いたり、物語の世界に逃避したりして勉強には熱が入らない。
ある日、ニュースで見た誘拐事件の被害少年が犯人らしき男と一緒にいるのを見かけ、助けようとするが、自分も誘拐されてしまう。主犯の男が二人を手下の優しい男アケンに預けて身代金を取りに行く途中、交通事故で死んでしまう。途方に暮れたアケンは、二人を連れて祖母や弟妹が暮らす東石漁港に行き、身代金奪取作戦を練る。加熱するテレビ報道で、ツーチャンが受験生と知ったアケンは妹の教科書や参考書を差し出し、勉強できる環境を整えて励ます。
入試を数日後に控えた頃、脅迫電話を逆探知され、警察の捜査が東石漁港にも迫ったことを知り、アケンはツーチャンたちを船に乗せて沖に逃げる・・・

テレビ報道が、ツーチャンが入試に参加できるのかどうかとヒートアップしている中、当のツーチャンは、誘拐されていることも、受験を控えていることも忘れて、のどかな東石漁港での日々を謳歌している風なのが楽しい。人生で、何が大切なのかを、ちょっぴり考えさせてくれる一作。時を経て観て、懐かしさもいっぱい♪(咲)

約20年ぶりに見た本作。細かいところは忘れていて、こんなだったっけ?と思いながら懐かしく観ました。間の抜けた誘拐犯と、誘拐されたようには思えない子供たちの姿。そして田舎に行ってはローカル色いっぱいの登場人物がユニークで、とてものどかな雰囲気とスローな生活が心和ませてくれました。
それにしても誘拐犯役を林正盛監督が演じていたとは。すっかり忘れていました。とぼけた感じがとてもいい。この人が映画監督とは思えないですよね(笑)。陳玉勲監督、最近はどんな映画を作っているのでしょう。またぜひ観たいです。林正盛監督の作品も(暁)。


チェン・ユーシュン監督が1995年に発表した長編デビュー作。
日本での公開を前に1996年12月に行ったチェン・ユーシュン監督インタビュー(シネマジャーナル40号掲載)をリニューアルして転載しています。ぜひご一読ください。
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/468743078.html

第48回ロカルノ国際映画祭青豹賞・国際批評家連盟賞
第32回金馬奨最優秀脚本賞・最優秀助演女優賞
1995年モンペリエ映画祭 ゴールデンパンダ賞

1995年製作/108分/台湾
配給:オリオフィルムズ、竹書房
公式サイト:https://nettai-gogo.com/
日本初公開:1997年4月5日
★2019年 8月17日(土)より新宿K’s cinema 他全国順次公開



posted by sakiko at 16:44
"熱帯魚   原題:熱蔕魚 英題: Tropical Fish"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: