2021年07月11日

少年の君 原題:少年的你 英題:BETTER DAYS

劇場公開 2021年7月16日
新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー

(C)2019 Shooting Pictures Ltd., China (Shenzhen) Wit Media. Co., Ltd., Tianjin XIRON Entertainment Co., Ltd., We Pictures Ltd., Kashi J.Q. Culture and Media Company Limited, The Alliance of Gods Pictures (Tianjin) Co., Ltd., Shanghai Alibaba Pictures Co., Ltd., Tianjin Maoyan Weying Media Co., Ltd., Lianray Pictures, Local Entertainment, Yunyan Pictures, Beijing Jin Yi Jia Yi Film Distribution Co., Ltd., Dadi Century (Beijing) Co., Ltd., Zhejiang Hengdian Films Co., Ltd., Fat Kids Production, Goodfellas Pictures Limited. ALL Rights reserved.

ただ明日を信じて生きる孤独な少女と、今日を生き抜く事で精一杯の不良少年。
孤独な魂が惹かれあった先にあるのは、美しい奇跡か、残酷な現実か。


スタッフ・キャスト
監督:曾國祥(デレク・ツァン)
脚本:林詠琛(ラム・ウィンサム)、李媛(リー・ユアン)、許伊萌(シュー・イーメン)
撮影:余靜萍(ユー・ジンピン)
字幕翻訳:島根磯美
キャスト
陳念(チェン・ニェン):周冬雨(チョウ・ドンユィ)
小北(シャオベイ):易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)
尹昉(イン・ファン)
黃覺(ホアン・ジュエ)
吳越(ウー・ユエ)
周也(チョウ・イエ)

中国内陸部の進学校を舞台に、苛烈な受験戦争、壮絶ないじめ、生活苦などの社会問題を描いた作品でありながらサスペンスの要素も。実際の生活の中で出会うことはほとんどないような出会い、二人が心を通わせるまでの物語が胸を打つ。
優等生のチェン・ニェン(チョウ・ドンユィ)は難関大学に合格して北京に行けば人生を変えることができると信じ、毎日懸命に勉強している。全国統一試験(高考」まであと数ヶ月となり、生徒たちは受験勉強に励む。そんな中、彼女は3人の女子生徒からいじめられるようになってしまった。ある日、不良少年シャオベイ(イー・ヤンチェンシー)と知り合い、寂しい思いを抱え生きる者同士、孤独な心を通わせるようになった。高考まで一ヶ月、いじめはますますエスカレートしてゆく。放課後、ニェンを待ち伏せするようになり、危険を感じたニェンはシャオベイにボディーガードを頼む。その後がミステリー調になっていて驚きの展開。中国での過酷な大学受験競争と、陰湿ないじめ、そして格差社会の実態が描かれる。

中国では250億円近い興行収入を叩き出す大ヒットに。青春映画ジャンルとしてみれば歴代1位の記録を樹立した。また香港電影金像奨では作品賞・監督賞・主演女優賞を含む8冠を達成したほか、これまで50以上の映画賞を獲得。第93回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされ、世界中から評価された。2020年の大阪アジアン映画祭では観客賞を受賞。
チェン・ニェン役は『サンザシの樹の下で』(10)、『ソウルメイト/七月と安生』(16)のチョウ・ドンユイ。中国河北省生まれ。シャオベイ役は中国の3人組のボーイズ・グループTFBOYSメンバー、イー・ヤンチェンシー。2005年に子役として芸能界入り、2013年からTFBOYSのメンバーとして活動。2018年には中央戯劇学院に入学。中国湖南省生まれ。
監督は1979年香港生まれの曾國祥(デレク・ツァン)。香港で俳優として活動を始めたのち監督デビュー。単独監督デビュー作は『ソウルメイト/七月と安生』。父は『インファナル・アフェア』などで知られる俳優・監督の曾志偉(エリック・ツァン)。

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(C)2019 Shooting Pictures Ltd., China (Shenzhen) Wit Media. Co., Ltd., Tianjin XIRON Entertainment Co., Ltd., We Pictures Ltd., Kashi J.Q. Culture and Media Company Limited, The Alliance of Gods Pictures (Tianjin) Co., Ltd., Shanghai Alibaba Pictures Co., Ltd., Tianjin Maoyan Weying Media Co., Ltd., Lianray Pictures, Local Entertainment, Yunyan Pictures, Beijing Jin Yi Jia Yi Film Distribution Co., Ltd., Dadi Century (Beijing) Co., Ltd., Zhejiang Hengdian Films Co., Ltd., Fat Kids Production, Goodfellas Pictures Limited. ALL Rights reserved.


学校でのシーンの中で、机の上に参考書?などを山に積んだ机が出てくるのだけど、クラス中の机がそんな感じで、そんな学校の中の姿というのは、これまで見たことがなく、このシーンだけでも受験戦争の過酷さが伝わってくる。実際もそうなんだろうか。チェン・ニェンの家は母子家庭で、母親は娘を大学に行かせるために出稼ぎに行っていて家にはいない。高校3年でたった一人で暮らしている。そういえば、この設定は前作『ソウルメイト/七月と安生』の主人公安生も同じ。母子家庭で、母親が出稼ぎに行っていて一人暮らしをしている少女だった。中国ではそういうことが地方では多いのだろうか。そして大学に行くことで、そういう生活から逃れられると思って受験勉強に励んでいる。それにしても学校の生徒の多さにはびっくりした。その割には街中では人が少なく感じた。不良少年のシャオベイにしても家族はなく、街の片隅の狭い部屋に住んでいる。孤独な少年少女たちの心の叫びがヒシヒシと伝わってくる。
去年の大阪アジアン映画祭で観た時、このコロナ禍、平日の昼間にも関わらずチケットは売り切れで、皆さんのこの映画に対する期待が伝わってきた。そして期待にたがわず素晴らしい作品だった。それが観客賞につながった。私のとって、去年の大阪アジアン映画祭で観た作品の中で一番印象に残る作品だった。チョウ・ドンユイは、この作品の撮影時28歳くらいだったと思うけど、高校3年生の役が不自然ではなかった。映画祭仲間の飲み会では、その話で持ち切りだった(暁)。


『少年の君』公式HP 
2019年製作/135分/G/中国・香港合作
提供:クロックワークス/楽天TV
配給:クロックワークス
協力:大阪アジアン映画祭


posted by akemi at 16:42| Comment(0) | 中国・香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

新喜劇王 (原題:新喜劇之王)

新宿武蔵野間ほかで公開中 
劇場&公開情報

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©2019 The Star Overseas Limited All Rights Reserved.

監督・脚本・製作:周 星馳(チャウ・シンチー )『喜劇王』『少林サッカー』『人魚姫』
共同監督:邱 禮潯(ハーマン・ヤウ)『イップ・マン 最終章』『イップ・マン 誕生』
音楽:日向大介 『喜劇王』「ロングバケーション」
キャスト
鄂靖文(エ・ジンウェン)俳優志望役
王宝強(ワン・バオチャン)元スター俳優役
張全蛋(チャン・チュエンダン)恋人役

公式HP
2019年/香港・中国/90分/広東語・英語
字幕翻訳:小木曽 三希子
配給:ツイン

笑いと涙の帝王チャウ・シンチーが、すべての夢追い人に贈る

チャウ・シンチーが監督&主演を務め、セシリア・チャンとカレン・モクが競演し、1999年香港興収No.1ヒットを記録した超絶コメディ『喜劇王』が20年の時を経てパワーアップして復活!
主人公を男性から女性に交代し、オリジナル版へのオマージュを捧げ、困難な現実に直面する若者たちに向けて「努力すればきっと夢は叶う」というストレートなメッセージを送る。
主演はシンチーに見出された新星エ・ジンウェン。体当たり演技でコメディエンヌ魂を発揮。変顔やがんこなこだわりを連発するシンチー印演技を発揮。『アイスマン』や『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズの中国の人気俳優ワン・バオチャンが起死回生を狙う元スターに扮し、「白雪姫コスチューム姿」で登場。共に下積み時代にエキストラ経験を持つ二人が、息の合ったハジけぶりで爆笑を誘う。これぞ“チャウ・シンチー・ワールド” そして、『イップ・マン 最終章』『イップ・マン 誕生』のハーマン・ヤウが共同監督を勤めた。

映画女優になる夢を抱くモン(エ・ジンウェン)だが、10年近く万年エキストラのまま。来る仕事は顔も映らない端役や死体の役ばかり。なのに映画理論や役作りの話をするのであきれられる。ある日、プチ整形顔のセットがスタッフの目に止まり、かつてのスター俳優マー(ワン・バオチャン)主演の超大作『白雪姫 血のチャイナタウン』に抜擢された。だがマーは過去の栄光にすがるトラブルメーカーで、演技も性格も最低、最悪だった。落ちぶれ俳優マーと、万年エキストラから脱しようと奮闘するモン。やがて二人のこの出会いが人生を変えていく。
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©2019 The Star Overseas Limited All Rights Reserved.

チャウ・シンチー映画に出てくる人は、わざと変顔だったり、汚れた顔やよれよれの服を着ていたり、いびられていたり、なんか救いのない人たちのオンパレードだったりで笑えない部分もあるし、荒唐無稽な物語だったりで、何これ!という部分もあるんだけど、でも、いつもへこたれない人々を描いていると思う。どんな目にあっても、生きていくというたくましさを描いているのだろう。だから中華圏のヒットメーカーとしての地位を築いてきたのかな。
それにしても、この主演の二人のいじられ方はすごい(笑)。こんなにひどい役にもへこたれずに演じているのにも関心する。でも、あの男っぽいワン・バオチャンが白雪姫のコスチュームで出てきた時には大爆笑してしまった。
彼は本当は少林寺で修行していたこともあるアクション俳優とのことだけど、そういう役を観たことがないので観てみたいもの。ちなみに私は彼の『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズが好きだけど、最新作『僕はチャイナタウンの名探偵3』は、妻夫木聡、三浦友和、長澤まさみも競演し日本で撮影しているとのことなので、きっと日本公開もあるだろうと期待している(暁)。
 
posted by akemi at 05:23| Comment(0) | 中国・香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする