2021年04月18日

台湾巨匠傑作選2021 侯孝賢監督40周年記念 ホウ・シャオシェン大特集

2021年 4月17日(土)〜 6月11日(金)
新宿K's cinema他順次上映 上映スケジュール

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今年の「台湾巨匠傑作選2021」は、2020年に映画監督生活40周年を迎えた侯孝賢監督(ホウ・シャオシェン)の特集上映が行われる。侯孝賢の、監督、主演、プロデュース作品、オリビエ・アサイヤス監督による貴重なドキュメンタリーを含む全22作品が上映される。今回の特集は、同年11月に中華圏映画のアカデミー賞と称される金馬奨の名誉賞(終身成就賞)を受賞したことを記念したもの。また、ホウ・シャオシェン特集のほか、「隠れた名作台湾映画発掘!貴重な未公開映画上映&解説」も開催される。

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侯孝賢が主演した「台北ストーリー」(監督エドワード・ヤン)の劇中衣装を洋服店で物色中のヤンと侯孝賢_写真提供:朱天文

上映されるのは、台湾ニューシネマの誕生と表される『坊やの人形』から、世界の映画人から評価された『風櫃(フンクイ)の少年』『冬冬(トントン)の夏休み』『童年往事 時の流れ』といった初期傑作群。89年にベネチア国際映画祭金獅子賞受賞し、中華圏映画初の世界三大映画祭グランプリ受賞の快挙を成し遂げた大作『悲情城市』は、35ミリフィルムでの上映。

監督デビュー2作目『風が踊る』はデジタルリマスター版での披露となり、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』は4Kデジタルリマスター版で劇場初上映。プロデュース作からは、『One Day いつか』(監督:ホウ・チーラン)を日本初上映、今夏劇場公開予定の『日常対話』(監督:ホアン・フイチェン)を特別上映。

『風が踊る』
『風が踊る[デジタルリマスター版]』メイン_R_R.jpg
(C)1982 Kam Sai (H.K.) Company c 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

『HHH:侯孝賢』
「HHH:侯孝賢」メイン_R_R.jpg
(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

「隠れた名作台湾映画発掘!貴重な未公開映画上映&解説」は、台湾映画コーディネーター・江口洋子さんが選んだ5作品を披露。『大仏+』(監督:ホアン・シンヤオ)、『狂徒』(監督:ホン・ズーシュアン)、『よい子の殺人犯』(監督:ジャン・ジンシェン)、『High Flash 引火点』(監督:ジャン・ジンシェン)、『アリフ・ザ・プリン(セ)ス』(監督:ワン・ユーリン)がラインナップされ、各回上映終了後、江口さんの解説映像を上映する。

『よい子の殺人犯』(最乖巧的殺人犯)
よい子の殺人犯_R.jpg
ⓒ 2019 ANZE PICTURES Co. , Ltd. ALL RIGHTS


『High Flash 引火点』(引爆點)
『High Flash〜引火点』.jpeg
Ⓒ闊世電影股份有限公司

台湾巨匠傑作選2021 侯孝賢監督40周年記念 ホウ・シャオシェン大特集
公式HP 
◆You tube URL

「騒豆花 新宿ミロード店」タイアップ
配給:オリオフィルムズ 提供:竹書房/オリオフィルムズ
配給・宣伝協力:トラヴィス 
協力:竹書房|松竹|ぴあ|熱帯美術館ENGAWA|山形 国際ドキュメンタリー映画祭|アクセスエー|A PEOPLE CINEMA|太秦|ディメンション|華文創股份有限公司|
貴金影業傳媒股份有限公司|時光草莓電影有限公司| 安澤映畫有限公司|闊世電影股份有限公司|蔓菲聯爾創 意製作有限公司|東京国際映画祭|アジアンパラダイス| 台湾映画同好会(順不同)
協賛:騒豆花 新宿ミロード店
後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター

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2021年01月17日

越年 Lovers

劇場公開 2021年1月15日 劇場情報
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©2020 映画「越年」パートナーズ

監督・脚本:郭珍弟(グオ・チェンディ)
プロデューサ::片原朋子 吉村和文 饒紫娟 陳世庸
美術:陳炫劭 遠藤雄一郎  VFX:嚴振欽
照明:譚凱富  衣裳指導:黃中觀 宮本まさ江
サウンドデザイン:羅頌策
編集:陳博文
音楽:トマ・フォゲンヌ
原作:岡本かの子「越年 岡本かの子恋愛小説集」(角川文庫)/「老妓抄」(新潮文庫)

出演 役柄(俳優名)
第1部
シャオラン(ヤオ・アイニン)インシューにビンタされた会社員
インシュー(オスカー・チュウ)シャオランをビンタした元同僚
イエナ(レニー・リー)おせっかいなシャオランの同僚
第2部
佐藤寛一(峯田和伸)太郎の幼なじみ
西村碧(橋本マナミ)太郎の恋人
文月(菜葉菜)斎藤先生の娘
太郎(結城貴史)寛一の幼なじみ
第3部
モーリー(ユー・ペイチェン)
チェンナン(ウー・ホインシュウ)

岡本かの子の小説を元に、日本、台湾、マレ ーシアの年越しの風景を舞台に、恋に不器用な3組の男女がが織りなす3つのオムニバス物語。素直になれない風変わりな恋が描かれる。

第1話 台北。会社の帰り、エレベーターに乗ろうとしたら、いきなり同じ会社の男性インシューにビンタされた女性シャオラン(ヤオ・アイニン)。このシーンから始まる。次の日会社に行ったらインシューは前日でやめていた。おせっかいな同僚の女性イエナにあおられ、インシューが住んでいるという迪化街へ二人で探しに行く。なぜ、いきなりビンタをくらったかわからず、会社に訴えるか仕返しするか、二人はインシューを探し歩く。二人はインシューをみつけられるのか。なぜ彼はシャオランをなぐったのか。

第2話 雪の山形が舞台。東京で暮らす寛一の元に親友の太郎から電話があり、故郷の山形に向かう。山形に久しぶりに帰った寛一は幼なじみで初恋相手の碧と数十年ぶりに再会する。斎藤先生の家に幼なじみが集まり新年会。蔵王に行ったり、碧の実家の西村写真館を訪ねたりするが、太郎とは連絡がつかない。山形弁と山形のおいしいものが出てきて、山形県人でなくても郷愁を感じた。太郎は何のために寛一を山形に呼び出したのか。しかし、肝心の太郎はいない。二人の間の進展はあるのか。

第3話 台湾彰化。亡き母が営んでいた食堂を片付けるモーリー。モーリーは片付けながら幼い頃を思い出していた。店には客がいっぱいいて、料理を客に出すのを手伝っていた。彰化は牡蠣の養殖が盛んで、店の自慢料理は牡蠣そうめん。みんなこれを食べていた。チェンナンがやってきて作業を手伝う。水槽には魚がいる。風が強い場所らしい。そして雨まで降ってきた。雨音や雨漏りの中、二人はたわいもない話をする。モーリーは「ここに長くいるつもりはない。この家を売るつもりだから、水槽の魚たちをお願い」と頼む。チェンナンは「本心なのか?」と聞く。そしてトラックで帰っていくのだが…。

恋なのか、そうでないのか、そんな恋心の目覚めのようなものが描かれる。でも、こんな恋があってもいいと思わせてくれる。年越ししたら新しい人生に出会えるかもしれない。
第一話。私にとっては、去年行った台北の迪化街が出てきてびっくり。新型コロナウイルスの影響で海外旅行が制限される直前に台湾に行き、この問屋街にも行った。以前、ここの朝市にも行ったことがある。乾燥海産物がたくさん並んでいた。そして、第一話の伏線に中国の往年の女優・歌手である白光(パイクァン)の映像やマレーシアにある白光の墓地が出てきた。もしかしたら流れていた曲も白光のものだったのかも。調べてみたけど使われた曲の情報はわからずだった。
第二話の舞台は山形で、このところ続けて行っている山形国際ドキュメンタリー映画祭の時に行く場所や食べ物などが出てきてうれしかった。山形駅前、山形交通のバスセンター、霞城公園、蔵王スキー場地蔵岳山頂 樹氷、玉こんにゃくと稲花(いが)餅などなど。しかもこの稲花餅を食べていた喫茶店は、私も入った喫茶店だった。そこで私も稲花餅を食べた(笑)。もっとも、その時期はそこしかやっている店がなかった。それに、渋谷駅のシーンで岡本かの子の息子である岡本太郎の絵が出てきた。そこも、私がいつも通るところ。
第三話に出てくる彰化は行ったことがない場所だったけど、「牡蠣そうめん」がおいしそうだった。食べてみたい。新型コロナ感染の非常事態で、あちこち出かけられないので、旅気分を楽しみながらこの映画を観た。(暁)。


ちなみに2020年最後に観た映画が『越年 Lovers』でした。その時の感想をシネマジャーナルHP スタッフ日記に書いています。
・2020年最後に観た映画『越年 Lovers』と2021年最初に観た映画『きらめく拍手の音』(暁)
http://cinemajournal.seesaa.net/article/479577610.html

台湾、日本、マレーシアの年越しの風景の中で不器用な3組の男女が織りなす恋物語をオムニバスで綴っています。岡本かの子が80年ほど前に書いた小説「越年」と「家霊」に着想を得た台湾の女性監督・郭珍弟が脚本を書きました。
第1話は男性社員が女性社員を帰りしなに平手打ちすることから話がスタート。好きな子に意地悪をしたくなる男の子心理はいくつになってもかわらないもの? 女性には理解できませんね。
第2話は深々と降り積もる雪景色が美しいのですが、見ている方まで寒くて凍ってしまいそう。ともに山形出身の橋本マナミと峯田和伸が互いに想いあっているのに言葉にできないじれったさをじんわりと魅せてくれます。
第3話は(暁)さんも書いているように牡蠣そうめんが美味しいそう。どうやって作るのか、知りたくなります。(堀)


公式サイト:http://etsunen.com
製作:ジェイアンドケイ・エンタテインメント ダイバーシティメディア
花千樹電影有限公司 現代電影沖印股份有限公司 台北市電影委員會
(財)台北市文化基金會 臺北市文化局 臺北市政府
協力:彰化縣 山形県 山形フィルムコミッション
配給・宣伝:ギグリーボックス
後援:台北駐日経済文化代表処
2019年製作/116分/G/台湾・日本合作 中国語 日本語/シネマスコープ


posted by akemi at 11:57| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月25日

私たちの青春、台湾  原題:我們的青春,在台灣

2020/10/31(土)よりポレポレ東中野他全国順次公開!
劇場情報

私たちの青春台湾/メインビジュアル.jpg
© 7th Day Film All rights reserved 

監督:傅楡(フー・ユー)
製作:洪延儀(ホン・ティンイー)
主題歌:楊彝安(ヤン・イーアン)
出演
陳為廷(チェン・ウェイティン)
蔡博芸(ツァイ・ボーイー)

不安定な台中関係下の台湾で三人の若者は夢見た

台湾ひまわり運動のリーダー、人気ブロガーの中国人留学生。
ドキュメンタリー映画監督がみつけた「私たち」の未来への記録

このドキュメンタリーの主人公は陳為廷(チェン・ウェイティン)と蔡博芸(ツァイ・ボーイー)。
陳為廷は1990年、台湾の苗栗県生まれ。中国政府の脅威に直面したことで、台湾の主権を守りたいと考え、仲間と共に反政府運動を行う学生運動に参加し、2014年に起こったひまわり運動では林飛帆と共にリーダーを務めた。ひまわり運動は23日間に及ぶ立法院を(台湾の国会に相当)占拠。統率が取れた組織力、世界に向けたメディア戦略などで「成功」をおさめたといわれている。しかしカメラは理想の「民主主義」の困難さに直面し多くの課題があったことを映し出した。
蔡博芸は1992年中国湖州生まれ。台湾の大学が2011年、大陸の学生に開放され、留学生第一期生として台湾の大学に留学する。高校生の時に自由や民主主義に興味をもち、台湾に来て、巻き起こっていた社会運動に共鳴し参加することになる。彼女のブログ「我在台湾・我正青春」(台湾で過ごす青春)は話題となり、10万人以上のフォロワーを持つ人気ブロガーになった。台湾の社会運動に参加し、民主主義について積極的に発信する異色の中国人留学生。
二人の姿は社会運動を通し“民主主義”を実現し、未来を切りひらいていく輝きに満ち溢れていた。傅楡監督は二人と出会い、彼らの姿をカメラで記録してゆく。しかし結果的にひまわり運動は、その後、失速していく。それは監督が求めていた未来ではなかったが、その失意は監督自身が自己と向き合うきっかけとなった。

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左、蔡博芸 右、陳為廷
© 7th Day Film All rights reserved 

蔡英文総統の再選、女性議員がアジアトップ水準の4割、アジア初の同性婚法制化、優れた新型コロナ対策など、世界で注目される台湾。
2014年のひまわり学生運動に至る道は突然起こったのではなく、1987年の戒厳令解除の以前からある市民運動、学生運動などの流れがあってのこと。歴史を変え理想の民主主義を目指した人たちに出会い、監督は記録を始めたが、社会を変えていくことの難しさ、悩み、もがく若者たちの青春を捕らえた。台湾のひまわり運動、香港の雨傘運動を記録したドキュメンタリーはたくさんありますが、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された作品を参考までに下記に記しています(暁)。


恥ずかしながら台湾のひまわり運動について、この作品を見るまでまったく知りませんでした。2014年、香港の雨傘運動、日本のSEALDsとともにアジアで盛り上がった学生運動1つであり、23日間に及ぶ立法院(日本における国会に相当)占拠や統率の取れた組織力、全世界に向けたメディア戦略などで稀に見る成功を収めた学生運動と言われているそうです。
立法院占拠のきっかけになったのは、国民党による「サービス貿易協定」強行採決で、この内容についてはよく分からかったものの、若者たちが自分たちの未来のために何を考え、どう行動したのかは伝わってきます。まだまだ世の中、捨てたもんじゃないと思った一方で、占拠した立法院内で今後の方向性を決めるのは、一部のリーダーたちによる密室での会議というのはいかがなものか。全員で話し合うのは難しいけれど、選ばれた人しか入れない密室での会議では彼らが否定した政治の仕組みを変わらない。民主主義って言葉を掲げるのは簡単ですが、それを本当に行うのは難しいのですね。
ドキュメンタリー映画のいいところは、知らなかったことを学び、考える機会になることだとこの作品で改めて実感しました。(堀)


公式HP
2017年製作/116分/G/台湾
配給:太秦

参考作品(暁)
●山形国際ドキュメンタリー映画祭2015で上映されたもの
『太陽花(ひまわり)占拠』 原題:太陽、不遠
英題:Sunflower Occupation
監督:太陽花運動映像記録プロジェクト[傅榆(フー・ユィ)、王佩芬(ワン・ペイフェン)、陳育青(チェン・ユィチン)、蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)、蔡静茹(ツァイ・チンルー)、黃兆徽(ホアン・チャオフイ)、李家驊(リー・ジアホア)、李惠仁(リ・ホイレン)、周世倫(チョウ・シィルン)]
台湾/2014/中国語/カラー/Blu-ray/120分
多くの独立系映像制作者が参加し台湾立法院占拠を様々な角度から捕らえたもの。傅榆(フー・ユィ)監督も参加している。
https://www.yidff.jp/2015/cat041/15c062.html

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 上映会場で 前列右から5人目が傅榆監督?


『革命まで』 原題:幾乎是,革命
英題:Almost a Revolution
香港/2015/広東語/カラー/Blu-ray/174分
監督・脚本:郭達俊(クォック・タッチュン)、江瓊珠(コン・キンチュー)
撮影、編集、録音、提供:郭達俊
雨傘革命を記録したドキュメンタリー。
https://www.yidff.jp/2015/cat041/15c061.html

*シネマジャーナルHP 特別記事『革命まで』
郭達俊監督&江瓊珠監督インタビュー記事
http://www.cinemajournal.net/special/2016/kakumeimade/index.html

●山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で上映されたもの
『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』
(山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で上映後、日本公開)
香港/2016/広東語/カラー/Blu-ray/128分
監督、撮影:陳梓桓(チャン・ジーウン)
雨傘革命を記録したドキュメンタリー。
https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c046.html

*シネマジャーナルHP 特別記事
『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』陳梓桓監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2017/yellowing/index.html
posted by akemi at 10:32| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月27日

台湾巨匠傑作選2020

台湾巨匠傑作選2020
『バナナパラダイス』は劇場初公開
9月19日(土)~11月13日(金)新宿K's cinemaで開催
公式HP
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4月開催が延期となっていた「台湾巨匠傑作選2020」が、新宿K's cinemaで9月19日(土)~11月13日(金)に開催されます。
今年5回目を迎え、台湾ニューシネマの原点から最近作まで台湾映画の魅力を伝える企画、今回は、本邦劇場初公開となる台湾映画界の王童(ワン・トン)監督の『バナナパラダイス』の他、 楊德昌(エドワード・ヤン)監督、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督、陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督、林書宇(トム・リン)監督、魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督の作品他、人気の台湾青春映画、アニメ、ドキュメンタリーからホラー、サスペンスなど33作品を連続上映。
また、台湾文化センターで「台湾映画の"いま"」という台湾映画上映&トークイベントで定期的に未公開作を紹介している江口洋子さん(台湾映画コーディネーター)セレクトによる「江口洋子スペシャルセレクト」も6作品が上映されます。このイベントは毎回、申し込み開始後、即満杯になってしまうほど人気のイベントです。今年はオンラインで開催されています。ここで見逃した方はぜひこの上映会で観てください。

○台湾巨匠傑作選2020開催記念特別公開
ワン・トン監督『バナナパラダイス』デジタルリマスター版

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○江口洋子スペシャルセレクト
『停車』(チョン・モンホン監督)
『盜命師』(リー・チーユエン監督)
 リー・チーユエン監督&ジエン・リーフェンプロデューサーインタビュー記事はこちら
『古代ロボットの秘密』(ホアン・チャンホア監督)
 トークイベントレポートはこちら
『血観音』(ヤン・ヤーチェ監督)
『天龍一座がゆく』(ワン・ユーリン監督)
『河豚』(リー・チーユエン監督)

○エドワード・ヤン監督作品
『台北ストーリー』
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』
『ヤンヤン 夏の想い出』

○ツァイ・ミンリャン監督作品
『青春神話』
『愛情萬歳』
『河』
『郊遊 ピクニック』

○チェン・ユーシュン監督作品
『熱帯魚』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら
『ラブゴーゴー』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら
『祝宴!シェフ』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら

○トム・リン監督作品
『星空』
『百日告別』

○ウェイ・ダーション監督
 『52Hzのラヴソング』
 ウェイ・ダーション監督インタビュー記事はこちら

○台湾ニューシネマとは何か
『台湾新電影(ニューシネマ)時代」』(シエ・チンリン監督)

○アイデンティを求めて
『スーパーシチズン 超級大国民』(ワン・レン監督)
『幸福路のチー』(ソン・シンイン監督)
『父の初七日』(ワン・ユーリン監督、エッセイ・リウ監督)
『天空からの招待状』(チー・ポーリン監督)
『KANO 1931海の向こうの甲子園』(マー・ジーシアン監督)
 ウェイ・ダーションプロデューサー&マー・ジーシアン監督記者会見記事はこちら

○現代台北模様
『藍色夏恋』(イー・ツーイェン監督)
『台北暮色』(ホアン・シー監督)
『あなたを、想う。』(シルビア・チャン監督)
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 2015年東京フィルメックス『念念』(『あなたを、想う。』)
上映時のシルヴィア・チャン監督

『若葉のころ』(ジョウ・グータイ監督)

○ミステリー&ホラー
『共犯』(チャン・ロンジー監督)
『怪怪怪怪物!』(ギデンズ・コー監督)
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第30回東京国際映画祭2017 『怪怪怪怪物!』上映時
ギデンズ・コー(監督/脚本)、ユージェニー・リウ(女優)

『目撃者 闇の中の瞳』(チェン・ウェイハオ監督)
posted by akemi at 20:52| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月04日

悲しみより、もっと悲しい物語   原題:比悲傷更悲傷的故事 英題:More than Blue

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監督:ギャビン・リン
出演:リウ・イーハオ、アイビー・チェン、アニー・チェン、ブライアン・チャン、エマ・ウー、A-Lin

歌姫A-Linは、レコーディング中の新曲に不満を持っていたところ、運転手が聴かせてくれた「ある悲しみ」と名付けられた未発表のデモ曲に心を奪われる。
歌っているのはKと呼ばれる音楽プロデューサー張哲凱【チャン・チォカイ】(リウ・イーハオ)。作詞をしたのはクリームこと宋媛媛【ソン・ユェンユェン】(アイビー・チェン)。
だが、歌っているKにはもう会えないという。A-Linは、Kを知る邦【パン】(ハー・ハオチェン)に会いに行き、この曲に秘められた物語を知ることになる。

Kとクリームが出会ったのは、高校1年生の時。クリームが吸っていた煙草を押し付けられ、代わりにKが先生に叱られたのがきっかけだった。お互い両親を亡くしひとりぼっち。支えあうように一緒に暮らし始める。
大学卒業後、Kは音楽プロデューサー、クリームは作詞家として歩み始める。クリームは自分が作詞した曲のことで新人歌手の子猫ボニー(エマ・ウー)と揉めるが、和解して信頼を得る。
クリームはKとの結婚を望むが、Kは「仕事もお金もある男と結婚してほしい」と拒絶する。Kは、白血病で余命わずかなのを言えず、クリームには幸せになってほしいと、歯科医の楊祐賢【ヤン・ヨウシェン】(ブライアン・チャン)との結婚を後押しする。
結婚式の日。Kはクリームの手を取ってヴァージンロードを歩き、楊祐賢にその手を託すのだが、そこには思いがけない“もう一つの物語”があった……

2009年に大ヒットしたクォン・サンウ、イ・ボヨン共演の同名韓国映画の台湾リメイク版。
韓国版を観ていないので比較出来ないのですが、台湾映画らしい、しっとりとした味わい。10年以上も一緒に暮らしていて、愛しているのに恋人未満。先に逝ってしまって悲しませたくないからと結婚を拒むのですが、僅かな間でもいいじゃないか・・・と思ってしまいます。
わがままな新人歌手子猫ボニーに、ちょっとムッとしますが、ほんとは心優しい子。
子猫ボニーの所属するレコード会社の社長役で、『セデック・バレ』で主役を演じたダーチンが出ているのも魅力です。
クリームの結婚相手である歯科医の楊祐賢の元恋人のシンディ(アニー・チェン)も、クールな写真家で素敵。(咲)


2018年/台湾/中国語/106分/シネスコ
配給:ハーク
公式サイト:http://hark3.com/morethanblue/
★2020年4月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

posted by sakiko at 04:27| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする