2021年06月20日

1秒先の彼女(原題:消失的情人節 My Missing Valentine)

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監督・脚本:チェン・ユーシュン『熱帯魚』『ラブ・ゴーゴー』
エグゼクティブ・プロデューサー:イエ・ルーフェン、リー・リエ
出演:リー・ペイユー(ヤン・シャオチー)、リウ・グァンティン(ウー・グアタイ)、ヘイ・ジャアジャア(ペイ・ウェン)、ダンカン・チョウ(リウ・ウェンセン)

郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋も冴えない日々を送っていた。子どものころから何をするのにも人よりワンテンポ早い。写真撮影では必ず目をつむっているし、映画では人より早く笑ってしまい、冷たい視線をあびている。彼女は街で出会ったハンサムなダンス講師ウェンセンと、恋が成就するかもしれない“七夕バレンタイン”にデートの約束をした。準備万端整えて眠りについたシャオチー、しかし目を覚ますと、既にバレンタインの翌日になっていた。大切な一日はどこへ消えてしまったの?

楽しみにしていたデートの日(の記憶)がまるまる消えてしまったシャオチー、それなのに日焼けをしているってどういうこと? カメラに残っていた画像から、出かけた場所を探し出します。記憶に全くないんだけれど、そこに写っているのはまぎれもなく自分なんだもの!! 
「!」と「?」がいっぱいのこのストーリー、シャオチーと原因を作った「彼」グアタイ、それぞれの視線で同じ時を観られるので「こんなところに伏線が!」と気づきがあって面白さ倍増です。初めからもう一度観たくなってしまうラブストーリーでした。二人のキャラがよく描けていて、一歩間違えば「イタイ」人になってしまうところを、可愛さを感じられるところで止めています。
自分を振り返ればせっかちなくせに(いや、だから)抜けていて、やっぱり目をつぶった写真が何枚もありました。今やカメラの性能がよくなってシャッター速度も自在なので、失敗は少ないはず。(白)


少女の頃から、何をしても皆より1秒早かったシャオチー。同級生だったグアタイは、逆にトロい少年でした。大人になっても、グアタイは女性に対しても奥手。ダンス講師ウェンセンがぐいぐいシャオチーにアプローチしているのを後ろで黙ってみている姿を、映画を観ているこちらはいらつきながらも、うぶで可愛いな~と思ってしまいます。
『熱帯魚』(95)『ラブ ゴーゴー』(97)と、初期作品から奇想天外な作風で楽しませてくれたチェン・ユーシュン監督には、『祝宴!シェフ』公開の折にインタビューの機会をいただきました。
http://www.cinemajournal.net/special/2014/shukuen/index.html
その時の記事の最後に「トニー・ヤンとキミ・シアさんという美男美女を起用されましたが、二人共、2枚目半のキャラクターにされたところに、監督らしさを感じました」と書いていました。まさに、今回も同じ! 
郵便局でシャオチーの隣に座っている超モテの可愛い女子を演じているヘイ・ジャアジャアは“美しすぎる囲碁棋士”として有名だそうで、リー・ペイユー演じるシャオチーは、男に縁のなさそうなブスにさえ見えてしまいます。グアタイに海に連れていかれた時のシャオチーの笑顔のなんと素敵なこと! グアタイを演じたリウ・グァンティンも、ほんとはイケメンなのに、のろくてヘタレな青年に見えます。チェン・ユーシュン監督のマジックですね。(咲)

陳玉勲(チェン・ユィシュン)監督が映画界に帰ってきた!
『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)のあと映画の世界を離れ、以来16年ぶりに撮ったのが『祝宴!シェフ』(13)。その間、CMやミュージックビデオの世界で活動していたらしい。長編映画復帰3作目が、この『1秒先の彼女』。陳玉勲監督の作品が大好きだった私は、映画の世界にいつ戻ってくるのだろう。日本公開されるのだろうと心待ちにしていた。そして、この『1秒先の彼女』が公開される。
以前の作品にもあったユーモア感、ポップなのにノスタルジー感のある不思議な世界。不器用に生きている人にやさしくて観終わった後に心をほんわかさせる映画スタイルは健在だった。思いもよらない展開や、クスッと笑えるシーンの数々。世の中のペースに合わずに生きる人への温かいまなざし。ちょっとずれて生きている人へのエールが嬉しい。
シャオチーが消えた「1日」を探し、訪れたのは美しい海辺の町。見覚えあるような海岸線。公式HPによると『熱帯魚』(95)の舞台になった嘉義県・東石村とのことだけど、『熱帯魚』の撮影が行われたのは、近隣の台南市・大甲というところらしい。今年1月に日本公開された『越年 Lovers』(郭珍弟/グオ・チェンディ監督)の3話目に出てきた彰化という場所もこんな景色だった。地図で調べたら「東石村」「大甲」「彰化」は台中の南部にある場所だった。きっと同じような海岸線の景色が見えるような場所なのでしょう。
下調べをしないまま観たけど、観終わった後、友人から「周群達(ダンカン・チョウ)が出ていたね。久しぶりに観た」と言われ、「え!、どこに?」と思ったら、あのキザなダンス教師役だった。『僕の恋、彼の秘密』(04)、『靴に恋する人魚』(05)では可愛い青年という感じだったのに、ずいぶんと変わってしまっていてわからなかった。李霈瑜(リー・ペイユー)も劉冠廷(リウ・グァンティン)も、他の作品で観た記憶はあるのだけど、どの作品だったのかわからない。出演作をみてみたけど観たことない作品ばかり。劉冠廷に関してはフィルメックスで観た『無聲(むせい)』(20)だったのかも。
陳玉勲監督には、『熱帯魚』、『ラブ ゴーゴー』でインタビューしています。
興味ある方はアクセスしてみてください(暁)。
『熱帯魚』http://cineja-film-report.seesaa.net/article/468743078.html
『ラブ ゴーゴー』http://cineja-film-report.seesaa.net/article/468765261.html

第 57 回台湾アカデミー賞(金馬奨)最多 5 部門受賞
(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)
第 25 回釜山国際映画祭 オープンシネマ部門 正式出品

2020年/台湾/カラー/シネスコ/119分/中国語
配給:ビターズ・エンド
(C)MandarinVision Co, Ltd
https://bitters.co.jp/ichi-kano/
★2021年6月25日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 19:44| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月18日

風が踊る [デジタルリマスター版](原題:風兒踢踏踩)

thumbnail_「台湾巨匠傑作選2021_侯孝賢監督デビュー40周年記念<ホウ・シャオシェン大特集>.jpg

監督・脚本:ホウ・シャオシェン
出演:フォン・フェイフェイ、ケニー・ビー、アンソニー・チャン、メイ・ファン

CMの撮影で澎湖島を訪れた女性カメラマン・シンホエ(フォン・フェイフェイ)は、事故で視力を失った青年チンタイ(ケニー・ビー)と知り合う。その後ふたりは台北で偶然再会を果たし、シンホエはなにかとチンタイの世話を焼いてしまう。チンタイは角膜移植が決まり、成功すれば目が見えるようになる。シンホエはCM監督のローザイ(アンソニー・チャン)と結婚する予定だったが、チンタイの人柄に惹かれていき、どちらにもはっきり伝えることができない。

「台湾巨匠傑作選2021_侯孝賢監督デビュー40周年記念<ホウ・シャオシェン大特集>」のうちの1本。公開当時はまだ香港のエンタメ作品を観ていて、台湾モノは後回し。このたび初めて観た作品です。香港映画でお馴染みのケニー・ビー、アンソニー・チャンが出演していて、あらまあと懐かしくなりました。当時アイドルだったというフォン・フェイフェイが、ちゃっかりして明るいシンホエに扮して可愛らしいです。服装や笑いをとるところが時代を感じさせますが、澎湖島や台北、シンホエの故郷の鹿谷の暮らしが垣間見られます。親と娘、男性と女性の結婚観など、今も昔も変わらないエピソードが織り込まれています。(白)

『風が踊る』(1981年)は、ホウ・シャオシェン監督のデビュー作『ステキな彼女』(1980年)と同時期に観た記憶がありました。調べてみたら、日本初公開は『風が踊る』1998年2月14日、『ステキな彼女』1998年2月7日でした。
どちらの作品にも、フォン・フェイフェイ、ケニー・ビー、アンソニー・チャンの3人が出ていて、観た当時、話がなんだかごちゃまぜに記憶されたように思います。
はっきり覚えているのは、阿B(ケニー・ビー)が爽やかだったということだけ。

ケニー・ビーも、アンソニー・チャンも、ウィナーズ(温拿)という1970年代に「香港のビートルズ」とも言われて人気だった5人組のメンバー。私がレスリー・チャンに落ちる前にファンだったアラン・タムがウィナーズのボーカルなので、映画を観たときに二人を知っていた次第。
『ステキな彼女』『風が踊る』の2本を1998年に観て、それからしばらくして香港に行った時に、たまたまウィナーズの再結成コンサートを香港コロシアムでやってました。空いていた席が、ステージの真後ろ。彼らの背中を見る位置だったのですが、ちゃんと時々振り返って顔を見せてくれました。

今回、23年ぶりに『風が踊る』を観たわけですが、最初はほんとに観たのかしらと思う位、記憶が蘇りませんでした。絶対観た!と、確信を持てたのが、ケニー・ビー演じるチンタイが、目の見えない人たちの為に読み聞かせを頼んでいる人の都合が悪くて、急遽、シンホエを連れていって、本(カラマーゾフの兄弟!)を読んでもらった場面。目の見えない人たちが一生懸命点字タイプを打ちながら聞いている姿をはっきりと覚えていました。
今回の<ホウ・シャオシェン大特集>の中に、『ステキな彼女』はありませんが、こちらもいつかまた観てみたいです。(咲)


中華圏の監督としては侯孝賢監督の作品が一番好きな時期もありました。特に初期の頃の抒情性のあるノスタルジックな作品が好きでした。なので、日本で観ることができた作品はほとんど観ていたので、この作品も観ていたつもりだったのですが、試写で確認したら観たことがなく、今回のリマスター版で初めて観ました。
この作品は侯孝賢監督の2作目の作品。1981年の作品で、服装や髪形、風俗、村や町の雰囲気、乗り物、建物などに時代を感じますが、侯孝賢の作品に流れる映画の雰囲気、ほっこりさせるものがありました。侯孝賢監督の作品といえば、海辺や山間部の田舎町、いたずら好きな子供たち、その子供たちの失敗、あるいはずっこけ風景、学校、授業風景、緑が多いところを走るローカル線、古い列車、単線の線路、バイクの疾走、そんなシーンを思い浮かべますが、その後の作品につながる片りんもたくさん出てきました。
第一作目の『ステキな彼女』同様、当時人気歌手だった鳳飛飛(フォン・フェイフェイ)と鐘鎭濤(ケニー・ビー)、それに陳友(アンソニー・チェン)が出演していたけど、まだそんなに名を知られていない侯孝賢監督の作品に、そういう人たちが出ていたということが今となっては驚き。あるいはそういう人たちが出てくれたことで、監督の名が知られるようになっていった部分もあるのか? 私は『悲情城市』で侯孝賢監督のことを初めて知ったので、あの頃の台湾や香港の芸能界事情にはうとかったから、そのへんのいきさつとかはわからない。
でも侯孝賢監督には先見の明というか、撮影地を後に有名にさせる何かがあるのかも。撮影クルーがCM 撮影のために訪れた澎湖(ポンフー)島。この島はのちの『風櫃(フンクイ)の少年』の撮影地にもなりました。映画に写っていたのはひなびた島だったけど、今やこの島は観光地として賑わっているらしい。『悲情城市』に出てきた九份も、金山の賑わいが去って、寂れた街だったけど、この映画以降ここも観光地になり、今や観光客がたくさん訪れ、土日は人込みがすごくて歩くのも思うようにいかない状態になっている。『恋恋風塵』に出てきた十分駅や駅のそばの列車が人家すれすれに走っていた十分老街も、今やお土産屋が並ぶ一大観光地になっている。侯孝賢監督作品が好きで、撮影地である九份と十分は、これらの映画以降5回も訪れた私です(笑)。大好きな侯孝賢監督の映画でしたが、残念ながら『好男好女』あたりからあまり好きではなくなりました(暁)。


1981 年/台湾/シネスコ/92 分
原題:風兒踢踏踩
英題:Cheerful Wind ©1982 Kam Sai (H.K.) Company /
© 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.
配給:オリオフィルムズ
提供:竹書房/オリオフィルムズ
https://taiwan-kyosho2021.com/
★2021年4月17日(土)より~6 月 11 日(金) 新宿 K’s cinema 他順次上映
posted by shiraishi at 01:30| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月25日

私たちの青春、台湾  原題:我們的青春,在台灣

2020/10/31(土)よりポレポレ東中野他全国順次公開!
劇場情報

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© 7th Day Film All rights reserved 

監督:傅楡(フー・ユー)
製作:洪延儀(ホン・ティンイー)
主題歌:楊彝安(ヤン・イーアン)
出演
陳為廷(チェン・ウェイティン)
蔡博芸(ツァイ・ボーイー)

不安定な台中関係下の台湾で三人の若者は夢見た

台湾ひまわり運動のリーダー、人気ブロガーの中国人留学生。
ドキュメンタリー映画監督がみつけた「私たち」の未来への記録

このドキュメンタリーの主人公は陳為廷(チェン・ウェイティン)と蔡博芸(ツァイ・ボーイー)。
陳為廷は1990年、台湾の苗栗県生まれ。中国政府の脅威に直面したことで、台湾の主権を守りたいと考え、仲間と共に反政府運動を行う学生運動に参加し、2014年に起こったひまわり運動では林飛帆と共にリーダーを務めた。ひまわり運動は23日間に及ぶ立法院を(台湾の国会に相当)占拠。統率が取れた組織力、世界に向けたメディア戦略などで「成功」をおさめたといわれている。しかしカメラは理想の「民主主義」の困難さに直面し多くの課題があったことを映し出した。
蔡博芸は1992年中国湖州生まれ。台湾の大学が2011年、大陸の学生に開放され、留学生第一期生として台湾の大学に留学する。高校生の時に自由や民主主義に興味をもち、台湾に来て、巻き起こっていた社会運動に共鳴し参加することになる。彼女のブログ「我在台湾・我正青春」(台湾で過ごす青春)は話題となり、10万人以上のフォロワーを持つ人気ブロガーになった。台湾の社会運動に参加し、民主主義について積極的に発信する異色の中国人留学生。
二人の姿は社会運動を通し“民主主義”を実現し、未来を切りひらいていく輝きに満ち溢れていた。傅楡監督は二人と出会い、彼らの姿をカメラで記録してゆく。しかし結果的にひまわり運動は、その後、失速していく。それは監督が求めていた未来ではなかったが、その失意は監督自身が自己と向き合うきっかけとなった。

左、蔡博芸 右、陳為廷.jpg
左、蔡博芸 右、陳為廷
© 7th Day Film All rights reserved 

蔡英文総統の再選、女性議員がアジアトップ水準の4割、アジア初の同性婚法制化、優れた新型コロナ対策など、世界で注目される台湾。
2014年のひまわり学生運動に至る道は突然起こったのではなく、1987年の戒厳令解除の以前からある市民運動、学生運動などの流れがあってのこと。歴史を変え理想の民主主義を目指した人たちに出会い、監督は記録を始めたが、社会を変えていくことの難しさ、悩み、もがく若者たちの青春を捕らえた。台湾のひまわり運動、香港の雨傘運動を記録したドキュメンタリーはたくさんありますが、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された作品を参考までに下記に記しています(暁)。


恥ずかしながら台湾のひまわり運動について、この作品を見るまでまったく知りませんでした。2014年、香港の雨傘運動、日本のSEALDsとともにアジアで盛り上がった学生運動1つであり、23日間に及ぶ立法院(日本における国会に相当)占拠や統率の取れた組織力、全世界に向けたメディア戦略などで稀に見る成功を収めた学生運動と言われているそうです。
立法院占拠のきっかけになったのは、国民党による「サービス貿易協定」強行採決で、この内容についてはよく分からかったものの、若者たちが自分たちの未来のために何を考え、どう行動したのかは伝わってきます。まだまだ世の中、捨てたもんじゃないと思った一方で、占拠した立法院内で今後の方向性を決めるのは、一部のリーダーたちによる密室での会議というのはいかがなものか。全員で話し合うのは難しいけれど、選ばれた人しか入れない密室での会議では彼らが否定した政治の仕組みを変わらない。民主主義って言葉を掲げるのは簡単ですが、それを本当に行うのは難しいのですね。
ドキュメンタリー映画のいいところは、知らなかったことを学び、考える機会になることだとこの作品で改めて実感しました。(堀)


公式HP
2017年製作/116分/G/台湾
配給:太秦

参考作品(暁)
●山形国際ドキュメンタリー映画祭2015で上映されたもの
『太陽花(ひまわり)占拠』 原題:太陽、不遠
英題:Sunflower Occupation
監督:太陽花運動映像記録プロジェクト[傅榆(フー・ユィ)、王佩芬(ワン・ペイフェン)、陳育青(チェン・ユィチン)、蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)、蔡静茹(ツァイ・チンルー)、黃兆徽(ホアン・チャオフイ)、李家驊(リー・ジアホア)、李惠仁(リ・ホイレン)、周世倫(チョウ・シィルン)]
台湾/2014/中国語/カラー/Blu-ray/120分
多くの独立系映像制作者が参加し台湾立法院占拠を様々な角度から捕らえたもの。傅榆(フー・ユィ)監督も参加している。
https://www.yidff.jp/2015/cat041/15c062.html

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 上映会場で 前列右から5人目が傅榆監督?


『革命まで』 原題:幾乎是,革命
英題:Almost a Revolution
香港/2015/広東語/カラー/Blu-ray/174分
監督・脚本:郭達俊(クォック・タッチュン)、江瓊珠(コン・キンチュー)
撮影、編集、録音、提供:郭達俊
雨傘革命を記録したドキュメンタリー。
https://www.yidff.jp/2015/cat041/15c061.html

*シネマジャーナルHP 特別記事『革命まで』
郭達俊監督&江瓊珠監督インタビュー記事
http://www.cinemajournal.net/special/2016/kakumeimade/index.html

●山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で上映されたもの
『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』
(山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で上映後、日本公開)
香港/2016/広東語/カラー/Blu-ray/128分
監督、撮影:陳梓桓(チャン・ジーウン)
雨傘革命を記録したドキュメンタリー。
https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c046.html

*シネマジャーナルHP 特別記事
『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』陳梓桓監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2017/yellowing/index.html
posted by akemi at 10:32| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月27日

台湾巨匠傑作選2020

台湾巨匠傑作選2020
『バナナパラダイス』は劇場初公開
9月19日(土)~11月13日(金)新宿K's cinemaで開催
公式HP
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4月開催が延期となっていた「台湾巨匠傑作選2020」が、新宿K's cinemaで9月19日(土)~11月13日(金)に開催されます。
今年5回目を迎え、台湾ニューシネマの原点から最近作まで台湾映画の魅力を伝える企画、今回は、本邦劇場初公開となる台湾映画界の王童(ワン・トン)監督の『バナナパラダイス』の他、 楊德昌(エドワード・ヤン)監督、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督、陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督、林書宇(トム・リン)監督、魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督の作品他、人気の台湾青春映画、アニメ、ドキュメンタリーからホラー、サスペンスなど33作品を連続上映。
また、台湾文化センターで「台湾映画の"いま"」という台湾映画上映&トークイベントで定期的に未公開作を紹介している江口洋子さん(台湾映画コーディネーター)セレクトによる「江口洋子スペシャルセレクト」も6作品が上映されます。このイベントは毎回、申し込み開始後、即満杯になってしまうほど人気のイベントです。今年はオンラインで開催されています。ここで見逃した方はぜひこの上映会で観てください。

○台湾巨匠傑作選2020開催記念特別公開
ワン・トン監督『バナナパラダイス』デジタルリマスター版

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○江口洋子スペシャルセレクト
『停車』(チョン・モンホン監督)
『盜命師』(リー・チーユエン監督)
 リー・チーユエン監督&ジエン・リーフェンプロデューサーインタビュー記事はこちら
『古代ロボットの秘密』(ホアン・チャンホア監督)
 トークイベントレポートはこちら
『血観音』(ヤン・ヤーチェ監督)
『天龍一座がゆく』(ワン・ユーリン監督)
『河豚』(リー・チーユエン監督)

○エドワード・ヤン監督作品
『台北ストーリー』
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』
『ヤンヤン 夏の想い出』

○ツァイ・ミンリャン監督作品
『青春神話』
『愛情萬歳』
『河』
『郊遊 ピクニック』

○チェン・ユーシュン監督作品
『熱帯魚』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら
『ラブゴーゴー』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら
『祝宴!シェフ』
 チェン・ユーシュン監督インタビュー記事はこちら

○トム・リン監督作品
『星空』
『百日告別』

○ウェイ・ダーション監督
 『52Hzのラヴソング』
 ウェイ・ダーション監督インタビュー記事はこちら

○台湾ニューシネマとは何か
『台湾新電影(ニューシネマ)時代」』(シエ・チンリン監督)

○アイデンティを求めて
『スーパーシチズン 超級大国民』(ワン・レン監督)
『幸福路のチー』(ソン・シンイン監督)
『父の初七日』(ワン・ユーリン監督、エッセイ・リウ監督)
『天空からの招待状』(チー・ポーリン監督)
『KANO 1931海の向こうの甲子園』(マー・ジーシアン監督)
 ウェイ・ダーションプロデューサー&マー・ジーシアン監督記者会見記事はこちら

○現代台北模様
『藍色夏恋』(イー・ツーイェン監督)
『台北暮色』(ホアン・シー監督)
『あなたを、想う。』(シルビア・チャン監督)
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 2015年東京フィルメックス『念念』(『あなたを、想う。』)
上映時のシルヴィア・チャン監督

『若葉のころ』(ジョウ・グータイ監督)

○ミステリー&ホラー
『共犯』(チャン・ロンジー監督)
『怪怪怪怪物!』(ギデンズ・コー監督)
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第30回東京国際映画祭2017 『怪怪怪怪物!』上映時
ギデンズ・コー(監督/脚本)、ユージェニー・リウ(女優)

『目撃者 闇の中の瞳』(チェン・ウェイハオ監督)
posted by akemi at 20:52| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月04日

悲しみより、もっと悲しい物語   原題:比悲傷更悲傷的故事 英題:More than Blue

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監督:ギャビン・リン
出演:リウ・イーハオ、アイビー・チェン、アニー・チェン、ブライアン・チャン、エマ・ウー、A-Lin

歌姫A-Linは、レコーディング中の新曲に不満を持っていたところ、運転手が聴かせてくれた「ある悲しみ」と名付けられた未発表のデモ曲に心を奪われる。
歌っているのはKと呼ばれる音楽プロデューサー張哲凱【チャン・チォカイ】(リウ・イーハオ)。作詞をしたのはクリームこと宋媛媛【ソン・ユェンユェン】(アイビー・チェン)。
だが、歌っているKにはもう会えないという。A-Linは、Kを知る邦【パン】(ハー・ハオチェン)に会いに行き、この曲に秘められた物語を知ることになる。

Kとクリームが出会ったのは、高校1年生の時。クリームが吸っていた煙草を押し付けられ、代わりにKが先生に叱られたのがきっかけだった。お互い両親を亡くしひとりぼっち。支えあうように一緒に暮らし始める。
大学卒業後、Kは音楽プロデューサー、クリームは作詞家として歩み始める。クリームは自分が作詞した曲のことで新人歌手の子猫ボニー(エマ・ウー)と揉めるが、和解して信頼を得る。
クリームはKとの結婚を望むが、Kは「仕事もお金もある男と結婚してほしい」と拒絶する。Kは、白血病で余命わずかなのを言えず、クリームには幸せになってほしいと、歯科医の楊祐賢【ヤン・ヨウシェン】(ブライアン・チャン)との結婚を後押しする。
結婚式の日。Kはクリームの手を取ってヴァージンロードを歩き、楊祐賢にその手を託すのだが、そこには思いがけない“もう一つの物語”があった……

2009年に大ヒットしたクォン・サンウ、イ・ボヨン共演の同名韓国映画の台湾リメイク版。
韓国版を観ていないので比較出来ないのですが、台湾映画らしい、しっとりとした味わい。10年以上も一緒に暮らしていて、愛しているのに恋人未満。先に逝ってしまって悲しませたくないからと結婚を拒むのですが、僅かな間でもいいじゃないか・・・と思ってしまいます。
わがままな新人歌手子猫ボニーに、ちょっとムッとしますが、ほんとは心優しい子。
子猫ボニーの所属するレコード会社の社長役で、『セデック・バレ』で主役を演じたダーチンが出ているのも魅力です。
クリームの結婚相手である歯科医の楊祐賢の元恋人のシンディ(アニー・チェン)も、クールな写真家で素敵。(咲)


2018年/台湾/中国語/106分/シネスコ
配給:ハーク
公式サイト:http://hark3.com/morethanblue/
★2020年4月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

posted by sakiko at 04:27| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする