2024年05月02日

無名 原題:無名 英題: Hidden Blade

5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開
劇場情報 
日本版ビジュアル_R_R補正.jpg
Copyright2023© Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved


トニー・レオン VS ワン・イーボー 2大スター競演! スパイ・ノワール

監督・脚本・編集:程耳(チェン・アル)
撮影:ツァイ・タオ
出演
フー:梁朝偉(トニー・レオン)
イエ:王一博(ワン・イーボー)
チェン:周迅(ジョウ・シュン)
ジャン:黃磊(ホアン・レイ)
渡部:森 博之
タン:大鹏(ダー・ポン)
ワン:王伝君(エリック・ワン)
ジャン:江疏影(ジャン・シューイン)

1940年代。太平洋戦争下の上海を舞台に暗躍した名もなきスパイたち

中国共産党、国民党、そして日本軍。お互いの素性が分からない中でスパイたちがしのぎを削る心理戦。激動の時代を背景に描く一進一退の攻防劇。
中華民国、汪兆銘政権政治保衛部主任のフー(梁朝偉)は、汪兆銘に感銘を受け、中国国民党に転向するという中国共産党の工作員をしていたジャン(黃磊)の身辺調査を行う。1941年、上海駐在の日本軍スパイのトップである渡部(森博之)は、フーやフーの上司タン(大鹏)と戦局について話し合っている。イエ(王一博)はフーの部下で、ワン(王伝君)と諜報活動をしている。

主演は、ウォン・カーウァイ監督『花様年華』(00)や、アンドリュー・ラウとアラン・マック監督の『インファナル・アフェア』(02)のトニー・レオン。そして、本作で映画初主演の座を掴んだワン・イーボーは、俳優・シンガー・ダンサーとして大ブレイクし、いま中国でもっとも注目を集める若手俳優の1人になり、主演作が次々と公開されている。
本国で興行収入181億円を上回るヒットを記録し、第36回中国映画金鶏賞において最多の8部門にノミネートされ、トニー・レオンが最優秀主演男優賞に、チェン・アル監督が最優秀監督賞・編集賞に輝いた。

日本軍、重慶の国民党と南京の国民党、共産党の関係の中での多重スパイもので、さらに行ったり来たりの時系列。彼らの関係や繋がりが分からないと、裏切りが何に対する裏切りなのか、最初混乱したが、後半、パズル合わせのようにはめ込まれ、「そうだったのか」と、繋がりが収束されていく。そうは言っても、当時のことをもう少し勉強しないと、わけわからなくなる。
それでも、1940年代の上海を再現した街並みの美さや、スタント無しのアクションシーンを演じたトニー・レオンとワン・イーボーの対決シーンは、手に汗握るものだった。
でも、このところ、上海や中国の1930,40年代を舞台にしたスパイ映画が続き(ロウ・イエ監督『サタデー・フィクション』2019年製作、2023年日本公)、チャン・イーモウ監督『崖上のスパイ』2021製作、2023日本公開)、スパイ映画はしばらくいいかな(暁)。

公式HP https://unpfilm.com/mumei/
2023年/中国/131分/1.85:1/中国語・広東語・上海語・日本語/
カラー/5.1ch 字幕:渡邉一治
製作:博納影業集団
配給:アンプラグド
posted by akemi at 19:49| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月07日

劇場版 再会長江 原題:再会長江 英題:The Yangtze River

4月12日(金)より角川シネマ有楽町他全国順次公開 上映劇場

©2024『劇場版 再会長江』/ワノユメ

長江源流、最初の一滴を求める6300キロの旅を描く、驚きと感動のドキュメンタリー

監督:竹内亮
ナレーション:小島瑠璃子
プロデューサー:趙萍、張楠 助監督:王可可 
撮影:徐亮 編集:蘇焕 

製作期間10年。6300キロの旅で見えた激動中国の変化
フォロワー数1000万人の日本人監督が撮った長江をめぐる最初の一滴を求める旅を描く

第28回中国ドキュメンタリー長編映画ベストテン選出、第12回中国ドキュメンタリー・アカデミー賞ノミネートをしたドキュメンタリー映画『再会長江』は、中国全土で旋風を巻き起こした話題作。
監督の竹内亮が10年前(2011)にNHKの番組(「長江 天と地の大紀行」)で長江を撮影した際、北極・南極に次ぐ「地球第3の極地」と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮影できなかった後悔から端を発して制作された。

中国の母なる大河・長江。上海、南京、武漢、重慶、雲南、香格里拉(シャングリラ)、チベット高原まで、広大な中国大陸を横断する全長6300キロのアジア最大の大河。
2013年に中国人の妻・趙萍と共に中国南京市に移住し「長江沿いの民」になった竹内監督は、2021年から2年をかけて、再び、長江6300キロをたどる旅に出発。道中、10年前に撮影した人たちを探し、再会しながら旅を進める。長江を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」を記録するべく長江源流を目指す。
この『再会長江』を新たに再編集したのが、『劇場版 再会長江』。

本作を手掛けた竹内亮監督は、個人及び関連の総SNSフォロワー数は約1000万人を超え、中国全土でナンバー1のインフルエンサー(Weibo旅行関連※)として活躍し、リアルな中国を映し続ける日本人で、日々、中国全土に向けて情報を発信し続けている。そんな竹内監督が母なる大河・長江を題材に2年に渡り撮り続けた渾身の一本。
ナレーションはタレントの小島瑠璃子が担当。
WEIBO旅行関連インフルエンサーランキングNO.1(22年12月時点)

長江(揚子江)を描いた映画や番組をこれまでたくさんみてきた。竹内監督のNHKのTV番組「長江 天と地の大紀行」もたぶん見たと思う。長江を遡るドキュメンタリーは数多くあると思うけど、ほとんどの作品が三峡ダムのあたりまで。この『再会 長江』は最上流部を目指して進む。この作品を観て印象的だったのは、やはり上流部の光景。広大な幅を持つ大河長江とはいえ、さすがに最上流部は1滴のしたたりから。でもあの1滴があんなに大きな河になるとはびっくりです。
中学生の頃読んだ「失われた地平線」(ジェームズ・ヒルトン著)の中にチベットのどこかにある桃源郷シャングリラという架空の場所が出てきたけど、そこからモジった香格里拉(シャングリラ)という地名が長江沿いにあるということを知った。なんでも雲南省西北部の中甸という街が2002年5月に香格里拉と改名したそう。そこに民宿を作った女性が出てくる。ここに行ってみたいと思った。
そして、かなりきれいになった長江の流れ。河口もそうだけど、重慶あたりの水の流れは、どの映像を観ても汚かった。10年前とくらべ、各段に綺麗になった長江の流れを映し出していた。そのことが印象に残った(暁)。

*参照
2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された徐辛(シュー・シン)監督の『長江の眺め』(2017)というドキュメンタリー作品は、長江を上海から宜賓まで遡っていく過程で出会う人たちを撮っていたが、汚泥にまみれた長江の流れや川岸の姿が映しだされていて、長江の環境に警鐘を鳴らす作品だった。 

製作:ワノユメ 
配給:KADOKAWA 2024『劇場版 再会長江』/ワノユメ
宣伝:大﨑かれん 本谷智子
公式サイト:https://www.saikaichoko.com/


posted by akemi at 20:51| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月21日

流転の地球 -太陽系脱出計画- 原題:流浪地球2 英題:THE WANDERING EARTH Ⅱ

2024年3月22日(金)よりTOHOシネマズ系にて公開
上映情報

ポスター_R_R.jpg
(C)2023 G!FILM STUDIO [BEIJING] CO., LTD AND CHINA FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

ベストセラーSF小説を元に、中国で大ヒットを記録したSF大作『流転の地球』のシリーズ第2作目

監督:郭帆(グオ・ファン)『流転の地球』
製作・原作:劉慈欣(リウ・ツーシン)
出演:
呉京(ウー・ジン)軍所属の宇宙飛行士、リウ・ペイチアン役
劉徳華(アンディ・ラウ)軍所属の宇宙飛行士、リウ・ペイチアン役
李雪健(リー・シュエチェン)国際地球政府中国代表大使ジョウ・ジョウジー役
沙溢(シャー・イー)リウ・ペイチアンの恩師
寧理(ニン・リー)科学者のマー・ジャオ主任役
王智(ワン・ジー)リウ・ペイチアンの妻ハン・ドゥオドゥオ役
朱顔曼滋(シュ・ヤンマンツー)国際地球政府中国代表外交官ハオ・シャオシー役

中国でシリーズ累計2千万部を超える超ベストセラーとなり、アジア人としては初のヒューゴー賞(SF界のノーベル文学賞といわれている)を受賞した、「三体」の原作者・劉慈欣による短編小説「さまよえる地球」を基に豪華キャストで映画化。今春Netflixドラマシリーズも配信される。

100年後、太陽が老化によって膨張し、300年後には太陽系が消滅すると予測された。そう遠くない未来に起こりえる太陽系消滅に備え、地球連合政府による、1万基に及ぶロケットエンジンを使って地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始まる。 
人類存亡の危機を目前に各国の思惑、内紛、争いが相次ぐ中、自らの危険を顧みず立ち向かった人がいた。亡き妻への想いを胸に、宇宙へと旅立つ飛行士・リウ(ウー・ジン)。禁断のデジタル技術によって、事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者トゥー(アンディ・ラウ)。大きな決断を迫られる連合政府の中国代表ジョウ(リー・シュエチェン)。移送計画は一筋縄ではいかず、この計画に反対する勢力は、計画を阻止しようと、妨害を続ける。多くの犠牲を払いながらも、地球と人類の存亡と希望を懸けた最終作戦が始まった!

圧倒的なスケール、精緻な映像美、壮大なストーリー。
ハリウッドにもひけを取らない、中国発のSF超大作映画がここに誕生!
精緻な映像美で描かれ、ドラマティックに描かれる人間模様。さらに圧倒的なスケールで繰り広げられる描写など、3.2億元(約65億円)の製作費を費やし、ハリウッド大作も圧倒する究極のSFエンタテインメント超大作。
 中国本土で初登場第一位に輝き、興収40億2900万元(約815億円)を突破。歴代興行収入ベストテン入りを果たすメガヒットを記録! 北米でも大ヒットを記録たという。世界興収は約6億米ドル。第96回米国アカデミー賞国際長編映画賞の中国代表としても選出された。すでにシリーズ3作目の製作も決定するなど社会現象となっている。

公式HPより
監督:郭帆 グオ・ファン
1980年、山東省生まれ。海南大学で法律を学んだのち、北京電影大学大学院を卒業。金鶏奨作品賞など数々の賞を受賞し全世界興収770億円の大ヒットを記録した前作『流転の地球』(19)までは、チョウ・ドンユィ主演の『同桌的妳』(14)程度しか知られていなかったが、前作を制作する際に全財産を投じ、50年後の世界を具現化するために、惑星エンジンから、地下都市、運搬車まで、あらゆるシーンの細かいイメージを描き、コンテンツイメージは3000枚、絵コンテは8000枚にもなったという。朝鮮戦争を描いた『バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦』(20)にグェン・フー、ルー・ヤンらと共同監督し、今作制作へと着手した。

製作:劉慈欣 リウ・ツーシン
1963年6月23日生まれ。1985年、北水利水電学院(現・華北水利水電大学)の水力電気工学科を卒業。その後、山西省陽泉市にある火力発電所に配属され、コンピュータープログラマーとして働きながらSF作品を執筆。1999年、SF雑誌『科幻世界』でデビュー。2006年より、科幻世界にて「三体」の連載を開始。08年に単行本として刊行されるや、三部作で計2,100万部以上のベストセラーに。2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。現代中国SF文学の旗手と見なされている。代表作に「三体」三部作、「超新星紀元」、「三体0球状閃電」、「老神介護」、「郷村教師」などがある。また、原作短篇「流浪地球」が『流転の地球』として映画化し、本作にはプロデューサーとしても参加した。

2023年/中国/中国語・英語/173分/カラー/シネスコ/5.1ch/DCP
字幕翻訳:神部明世/字幕監修:大森望/配給:ツイン 
公式HP https://rutennochikyu.jp/
posted by akemi at 06:10| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月14日

海街奇譚(※読み:うみまちきたん) 原題:海洋動物  英題:In Search of Echo

umimachi.jpg
©Ningbo Henbulihai Film Productions/Cinemago

脚本・監督:チャン・チー(張弛)
共同脚本:ウー・ビヨウ
撮影:ファン・イー、視覚効果:リウ・ヤオ、音楽:ジャオ・ハオハイ、美術:ポン・ボー、編集:シュー・ダドオ
出演:チュー・ホンギャン(朱洪洋)、シューアン・リン(林煊)、ソン・ソン(孙正霖)、ソン・ツェンリン、チュー・チィハオ、イン・ツィーホン

カメラを手に離島の堤防の上を歩く男チュー。彼はいなくなった妻を捜しに、彼女と出会ったこの島に来た。小学校の女教師に妻の姿を重ね、思わずシャッターを切る。
カブトガニの⾯を被った漁師たちとすれちがう。町の守護仏の頭が消えて以来、海に出た者が戻ってこなくなり、漁師たちは漁に出ていない。町⻑の息⼦シンシンが、父さん一人で仏像の頭を探しているという。
「宿ならある」と太った女に声をかけられる。ひっそりとしたホテルのカウンターには、美女の写真。5年前の8⽉5⽇にいなくなった双子の妹だという。季節はずれに島に来るのは自殺願望の学者や詩人だといわれ、『オアシス』という映画で変態殺人鬼を演じた映画俳優だと名乗るチュー。島に来たのは妻を捜すためというと、⼥主⼈はダンスホールの女将を訪ねることをチューに勧める。
ダンスホールに行き、⼥将に妻を捜しに来たと話すと、「見つからないわ」と言われる。女将も夫が5年前、漁に出たきり戻ってこないという・・・

季節はずれの、もの悲しげな島の風情に、クラゲやタコにカブトガニと、原題の「海洋動物」が不思議な彩を添える斬新な映像。時折、俳優チューが妻とのことを回想する場面が挟み込まれ、現実と夢が交錯してくらくら。
同じような女性の顔が・・・と思ったら、シューアン・リンが、⾏⽅不明の妻、⼥教師、ダンスホールの女将の三役を演じているのでした。
撮影地は、上海から船で1時間の⾈⼭浙江省の勝渓島。意外と都会から近い場所でした。チャン・チー監督ゆかりの地。
冒頭、スタイリッシュな人物写真が数枚映し出されます。主人公チューがフィルムで撮った写真という設定。映画俳優よりも、写真家としての才能がありそう! 
8月5日という日付が、何度か出てきて、その意味するところは?と想像を掻き立てられました。(咲)


2019年/中国/112分
配給・宣伝:Cinemago
公式サイト:https://umimachi-kitan.jp/
★2024年1月20日(土)、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開




posted by sakiko at 19:40| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月02日

サタデー・フィクション    原題:蘭心大劇院  英題:Saturday Fiction

saturday.jpg
(C)YINGFILMS 2019

監督:ロウ・イエ(婁燁)
出演:コン・リー(鞏俐)、マーク・チャオ(趙又廷)、パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャンリー(黄湘麗)、中島歩、ワン・チュアンジュン(王傳君)、チャン・ソンウェン(張頌文)/オダギリジョー

1941年、日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と称されていた。魔都と呼ばれるこの上海では、日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。
日本が真珠湾攻撃をする7日前の12月1日、魔都上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。一方、この大女優ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに長けた「女スパイ」という裏の顔があった。
そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けた“マジックミラー計画”の始まりだった……。

ロウ・イエ監督の第11作目。
モノクロ映像に、漢字縦書きで時代背景が語られ、ぐっと太平洋戦争開戦前の緊張した1週間にひき込まれます。とはいえ、それは真珠湾攻撃があのような形で行われたという歴史を知っているからこそで、当時の人たちは緊張感の溢れる時代にいながらも、何が起こるかはわからない中で暮らしていたことに思いが至ります。
今も上海に残る当時の建物を使っての撮影は、モノクロ映像であることもあいまって、時代を感じさせてくれます。
字幕を担当された樋口裕子さんによる「映画『サタデー・フィクション』プロダクションノート」に、撮影場所についても詳しく書かれていますので、ぜひお読みください。 
https://note.com/uplink_senden/n/ncb7639771bf6
魔都と呼ばれ、欧米中日各国の諜報部員が暗躍していた上海。愛する人さえ、諜報部員かもしれないという疑心暗鬼。コン・リーが、強い女でなく、愛する人を想うはかなさも感じさせてくれました。登場人物それぞれがたどってきた人生も、時代に翻弄されたもので、なんとも切ない物語です。(咲)


実はスパイ物を扱った映画は好きではなくあまり観たことがない。でも、この作品は婁燁監督の作品なので観てみた。スタイリッシュな作りで、テンポよく物語が進む。しかし物語は複雑。劇内劇という感じで、ユー・ジンは国民的スターという設定。演劇の進行と、暗躍するスパイたちと、戦争が始まる前の緊張感あふれる時代を描き、単なるスパイものではない側面を見せている。
ユー・ジンはヒューバートの養女になり、スパイとなったようだけど、フランスのスパイなのか、あるいは実際は中国側のスパイだったのか疑問が残った。それにしても、あの時代の上海は魔都と呼ばれ、スパイが暗躍したところだったのだろう。ここを舞台にたくさんのスパイ映画が作られている。この映画は真珠湾攻撃前の数日間を描き、戦争が始まる前の緊張感に溢れた作品になっている。しかし、日本軍の真珠湾攻撃の情報が上海にまで伝わっていたとは考えられないけど、映画だからこその大胆な発想と思った(暁)。


☆ロウ・イエ監督 来日記念舞台挨拶
ゲスト(予定):ロウ・イエ監督、マー・インリー(プロデューサー)、オダギリジョー、中島歩

*シネ・リーブル池袋
日時:11月3日(金・祝)9:30の回(上映後)

アップリンク吉祥寺
日時:11月3日(金・祝)13:35の回(上映後)、16:25の回(上映前)

新宿武蔵野館
日時:11月3日(金・祝)19:25の回(上映前)

2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/127分/モノクロ/5.1ch/1:1.85
字幕:樋口裕子
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト:https://www.uplink.co.jp/saturdayfiction/
★2023年11月3日(金・祝)よりよりヒーマントラスト有楽町、新宿武蔵野館、シネリーブル・池袋、アップリンク吉祥寺にて全国ロードショー

posted by sakiko at 22:22| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする