2024年02月07日

THE WILD 修羅の拳  原題:더 와일드: 야수들의 전쟁  英題:THE WILD

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監督:キム・ボンハン 脚本:キム・ジュマン 製作:ナム・ジウン
撮影:キム・ジェソン 編集:キム・ウヒョン、キム・ヒョンソ 音楽:モク・ヨンジン
出演:パク・ソンウン、オ・デファン、オ・ダルス、チュ・ソクテ、ソ・ジヘ

ボクサーのウチョル(パク・ソンウン)は、私設の違法賭博場で試合中に相手を誤って殺してしまい、8年の懲役刑となる。模範囚として釈放され、静かに生きたいと願うが、古き友人で犯罪組織の首領ドシク(オ・デファン)から、また一緒に仕事をしようと誘われる。ドシクが用意してくれた部屋にいくと、そこにはコールガールのミョンジュ(ソ・ジヘ)がいた。その後、ウチョルはミョンジュを襲った男を殴りつける。その男は汚職刑事のジョンゴン(チュ・ソクテ)だった。ドシクが彼と取引し逮捕を免れるが、その代わりに、脱北者で構成された麻薬密売組織を仕切るガクス(オ・ダルス)を消すよう命じられる・・・

ウチョルの罪は殺人とはいえ、試合中の事故。犯罪組織とは離れて平穏に暮らしたいのに、偶然知り合った女性を助けるために、どんどん悪の世界に引きずり込まれてしまいます。
ウチョルを演じたパク・ソンウンは、優しい面立ちなのに、最近の出演作『ザ・ガーディアン/守護者』でも組織のボス役でした。多くの映画で名脇役を務めてきましたが、本作では晴れて主役。普通の人になりたいのに、なれない悲しみを顔で伝えてくれます。
出てくるだけで可笑しいオ・ダルスもいい味出してます。ボスのドシクを演じたオ・デファンは、ドラマでも調子のいい男の役が多いです。
「こんな地方都市から抜け出してソウルにいきたい」という言葉がありましたが、海辺の素敵な町。どこなのか気になりました。(咲)


2023年/韓国/韓国語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/110分
字幕翻訳:小西朋子
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx-v.com/wild/
★2024年2月16日(金) よりシネマート新宿ほか順次公開




posted by sakiko at 03:28| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月04日

梟ーフクロウー 原題:올빼미(フクロウ) 英題:The Night Owl

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(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & C-JES ENTERTAINMENT & CINEMA DAM DAM. All Rights Reserved.

監督:アン・テジン
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン

朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」(1645年)に記された‟怪奇の死“にまつわる謎に迫る

盲目の天才鍼師ギョンス(リュ・ジュニョル)は、才能を認められ宮殿に入るが、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えていた。折しも、清国の人質となっていた世子(キム・ソンチョル)が、清の王に連れられて8年ぶりに帰国する。世子は父である国王・仁祖(ユ・ヘジン)に清と親しくすることが生きる道と進言するが、仁祖は「世子は心の病」と一蹴する。
ある夜、当直だったギョンスは、世子の死に至る現場を「目撃」してしまう。見て見ぬふりをしなければ弟に危険が迫るが、親の顔を見ないで8年を過ごした世子の息子の為にも真相を明かしたいとギョンスは死闘する・・・

闇の中では、かすかに見ることができるギョンスが見たものとは?
清の属国になりさがりたくない国王・仁祖を演じたユ・ヘジンの鬼気迫る姿に圧倒されます。
盲目のギョンスは、暗闇の中で、どこまで見えるのか・・・
真相が明かされていく様に、ぞくぞくさせられました。
本作が長編デビュー作とは思えない、重厚な作品。(咲)



2023 第59回 百想芸術大賞 作品賞、新人監督賞、男子最優秀演技賞(リュ・ジュニョル)
2023 第43回 韓国映画評論家協会賞 新人監督賞、男優主演賞(リュ・ジュニョル)、撮影賞
2023 第43回 黄金撮影賞授賞式 最優秀作品賞、監督賞、撮影賞 金賞
最優秀男優主演賞(リュ・ジュニョル)、最優秀助演男優賞(チェ・ムソン)、照明賞
2023 第59回 大鐘賞映画祭 新人監督賞、脚本賞、編集賞
2023 第44回 青龍映画賞 新人監督賞、撮影照明賞、編集賞
2023 第28回 春史国際映画祭 主演男優賞(リュ・ジュニョル)、新人男優賞(キム・ソンチョル)、新人監督賞、脚本賞
2023 第10回 韓国映画制作家協会賞 脚本賞、編集賞、音響賞(パク・ヨンギ)


2022年/韓国/118分
日本語字幕:根本理恵.
配給:ショウゲート
公式サイト:http://fukurou-movie.com/
★2024年2月9日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開




posted by sakiko at 19:01| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月21日

ザ・ガーディアン/守護者  原題:保護者 보호자 英題:A Man of Reason

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監督:チョン・ウソン
脚本:チョン・へシン、チョン・ウソン
撮影:コ・ラクソン
音楽:キム・テソン
出演:チョン・ウソン、キム・ナムギル、パク・ソンウン、キム・ジュンハン、パク・ユナ

チョン・ウソン 初監督作品!

殺人の罪で10年の懲役を終え出所の日を迎えたスヒョク(チョン・ウソン)。今も忘れられずにいる恋人ミンソ(イ・エリヤ)の元を訪れ、何も言えずに目の前から消えたことを詫びる。バレエ教室に連れていかれたスヒョクは、ミンソから「あなたの娘、インビ」と教えられる。所属していた犯罪組織と縁を切り、平凡な父親であろうとするスヒョクだったが、スヒョクの背信を感じたボス(パク・ソンウン)は、自分の右腕であるソンジュン (キム・ジュナン) に彼の監視を指示する。スヒョクが疎ましいソンジュンは、「洗濯機」と呼ばれるウジン(キム・ナムギル) とチナ (パク・ユナ)の男女二人組にスヒョクを消すよう依頼する。恋人ミンソを殺し、娘を人質に取り、スヒョクをおびき出すウジンたち。かけがいのない最愛の娘を守るため、スヒョクは立ち上がる・・・

盟友イ・ジョンジェに続いて、チョン・ウソンも遂に監督デビュー! これはもう期待せずにいられませんでした。本音をいうと、これが撮りたかったのか・・・ですが、ウジンやソンジュンがあの手この手で追っても追っても死なないスヒョクに、最後は感服といったところでしょうか。
キム・ナムギルが、いかれて、はじけた殺し屋を楽しそうに演じていて、チョン・ウソン監督のもとで、絶大の信頼と愛をもって臨んだことを感じました。ほかの出演者たちも同様! チョン・ウソンの演出を真剣に楽しんだ撮影現場が目に浮かびます。とにかく初監督おめでとうございます! イ・ジョンジェの感想をお聞きしたいです・・・(咲)


2022 年/韓国/韓国語/シネスコ/5.1ch/98 分
字幕翻訳:福留友子
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx-asia.com/gardian/
★2024年1月26日(金) 新宿バルト9 ほか 全国ロードショー
posted by sakiko at 20:31| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月07日

セマンティックエラー・ザ・ムービー(原題:Semantic Error: The Movie)

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監督:キム・スジョン
原作:「セマンティックエラー」J.Soori
 韓国電子書籍プラットフォームRIDIBOOKS2018年BL小説大賞
出演:パク・ジェチャン(チュ・サンウ)、パク・ソハム(チャン・ジェヨン)、キム・ノジン(リュ・ジヘ)

工学部3年生のチュ・サンウは、真面目な完璧主義者の秀才で、無駄は大嫌い。ルーティン通りの安定した毎日を過ごしている。そんな彼がグループ課題を一人で発表する羽目になり、さぼったメンバーを教授に報告した。そのために卒業を控え、留学も決まっていた先輩のチャン・ジェヒョンは卒業取り消しになってしまう。彼は学校一のイケメン・モテ男、自由奔放でスキルも高い。自分将来を邪魔したサンウはどんな奴かと、周りに出没し始める。
サンウは自業自得と取り合わないが、ジェヨンは反応を面白がってまとわりつき、整然としていたサンウの日常にエラーが生まれていく。
*セマンティックエラー(文法的には正しくとも機能しないコンピュータ構文)

韓国映画では珍しいBLものです。モデルなみの長身イケメンのジェヨンが、後輩で変わり者のサンウをからかっていくうちに、可愛い・・・と思ってしまう心の動きにきゅんっとするはず。うっとうしがっていたサンウが、ジェヨンの寝顔に思わず見とれてしまうのにもきゅんっ!見つめあう二人の身長差もいいですね。女子もからんではきますが、本命にはなりえません。眼福、眼福、お楽しみください。試写は本編 2時間57分一気見でしたが、長い感じはまったくしません。日本では、前編+後編と分けての上映。待つのも楽しみのうちです。おまけにアニメーション上映がありますよ。(白)

2022年/韓国/カラー/ビスタ/前編95分 後編106分
配給:ブシロードムーブ、トムス・エンタテインメント
(C)2022 Watcha All Rights Reserved.
https://semaera.jp/
前編 ★2024年1月12日(金)より
後編 ★2024年1月126日(金)より全国公開!

 
原作ノベルはこちら
posted by shiraishi at 18:19| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月29日

マイ・ハート・パピー   原題:멍뭉이(モンムンイ)  英題:My♡Puppy

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監督:キム・ジュファン『ミッドナイト・ランナー』)
出演:ユ・ヨンソク(『ニューイヤー・ブルース』)、チャ・テヒョン(『猟奇的な彼女』『神と共に 第一章 罪と罰』)、チョン・インソン(「ウラチャチャ My Love」)、パク・ジンジュ『サニー 永遠の仲間たち』)、キム・ユジョン(「雲が描いた月明かり」)、イ・ホジョン(『ミッドナイト・ランナー』)、ウ・ドファン(『ディヴァイン・フューリー/使者』

出版社に勤めるミンスは、退社時間になると飛び出し、愛犬ルーニーの待つ家に帰る毎日だ。ある日、ルーニーとの散歩はお預けにして、身なりを整えて出かける。台湾旅行で知り合って1000日目のソンギョンにプロポーズ。無事OKを貰えるが、実は彼女が犬アレルギーだと知る。ルーニーを信頼できる人に預けるしかないと、従兄のジングクに相談する。ジングクは夢だったカフェを借金してオープンしたもののつぶれてしまい、時間はあるからと一緒にルーニーの里親を探す旅に出る・・・

里親探しの旅で出会う人たちを演じているのが、韓国映画やドラマでお馴染みの人たち。ネットでルーニーそっくりの犬を飼っている少女を見つけて訪ねるのですが、少女のパパ役はリュ・スヨン! 坡州に住む叔父は、カン・シニル。叔父はボストンに住む娘のところに行かなければならなくなったと、飼っている犬のレイを逆に預かってほしいと頼まれてしまいます。さらに二人は道中で生まれたばかりの5匹の捨て犬を見捨てられず、道連れに。済州島で保護犬をたくさん引き取っているお嬢様がいると知って、木浦港からフェリーで済州へ・・・ 
ルーニーの里親を見つけるどころか、どんどん増えてしまうワンちゃんたち。従兄ジングクを演じているのが、チャ・テヒョンなので、笑える映画なのは予想していましたが、ありえない展開! 原題「멍뭉이(モンムンイ)」は、ワンちゃんという意味だそうです。犬好きにはたまらない映画でしょう。
ミンスの彼女ソンギョンは、犬が嫌いなわけじゃなくて、親ゆずりの犬アレルギー。最後は、ハッピーな解決策で終わります。な~んだ、それなら里親を探す必要はなかったじゃないかと言ってしまっては元も子もありません。思わぬ出演者と共に韓国各地の景色もどうぞ楽しんでください。(咲)


2023年/韓国/韓国語/5.1ch/113分
字幕翻訳:蔡七美
配給:AMGエンタテインメント
公式サイト:https://myheartpuppy.jp/
★2024年1月2日(火)シネマート新宿ほか全国順次公開



posted by sakiko at 02:58| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする