2022年11月12日

ザ・メニュー(原題:The Menu)

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監督:マーク・マイロッド
脚本:セス・リース、ウィル・トレイシー
撮影:ピーター・デミング
音楽:コリン・ステットソン
出演:レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、ホン・チャウ、ジャネット・マクティア、ジョン・レグイザモ ほか

太平洋岸の孤島をカップルで訪れたマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)。お目当ては、なかなか予約の取れない有名シェフのスローヴィク(レイフ・ファインズ)が振る舞う、極上のメニューの数々。 「ちょっと感動しちゃって」と、目にも舌にも麗しい、料理の数々に涙するタイラーに対し、マーゴが感じたふとした違和感をきっかけにレストランは徐々に不穏な雰囲気に。 一つ一つのメニューには想定外の“サプライズ”が添えられていたのだ 。果たして、レストランには、そして極上のコースメニューにはどんな秘密が隠されているのか?そしてミステリアスな超有名シェフの正体とは…?

これまでにもレストランを舞台にした映画はいくつも作られてきました。それらには大抵、人生に躓いてしまった人が登場し、その人物が料理を作ることやお店を切り盛りすることで立ち直っていくハートウォーミングな結末を迎えるが多いような気がします。
本作はそれらとは一線を画し、スローヴィクとマーゴの心理戦の様相を呈した展開は最後までサスペンスフル。極上の料理が提供されているものの、それどころではなくなってしまいます。そして、恐らく、この作品を見た多くの人がチーズバーガーを食べたくなること必至。その理由はぜひご自身でお確かめください。(堀)


わざわざ孤島に行くというところで、まずひっかかりを感じます。わたしは行きませんよ、ええ。招待されていませんけど。豪華な食事が次々と現れ、ストーリーが進んでいくと、頭が???マークでいっぱいになります。このディナーって??? 目的は何???
レイフ・ファインズといえば「名前の言えないあの人」のイメージがいまだ強くて、それはご本人にも痛し痒しでしょう。この超人気シェフの役も板についているのに、何かあるに違いない、と勘ぐってしまいます。
マーゴ役のアニャ・テイラー=ジョイの目力と、胆力に思わず「天晴れ!」。じわじわと背中を這い上がってくる疑問と恐怖に負けず、最後まで美食を楽しんでお帰りください。(白)


2022年/107分/R15+/アメリカ
配給:ディズニー
©2022 20th Century Studios. All rights reserved.
公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/themenu
★2022年11月18日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

posted by ほりきみき at 18:24| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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