2019年06月08日

劇場版 誰ガ為のアルケミスト

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総監督・ストーリー構成:河森正治
原作:今泉潤・FgG 
監督:高橋正典 
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:嘉手苅睦 
撮影監督:若林優(T2studio) 
声の出演:水瀬いのり、逢坂良太、降幡愛、花江夏樹、石川界人、堀江由衣、生天目仁美、内田雄馬、今井麻美、早見沙織、江口拓也、Lynn、福山潤

自分に自信の持てない女子高生カスミ(水瀬いのり)は、ある日、不思議な声に導かれて異世界バベル大陸へと召喚される。そこは、伝説の存在・暗黒竜デストルークにより、錬金術も魔法も封じられ、“闇の魔人”が跋扈する世界だった。カスミは、彼女を召喚した魔法使いのリズ(降幡愛)、そしてガンナーのエドガー(逢坂良太)と出会う。リズは「闇を封じる幻影兵」を召喚したつもりだったが、カスミはそのような力を持っていなかった。あてがはずれたことに落胆するリズとエドガーだが、カスミを放っていくこともできず、一緒にレジスタンスの村へと向かった。そこでカスミは熱を出して倒れてしまう。カスミはバベル大陸でもまったく無力のままだった。
魔の手は瞬く間に拡がり村を襲撃する“闇の魔人”たち。そこには闇に堕ちた幻影兵と化したザイン(内田雄馬)、セツナ(今井麻美)、メラ(Lynn)とニクス(福山潤)姉弟の姿もあった。彼らはデストルークに召喚され、村を襲撃してきたのだった。絶望を目前にしたカスミの脳裏に、意外なビジョンがふと浮かび上がる。それは、カスミの中に眠る彼女の“本当の強さ”が目覚めようとしている兆しだった―

本作のベースになっているのはスマートフォン向けアプリ「誰ガ為のアルケミスト」。そこに劇場版オリジナルキャラクターとして、女子高生のカスミをヒロインとして登場させ、彼女がゲーム内にある異世界・バベル大陸へ召喚され、ゲームのキャラクターたちと接することで成長する姿を描いている。
何も知らないカスミが異世界に入っていくという構造を取ることで、ゲームを知らない人が見ても楽しめるように作ってある。ストーリー構成を務めたのは、総監督でもある河森正治。河森総監督は『マクロス』シリーズや『アクエリオン』シリーズなどで広く知られているが,本作は自身にとって初となるゲーム原作の映画化という。
カスミが現実の世界で何に悩み、苦しんでいたのか。そんなカスミが異世界を経験することでどう成長したのか。その結果、現実世界に戻ったときにどんな行動を取ったのか。同世代にとっては共感する点が多いはず。また、親世代にとっては、カスミ世代の子どもたちの言動の裏にはどんな気持ちが隠されているのかを知ることができるだろう。(堀)


「河森正治EXPO」
原作、監督、脚本、絵コンテ、メカデザインまでこなす河森正治のプロデビュー40周年を記念した企画。これまで携わった作品のデザイン画、絵コンテ、アイデアノートなどを数百点以上展示。河森ならではの独創的な新作映像なども見ることができる。
会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)
開催日程:2019年5月31日(金)~6月23日(日)
https://kawamoriexpo.jp/s/ex01/?ima=2248

2019年/日本/カラー/118分
配給:アスミック・エース
(C) 2019 FgG・gumi / Shoji Kawamori, Satelight
公式サイト:https://tagatame-movie.jp/
★2019年6 月 14 日(金)ロードショー

posted by ほりきみき at 01:17| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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