2019年05月11日

オーヴァーロード(原題:Overlord)

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製作:J.J.エイブラムス、リンジー・ウェバー
監督:ジュリアス・エイヴァリー
脚本:ビリー・レイ、マーク・L・スミス
原案:ビリー・レイ
出演:ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー

1944年6月、ある空挺師団が連合軍の通信を妨害している教会の電波塔を破壊するという重要な密命を帯びてドイツ占領下のフランス・シエルブランという村に向かっていた。しかし、輸送機は敵兵からの激しい攻撃をくらい、兵士たちは敵の領土へと散り散りに落下していった。
無事、地上に降り立ったエド・ボイス二等兵(ジョヴァン・アデポ)やフォード伍長(ワイアット・ラッセル)たちは森でクロエ(マティルド・オリヴィエ)という名の女性と遭遇。村まで案内してもらう。
残された時間はあとわずか。教会の内側から塔を破壊するため、ナチスの目をそらし、フォードとボイス、そしてクロエは基地へと進入する。しかし、そこで彼らの前に立ちはだかったのは、今まで見たこともない敵だった。

目的地を間近にして激しい対空砲火を浴びる。輸送機に火の手が上がり、兵士たちはパラシュートで降下する前に命を落としてしまうのではないか。迫力たっぷりのスタートに戦争映画好きの心は逸るだろう。無事、地上に降り立った者もナチスに見つかったり、地雷を踏んでしまったりして、師団はほんの数名に。ピリピリした緊張感が続く。
しかし、この作品はそれだけではない。後半はホラーの要素を加味し、雰囲気ががらりと変わる。そして最後はターミネーターを彷彿させる敵との死闘へと移行する。
主人公ボイスは若手俳優のジョヴァン・アデポ。最初はちょっと頼りなげだが、一気に経験を積んでたくましくなっていく。個人的には上官のフォード伍長を演じたワイアット・ラッセルがいい。カート・ラッセルの息子である。任務の遂行のためには自己犠牲をいとわない漢気に惚れそうになった。(堀)


2018年/アメリカ/R15+/110分
配給:プレシディオ
© 2018 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://overlordmovie.jp/
★2019年5月10日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
posted by ほりきみき at 01:56| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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