2019年04月20日

リアム16歳、はじめての学校(原題:Adventures in Public School) 

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監督・脚本:カイル・ライドアウト
撮影:スターリング・バンクロフト
音楽:マシュー・ロジャーズ:
出演:ジュディ・グリア、ダニエル・ドエニー、シオバーン・ウィリアムズ、アンドリュー・マックニー

リアム(ダニエル・ドエニー)は小さい頃から学校には行かず、シングルマザーのクレア(ジュディ・グリア)から英才教育を受けている。有名大学に入ってホーキング博士のような天文学者になるのが夢。一緒に遊ぶ友達はおらず、勉強が終わると自宅の壁を相手に一人でサッカーをしているが、友達がいないことに寂しさを感じるようになっていた。
ある日、高卒認定試験を受けるためにはじめて足を踏み入れた公立高校で、リアムは人生ではじめて恋に落ちる。一目惚れした義足の美少女アナスタシア(シオバーン・ウィリアムズ)に近づくためわざと試験に落ち、リアムは高校に通学することを決意した。

学校に行かなくても知識を学ぶことはできる。クレアのように親が全部教えなくても、基礎的なことさえ学んでいれば、独学でもできるだろう。専門の先生をつければ、より効果的だ。しかし、人間関係は学校のような集団の場でなければ学べない。同級生との横の繋がり。上級生や下級生との縦の繋がり。どちらも経験することで少しずつ学んでいく。そして、その先にあるのが恋愛か。リアムは人間関係を学ばぬうちに、一気に恋愛に入ってしまった。だからこそ、とんちんかんになってしまうリアムの行動が微笑ましい。
また、子どもの将来を心配すればするほど、管理したくなるもの。私事で恐縮だが、子どもが生まれたときに食べるものに気を使い、安全な食材にこだわり、インスタント食品はおろか冷凍食品さえ一切与えなかった。ところが幼稚園に入って、友だちの家に遊びに行った際、ペヤングソース焼きそばをいただき、子どもがはまってしまったのだ。それまでの6年間を全否定されたようでショックだったことをふと、思い出した。クレアの子離れの苦労もけっして他人ごとではない。(堀)


2017年/カナダ/英語/カラー/ビスタサイズ/86分
配給:エスパース・サロウ
©2017 SCHOOLED FILMS INC., ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://liam-hajimete.espace-sarou.com/
★2019年4月27日(土)から新宿シネマカリテほか全国で順次公開
posted by ほりきみき at 00:08| Comment(0) | カナダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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