2019年05月01日

映画 賭ケグルイ

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監督:英勉
原作:河本ほむら、尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
脚本:高野水登、英勉
撮影:小松高志
音楽:未知瑠
出演:浜辺美波、高杉真宙、池田エライザ、矢本悠馬、森川葵

創立122年を迎える私立百花王学園。この学校ではギャンブルの勝者に地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。転校生の蛇喰夢子(浜辺美波)は常軌を逸したギャンブル狂。生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。
そのころ、学園では、過去にギャンブルで綺羅莉に打ち勝ったことのある伝説の人物・村雨天音(宮沢氷魚)が主宰する白装束集団・ヴィレッジが“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げて、勢力を伸ばしていた。それを快く思わない生徒会はヴィレッジ解体並びに夢子潰しを目論み、ギャンブルイベント「生徒代表指名選挙」を開催する。非ギャンブルの考えを貫く村雨は沈黙を守るが、村雨の部下である歩火(福原遥)は組織を守るためにゲームに参戦。夢子は小心者の同級生・鈴井(高杉真宙)と、夢子と共に生徒会に立ち向かってきた芽亜里(森川葵)もかつての対戦相手・木渡(矢本悠馬)とタッグを組み、“学園史上最大のギャンブルトーナメント”に挑んだ。

ギャンブル狂の女子高生が主人公!?とまずはその設定に驚くだろう。彼女の蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)という名前の奇抜さが目をひく。他の登場人物も蛇喰夢子と並ぶ最強のギャンブラーは桃喰 綺羅莉(ももばみ きらり)など、何と読んだらいいのかわからない凝った名前ばかり。まるで読み方クイズのようで、他の登場人物の名前を知りたくなった。
さらに彼女たちの行動の規範になっているギャンブルも既存のゲームにひねりを加え、斬新な趣向を凝らしている。しかも3ゲームが次から次へと展開。勝者がなぜ勝ったのかを、他者の心理を巧みに読み取った上での駆け引きで説明する。勝者になっても敗者になっても、俳優たちが他の作品では見せたことのない強烈な表情を披露する。芸でも勝負しているかのよう。エンタメ感たっぷりでワクワクしてしまう。
その一方で、俳優たちがそれぞれのキャラに内面性をしっかり肉付けして演じているので、過剰なまでに高いテンションの演技でも、やり過ぎ感がない。普段の印象からガラッと変わる主演の浜辺美波はさることながら、矢本悠馬、森川葵は何かが憑依したかのようだ。今後の彼らの活躍から目が離せない。
原作は、月刊「ガンガン JOKER」で連載中の同名コミック。シリーズ累計部数は450万部を突破しており、テレビアニメは2017年7月に第1期、2019年1月に第2期が放送された。テレビドラマとして実写化もされており、2018年1月にシーズン1、2019年4月にシーズン2を放送。今回公開される『映画 賭ケグルイ』はテレビドラマの劇場版である。(堀)


2019年/日本/119分
配給:ギャガ
©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会
公式サイト:https://kakegurui.jp/
★2019年5月3日(金・祝) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
posted by ほりきみき at 00:01| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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