2019年06月16日

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

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監督:野口照夫(実写パート)・山本清史(エオルゼアパート)
脚本:吹原幸太
原作:「一撃確殺SS日記」(マイディー)/ ファイナルファンタジーXIV(スクウェア・エニックス)
出演:坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、前原 滉、今泉佑唯、野々村はな、
和田正人、山田純大、佐藤隆太、財前直見
声の出演:南條愛乃、寿美菜子、悠木碧

自分が子供の頃から、何を考えているのか全く分からなかった父の背中を見て、心の中でそうつぶやくアキオ(坂口健太郎)。仕事一筋で単身赴任中だった父(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家に帰って来たのだ。母と妹も一日中ボーっとテレビを見ている父を、遠巻きに眺めている。父の本音を知りたい、そんな願いに突き動かされたアキオに、ある計画が閃く。アキオの得意なオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導し、自分は正体を隠して、共に冒険に出るのだ。その名も〈光のお父さん計画〉!アキオは顔も本名も知らないゲーム仲間たちに協力を呼び掛け、励まされる。だが、この時のアキオは思いもしなかった。父に家族も知らない意外な顔があるとは。

子どもとの距離感は難しい。ましてや家庭を妻に任せてきた父親には。何とかしたい。でも、どうしたらいい?
子どもも実は同じようなことを考えて、きっかけを探しているのかもしれない。普遍的な問題をオンラインゲームで立場を隠して繋がり、クリアした息子が書いた人気ブログの映画化。
親子では面と向かって話せないことも他人ならさらっと話せることがある。息子は素性を隠してネットで父と繋がり、家族への思いを知った。思いがあれば必要なのはきっかけ。親子だからのもどかしさを坂口健太郎と吉田鋼太郎がちょっと笑わせ、でもしみじみと絶妙なバランスで演じ、共感を紡ぎ出す。(堀)


2019年/日本/カラー/114分
配給:ギャガ 
©2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 
©マイディー/スクウェア・エニックス
公式サイト:https://gaga.ne.jp/hikarinootosan/
★2019年6月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
posted by ほりきみき at 00:15| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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