2019年05月25日

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(原題:England Is Mine)

eim-movie.jpg

監督・脚本:マーク・ギル
出演:ジャック・ロウデン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジョディ・カマー

1976年マンチェスター。学校をドロップアウトしたスティーブン・モリッシー(ジャック・ロウデン)はライブに通っては批評を音楽紙に投稿するだけの毎日。仕事をサボって詩を書くことが唯一の慰めだった。そんな時、美大生のリンダー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会い、後押しもあってバンドを組むことになる。
初ライブは成功、スティーブンはミュージシャンになろうと仕事を辞める。しかし順調に思えた彼を待ち受けたのは、別れや挫折だった。1982年、それでもあきらめずに音楽を続けるスティーブンの元に1人のギタリストが訪ねてくる。それは、のちに彼と「ザ・スミス」を結成するジョニー・マーだった。

1980年代に席巻したバンド「ザ・スミス」のモリッシーの若き日を描く。ザ・スミスを知らなくても、青春映画として楽しめるので大丈夫。
モリッシーは高校を中退し、せっかく手に入れた仕事もさぼり気味。音楽誌に辛口の批評を投稿するだけで、自分はなかなか一歩を踏み出さない。ダメダメぶり全開だが、イケメンなジャック・ロウデンが内気な感じで演じているからか、”守ってあげたい”と許せてしまう。94分の短尺で、モリッシーに惚れる女が3人も出てくるのはそのせいか。3人とも好きな男にきっかけをつかませようとせっせと後押しする。しかし、才能を信じる母の愛が息子を変える。親ってすごい。(堀)


2017年/イギリス/94分/カラー/シネスコ/PG-12
配給:パルコ
©2017 ESSOLDO LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:http://eim-movie.jp/
★2019年5月31日(金)よりシネクイントほか全国ロードショー

posted by ほりきみき at 02:21| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください