監督:デニー・ブレックナー、アルフォンソ・ゲレロ、マルコス・ヘッチ
原案:デニー・ブレックナー
脚本:デニー・ブレックナー、アルフォンソ・ゲレロ、マルコス・ヘッチ
撮影:アルフォンソ・ゲレロ、マルコス・ヘッチ
出演:デニー・ブレックナー、タルマ・フリードレル、グスタポ・オルモス、イグナシオ・ロケ、ペペ・ムヒカ(友情出演)
南米のウルグアイ政府が世界で初めてマリファナを合法化される。当時のホセ・ムヒカ大統領は「麻薬密輸業者(ナルコス)と戦うための大いなる実験だ」と法案に署名し、国が栽培と販売を統括し、薬局において1グラム1ドルで売ると発表した。
薬局を営むアルフレド(デニー・ブレックナー)は、苦しい経営状況を打開するために、早速、試験販売として、ブラウニーにマリファナを混ぜて売り始める。噂が噂を呼び、薬局には長蛇の列。テレビが取材に訪れるまでになったが、実は、密売業者からマリファナを入手していたことがバレて、逮捕され、独房に入れられる。
一方、法案成立から数ヶ月たっても、栽培が始まらず、人々は徐々に不満をつのらせ、議会に押し寄せるようになっていた。任期満了を控えた大統領は、国外の供給ルートを探ることにし、独房にいたアルフレドに釈放と引き替えに、歴史的なオバマ大統領との会談までに米国でマリファナ50トンを手に入れろ!と極秘指令を出す。
母タルマ(タルマ・フリードレル)と共に米国に渡るアルフレド。「ウルグアイ合法大麻会議所」をねつ造し、コロラド州デンバーで行われる「420ラリー」や「カンナビス・カップ」を通して、米国マリファナ業界に潜入する。垣間見える米マリファナ業界の事実。ウルグアイからの助っ人警察官タトと共に、果たして大統領のからの指令を遂行することができるのか?
大麻を合法化したのに売るべき大麻がない! ウルグアイの大統領から密命を受け、アメリカに販売ルートを開拓しに行った息子と母、警察官の珍道中をドキュメンタリータッチで描く。監督が主演し、実母が母役で出演。母は素人とは思えない大胆な振る舞いで作品を牽引する。麻薬密輸組織の温床と言われるラテンアメリカの国から大麻を輸入させてくれと言われたときのアメリカ人の反応は興味深い。アメリカで知り合う麻薬の関連団体の関係者たちは本物? 駐米ウルグアイ大使は? どこまでが事実? すべてが気になってしまう。(堀)
2017年/ウルグアイ=米国/カラー/75分
配給:Action Inc.+Smoke
© 2019 Action Inc.All rights reserved
公式サイト:https://www.8855movie.com/
★2019年7月13日(土)ロードショー
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