2020年07月12日
河童の女
監督・脚本:辻野正樹
撮影・編集:小美野昌史
照明:淡路俊之 津田道典
録音・整音:松野泉
美術:中村哲太郎
衣装:小宮山芽似
ヘアメイク:河本花葉
特殊造形:土肥良成
スタントコーディネーター:雲雀大輔
音楽:桜井芳樹
プロデューサー:市橋浩治
出演:青野竜平、郷田明希、斎藤陸、近藤芳正、瑚海みどり、飛幡つばさ、和田瑠子、中野マサアキ、家田三成、福吉寿雄、山本圭祐、辻千穂、大鳳滉、佐藤貴広、木村龍、三森麻美、火野蜂三、山中雄輔
柴田浩二(青野竜平)は、川辺の民宿で生まれ、今もそこで働きながら暮らしている。
ある日、社長青野竜平である父親(近藤芳正)が、見知らぬ女と出て行った。浩二は一人で民宿を続ける事となり、途方に暮れる。そんな中、東京から家出してきたという女が現れ、住み込みで働く事に。美穂(郷田明希)と名乗るその女に浩二は惹かれ、誰にも話した事の無い少年時代の河童にまつわる出来事を語る。このままずっと二人で民宿を続けていきたいと思う浩二だったが、美穂にはそれが出来ない理由があった。
今泉力哉監督『サッドティー』(第2弾)『退屈な日々にさようならを』(第6弾)や、上映館数350館・動員224万人を突破し、社会現象と化した上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』(第7弾)など数々の話題作を輩出しているENBUゼミナール主催の「シネマプロジェクト」 最新作(第9弾)です。監督は、遅咲きの新人・辻野正樹監督で、オリジナル脚本にあわせワークショップオーディションを実施。『カメラを止めるな!』効果で応募者はなんと428人! それまでの10倍の人数だそう。選ばれた16名のキャストに、ベテラン俳優の近藤芳正をゲスト俳優に向かえました。
物語は緩~く展開していきます。青野竜平さんの実直そうな感じが1人で民宿を守ろうと奮闘している主人公に重なります。生真面目で固い印象を与える郷田明希さんがミステリアスな女性にうまくはまって、ぎこちない2人の関係が微笑ましく見えてきます。
そしてロケーションが素敵。飯能市にある民宿を借りたようですが、ちょっと寂れた感じが作品にどんぴしゃり。ロケーションも主人公の1つといえるでしょう。(堀)
2020年/107分/5.1ch
配給:ENBU ゼミナール
(C) ENBUゼミナール
公式サイト:http://kappa-lady.net/
★2020年7月11日(土)新宿K’s cinema、7/18(土)池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー
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