2022年03月27日
女子高生に殺されたい
原作:古屋兎丸「女子高生に殺されたい」(新潮社バンチコミックス)
監督・脚本:城定秀夫
出演:田中圭、南沙良、河合優実、莉子、茅島みずき、細田佳央太、加藤菜津、久保乃々花、キンタカオ、大島優子
女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中圭)。
人気教師として日常を送りながらも“理想的な殺され方”の実現のため、9年間も密かに綿密に、“これしかない完璧な計画”を練ってきた。
彼の理想の条件は二つ「完全犯罪であること」「全力で殺されること」。
条件を満たす唯一無二の女子高生を標的に、練り上げたシナリオに沿って、真帆(南沙良)、あおい(河合優実)、京子(莉子)、愛佳(茅島みずき)というタイプの異なる4人にアプローチしていく……。
衝撃的なタイトルに胡散臭い内容かと思いきや、田中圭の高校教師があまりにもハマっていて、冒頭からぐいぐい引き込まれる。そのさり気ないけれど、思わせぶりなボディタッチはダメでしょう〜 言葉にするといやらしい感じだけれど、田中圭がすると見ているこちらまでドキドキしてしまう。
このワクワクに少し慣れてくると、「で、どうやって殺されるわけ? そんなの無理でしょう」と思うのだけれど、その方法が後半に明かされると、よくできた筋立てに思わず唸ってしまう。
果たして彼の思いは遂げられるのか。
そこに大島優子演じる元カノが絡んでくる。彼女との対峙は圧巻。瀬々敬久監督が『明日の食卓』の演技に感動して、『とんび』にもキャスティングしたのも納得の熱演。田中圭が主演で、彼だからこそ、本作にリアリティが生まれたのだけれど、最後の最後で大島優子に持っていってしまった!(堀)
2022年製作/110分/PG12/日本
配給:日活
(C)2022 日活
公式サイト:https://joshikoro.com/
★2022年4月1日(金)全国ロードショー!
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください