2021年01月04日
エマの秘密に恋したら(原題:Can You Keep a Secret?)
監督:イリース・デュラン
脚本:ピーター・ハッチングス
原作:ソフィー・キンセラ「エマの秘密に恋したら...」(ヴィレッジブックス刊)
出演:アレクサンドラ・ダダリオ、タイラー・ホークリン
ニューヨークに支店を構えるオーガニック飲料の大企業で働くエマに、昇進のチャンスが訪れる。ところが、出張先でクライアントとの会議に大失敗、さらに帰路の飛行機で乱気流に巻き込まれる。“退屈な仕事にパッとしない恋人。私の人生、これで終わるなんて!”と、パニックと悔しさから自分を見失ったエマは、隣の席の見知らぬ男に誰にも言えない秘密をすべてぶちまけてしまう。気が付いたら飛行機は無事に着陸。何事もなかったかのように出社すると、オフィスはカリスマオーナー、ジャックの登場に沸いていた。ところが、そのオーナーこそが“隣の席の男”だった──!
『お買いもの中毒な私!』のタイトルで映画化された、ベストセラー小説「レベッカのお買いもの日記」シリーズでも圧倒的な人気を誇る原作者の同名ベストセラー小説を『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!』の製作スタッフがアレクサンドラ・ダダリオを主役に迎えて映画化しました。
好きな人には自分のダメダメな部分は隠しておきたいもの。でも、背伸びばかりしていたら疲れてしまいます。ありのままの自分を受け入れてくれる人に愛されることが本当は大事なのかもしれません。わかっているけれど、ついカッコつけたくなるんですよね。
ロマンチックコメディーの王道をいく展開で、リアリティには欠ける面もありますが、細かいことは気にせずハッピーエンドを楽しんで、新年を明るくスタートさせたい人にはぴったりの作品です。(堀)
飛行機でパニックになったからと言って、他人にあそこまでさらけ出すってどうよ?と思うのは私だけではないでしょう。秘密は墓場まで持って行くんじゃないかなぁ。まあ、これでドラマが始まるんですけどね。エマ役のアレクサンドラ・ダダリオがすごく可愛いので、ドジでも喋りすぎても許せます(おじさん化している私)。ジャックの秘密が何かと思えば、え、そんだけ?だったのにはびっくり。別に隠すほどのことではないでしょうに(後で原作を読んだら相続もからんで面倒なのでした)。
原作はソフィー・キンセラ。映画化された『お買い物中毒な私!』のレベッカがヒロインの翻訳本がシリーズで出ていて、買い物好きな女子にはあるある満載です。ただし後で支払いがあることを忘れて、レベッカのようにならないで。(白)
エマは出張からの帰路の搭乗口で「最悪の日」と言ったら、「ファーストに空席が」と案内されます。冷静ならば、隣の男性はセレブと気づいたはずですが、頭の中は大失態をしでかしたことでいっぱい。乱気流で、もう死ぬ!と、思い切り秘密をぶちまけてしまうのです。
ユーモアにあふれ、チャーミングな作品を作ったイリース・デュラン監督。これまで、主にテレビのドキュメンタリーのプロデューサーや監督として活躍してきた彼女が、初の劇映画に選んだのがラブコメ。女心の描き方がお上手!
ところで、エマが一緒に暮らしているオマルは弁護士。ちょっととぼけた冴えない野郎なのですが、風貌が気になると思ったら、演じているSam Asghari、イラン生まれで2006年にアメリカに移民した人でした。 (咲)
2019年/アメリカ/カラー/94分/ビスタサイズ
配給:イオンエンターテイメント
©2019 CYKAS LLC
公式サイト:https://emma-movie.com/
★2021年1月8日(金)より新宿武蔵野館にて先行公開、
1月22日(金)よりイオンシネマほか全国ロードショー
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