2019年08月11日

ダンスウィズミー 

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監督・脚本:矢口史靖
撮影:谷口和寛
照明:森紀博
美術:磯田典宏
主演:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明

有名企業で働く静香(三吉彩花)は子どもの頃からミュージカルが苦手。姪っ子を連れて遊びに出かけた先で突然、マーチン上田(宝田明)に催眠術をかけられ、音楽を聞くと歌い踊らずにはいられない体になってしまう。このままでは、憧れの先輩エリート社員の村上(三浦貴大)との恋も仕事も失ってしまう。静香は催眠術を解くために、マーチン上田を探すが見つからない。そこにこズルい調査員の渡辺(ムロツヨシ)、お金とイケメンに弱いフリーターの千絵(やしろ優)、ワケありストリートミュージシャンの洋子(chay)といったひとクセもふたクセもある人々が絡んできて、更なるトラブルを引き起こしていく。果たして静香は無事に元のカラダに戻れるのか。

いきなり歌い出し、踊り歩き、音楽が終わった途端、普通にもどる。よくあるミュージカル仕立ての映画を見るたびに「それって普通じゃありえない!」と思っていた。では、ミュージカルシーンをリアルに持ち込むとどうなるか。矢口史靖監督も同じことを感じていたらしい。その疑問にしっかり答え、ギャップを笑いに変え、ロードムービーに仕上げてくれた。
主演の三吉彩花がミュージカルシーンの全ての歌とダンスを吹き替えなしで演じた。伸びやかな肢体がスクリーンいっぱいに弾ける。反発しながらも一緒に旅をする相棒にお笑い芸人のやしろ優。まったりとしながらもステップは軽やか。三浦貴大はイメージとは真逆な役だが、たまにはこんな役もいいかも。(堀)


矢口史靖(やぐちしのぶ)監督作品はほぼ観てきて、観るたび笑わせてもらって幸せな気分で劇場(または試写室)を後にしました。オリジナルストーリーの本作もぴったりのキャストを得て賑やかで楽しい作品に仕上げています。
オーディションで選出された三吉彩花さんはモデルーアイドルー俳優と進んできました。『グッモーエビアン!』(2012)で麻生久美子さんの中学生の娘役、『旅立ちの島唄 ~十五の春~』(2013)では沖縄民謡を三線を弾きながら歌っていましたっけ。素敵な女優さんになりましたね。歌とダンスは撮影に入る前から練習を重ねたそうですが、机の上を走ったり、レストランでシャンデリアにぶら下がったりとアクションスター顔負けの頑張りを見せています。芸達者なムロツヨシさん、やしろ優さんが笑いを倍加。(白)


2019年/日本/カラー/103分
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
©2019 映画「ダンスウィズミー」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/dancewithme/
★2019年8月16日(金)全国ロードショー
posted by ほりきみき at 12:00| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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