2026年02月04日

キラー・オブ・シープ 原題:Killer of Sheep 4Kレストア版

特集上映「チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース」として日本劇場初公開
2026年2月7日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

アフリカ系アメリカ人の日常生活と人間性をスクリーンに映し出し、アメリカ映画に静かな革命をもたらした伝説の映画作家 チャールズ・バーネット。本特集では、南ロサンゼルスを舞台にした初期二作『キラー・オブ・シープ』と、再編集を経て甦った『マイ・ブラザーズ・ウェディング』が、ともに最新の4Kレストア版で初公開される。

『キラー・オブ・シープ』[4K Restoration]

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©1977 Charles Burnett ©2025 Milestone Film & Video for KILLER OF SHEEP

この苦く、すばらしき世界 メランコリーとユーモア、絶望と希望

監督・脚本・製作・編集・撮影:チャールズ・バーネット
音響:チャールズ・ブレイシー
出演:ヘンリー・G・サンダース、ケイシー・ムーア、チャールズ・ブレイシー

UCLA映画学部の大学院生だったチャールズ・バーネットが卒業制作として手がけた。身近な人々を中心とした素人のキャストを集め、地元ロサンゼルスのワッツ地区で暮らす1970年代初頭のアフリカ系アメリカ人労働者家族の日常を写実的に映し出し、1977年に発表した長編デビュー作。 
妻と二人の子供を養うため羊の屠殺場で働いている主人公スタン。彼と家族の日常を、ブルースの名曲に乗せてドキュメンタリータッチで描く。日々の労働と貧困により肉体的にも精神的にも疲れ果て空虚な日々を送り、希望の乏しい現実の中でスタンは次第に感情を閉ざし、妻は思い悩み孤独を募らせていく。無邪気に遊ぶ子供たちは貧しさに気づいていないが、いつかは現実を受け入れ、大人になることを学ばなければならない。
音楽権利の問題から長らく公開ができず「幻の映画」となっていたが、完成から30年後の2007年、ついにアメリカでの劇場公開が実現。2025年に完成した4K修復版では、ラストシーンを彩る楽曲がバーネットが当初望んでいたダイナ・ワシントン「Unforgettable」に差し替えられた。1981年・第31回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にて国際批評家連盟賞を受賞。

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©1977 Charles Burnett ©2025 Milestone Film & Video for KILLER OF SHEEP


公式HPはこちら 
1977年 アメリカ 英語 80分 モノクロ スタンダード
日本語字幕:碓井洋子 字幕協力:映画美学校 翻訳仕事場プロジェクト
配給:After School Cinema Club

特集 チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース  『キラー・オブ・シープ』『マイ・ブラザーズ・ウェディング』
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/519894816.html

マイ・ブラザーズ・ウェディング ディレクターズ・カット  原題:My Brother’s Wedding 4Kレストア版
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/519897688.html

posted by akemi at 18:00| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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