2026年2月7日(土)より シアター・イメージフォーラムにてロードショー、全国順次公開
特集上映 チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース
南ロサンゼルスを舞台にした初期二作が約半世紀の時を超え、ついに日本のスクリーンへ
アフリカ系アメリカ人の日常と人間性をスクリーンに映し出しアメリカ映画に静かな革命をもたらした伝説の映画作家 チャールズ・バーネット初期代表作『キラー・オブ・シープ』(1977)と『マイ・ブラザーズ・ウェディング』(1983)が4Kレストア版で日本劇場初公開されます。
観察者の視線と詩人の感性で、黒人コミュニティの日常とそこに生きる人々をスクリーンに映し出してきたチャールズ・バーネット。ハリウッド映画とは、違う角度から黒人コミュニティを描き、アメリカのインディペンデント映画界に大きな影響を与えた。
音楽権利の問題や配給の壁に阻まれ、作品が上映される機会は長らく限られていた。それゆえ映画史の中で埋もれた存在になっていたが、2007年、代表作『キラー・オブ・シープ』の公開を機に“再発見”されることになった。
コミュニティの内側からの親密な眼差しと、叙情性を湛えた作風は、現代のアフリカ系アメリカ人インディペンデント映画作家たちへと受け継がれ、いまではアメリカ映画史における偉大な監督の一人として、世代やジャンルを超えて多くの表現者から深い敬意を集めている。
チャールズ・バーネット Charles Burnett HPより
1944年4月13日、ミシシッピ州ヴィックスバーグ生まれ。幼少期に家族とともにロサンゼルスへ移り、サウス・セントラル地区のワッツで育つ。電気技師を目指してロサンゼルス・シティ・カレッジで学んだのち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に編入。創作ライティングの授業をきっかけに映画制作を志す。大学院では映画制作(MFA)を専攻し、この時期にジュリー・ダッシュ、ハイレ・ゲリマらと協働。のちに批評家クライド・テイラーによって「L.A.リベリオン」と呼ばれるようになる、アフリカ系アメリカ人を中心とした若手映画監督グループの一員として活動した。
初長編作『キラー・オブ・シープ』(1977)は学生映画ながらベルリン国際映画祭フォーラム部門で国際批評家連盟賞を受賞。その後も『マイ・ブラザーズ・ウェディング』(1983)、『トゥ・スリープ・ウィズ・アンガー』(1990)、『The Glass Shield』(1994)などの長編を発表。短編やドキュメンタリー、テレビ映画も手がけながら、アフリカ系アメリカ人の生活と歴史を一貫して描き続けている。2017年には、長年の功績に対してアカデミー名誉賞を授与された。
近年はドキュメンタリー『After the LockDown: Black in LA』(2021)を共同監督したほか、Amazonスタジオによる歴史映画『Steal Away』も開発中。『キラー・オブ・シープ』『マイ・ブラザーズ・ウェディング』をはじめ、後期作『The Annihilation of Fish』の4Kレストアも完了しており、アメリカ映画史における重要作家の一人として、いまも国際的な注目を集めている。
『キラー・オブ・シープ』 原題:Killer of Sheep
1977年|アメリカ|英語|80分|
モノクロ|スタンダード[4K Restoration]
監督・脚本・製作・編集・撮影:チャールズ・バーネット
出演:ヘンリー・G・サンダース、ケイシー・ムーア、チャールズ・ブレイシー
LAの片隅で暮らすアフリカ系アメリカ人労働者の日常を、映し出した奇跡のデビュー作。
https://www.afterschoolcinemaclub.com/everydayblues/#KOS
『マイ・ブラザーズ・ウェディング』 原題:My Brother’s Wedding 4Kレストア版
2008年/82分(ディレクターズ・カット)/アメリカ
監督・脚本・撮影:チャールズ・バーネット
出演:エヴァレット・サイラス、ジェシー・ホルムス、ゲイ・シャノン・バーネット、ロナルド・E・ベル、サイ・リチャードソン
いつも、どこにも、間に合わない.。家族、友情、アイデンティティのあいだで揺れる青年の葛藤を描いた。哀しみと可笑しみが交錯する悲喜劇。
https://www.afterschoolcinemaclub.com/everydayblues/#MBW
キラー・オブ・シープ 原題:Killer of Sheep 4Kレストア版
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/519897574.html
マイ・ブラザーズ・ウェディング ディレクターズ・カット 原題:My Brother’s Wedding 4Kレストア版
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/519897688.html
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