2026年02月01日

椰子の高さ

2026年2月6日(金)アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 劇場情報 

ポスターB1_1114_ol_small_R.jpg
ⒸD·UNION FILM INC. 2024


中国映画界の第一線から日本へ。ひとりの映像作家の新たな挑戦

本作は、賃思誠(チェン・スーチェン)、管虎(グァン・フー)、寧浩(ニン・ハオ)など名だたる監督たちの映画を撮影してきたベテラン撮影監督杜杰(ドゥ・ジエ)の監督デビュー作。脚本、撮影、編集、美術も担当。

監督・脚本・撮影・美術・編集:杜 杰
プロデューサー:杜 杰 福井 一夫
エグゼクティブ プロデューサー:王 光樂 陳 麗麗
協力プロデューサー:何 祖杰
キャスティング:山下 葉子 音楽:陳 睦璉 
サウンドデザイン:李 哲 編集:郭 小東 
録音:石寺 健一 清水 雄一郎
スタイリスト:章 憶 村木 アケミ(ヘアメイク兼) 
ヘアメイク:平林 純子 飛田 さおり 
監督補・翻訳 :折原 みよ 助監督:吉田 拓央
制作担当:酒瀬川 純一
キャスト:
大場 みなみ 田中 爽一郎 小島 梨里杏 渋谷 盛太
千賀 健史 田口 敬太 烏森 まど 崔 凱晨 澤 真希 小島 ゆうな 
酒瀬川 純一 庄野 広樹 吉田 拓央 浜口 宏樹

累計興行収入2,000億円超を記録した『唐人街探偵』シリーズ(チェン・スーチェン監督)4作で撮影監督を務めた、中国の映像作家ドゥ・ジエ。20年初めのコロナ禍が始まった頃、家族と日本で休暇を過ごし、短編シナリオ小説を日本で書き始め、そのうちの一つを日本で日本人俳優を使って映画化した。監督・脚本・撮影・美術・編集のすべてを自ら手がけ、異国の地で自身の感性を真摯に投影した。アーティストとして“自由な表現”に挑んだドゥ・ジエ監督の意欲作である。大部分が東京で撮影されたチェン・スーチェン監督の『唐人街探偵 東京MISSION』(2021)の制作スタッフが関わっているという。その後、ドゥ・ジエ監督は日本に移住。
全編日本語・日本人キャストで演じられ、「新移民」としてのまなざしで、日本の“日常に潜む死生観”を静かに映し出す。主演・菅元を務めるのは、『くまをまつ』(25)、『あるいは、ユートピア』(24)、『すべての夜を思いだす』(24)など、インディーズ映画に欠かせない存在となった大場みなみ。 菅元が旅の途中で出会う、恋人を亡くした男・持田を、『Cloud クラウド』(24)、『ラストホール』(24) などで日本映画界で確実に存在感を増している田中爽一郎が演じる。
釜山国際映画祭、東京フィルメックス、ニューヨーク近代美術館(MoMA)とリンカーン・センター(Filmlinc)が共催する「New Directors / New Films Festival」など、国際的な映画祭に選出され、欧米の批評家からも高い評価を受けた注目作。撮影監督として中国の大作映画でキャリアを築いたドゥ・ジエが、豊かな映像美と、異国の地から見つめる独自の視点で描く。

yashi0127_2補正_R.jpg


四国の果てで交錯する、ふたりの“孤独”と“再生”

舞台は、日本の四国最南端<足摺岬>。美しい自然に囲まれた絶景とは裏腹に、自殺の名所とも知られている。そこで、愛する人を亡くした男・持田と新婚旅行直前に恋人と破局した女・菅元が出会う。四国の果てで交錯する、ふたりの"孤独"と"再生"の物語。
ペットショップで働く菅元(すがもと)は、ある日、日本料理店に勤める恋人・青木が、料理中に魚の腹から見つけた指輪をきっかけに、結婚を約束する。しかし、新婚旅行直前に破局。失意の中、彼女が向かったのはふたりで行くはずだった足摺岬。そこで立ち寄った足摺七不思議のひとつ「地獄の穴」に指輪を落とす—。そして彼女は恋人と泊まるはずだった宿で、店主の持田と出会う。彼はかつて恋人だった写真家・凛を自殺で亡くし、その面影を抱えながら、そこに留まり続けていた。一つの結婚指輪が引き合わせたふたりの心に宿る喪失感。同じ痛みをかかえる二人は言葉を交わすうちに、止まっていたそれぞれの時間が、ゆるやかに動きはじめる。答えはどこにもない。それでも世界は——少しずつ前へ進んでいく。
撮影は、東京の他、四国最南端の足摺岬のシンボル足摺岬灯台」や日本最大の花崗岩海蝕洞「白山洞門」、砂浜から突き出るように多くのテトラポッドが連なる神奈川・三浦半島「長沢海岸」、富士急ハイランドなどで撮影が行われた。

監督:杜杰(ドゥ・ジエ)HPより
1976年生まれ。中国出身。2001年北京電影学院撮影学科卒業。撮影監督として参加した作品が成功を収め、広く注目を集めた。撮影した作品は、商業的な成功を収めただけでなく、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、東京国際映画祭、台湾金馬奨、香港アジア映画大賞、中国金鶏奨等にノミネートされている。
2024年にアメリカ撮影監督協会(ASC)に加入。2020年より日本在住。ドキュメンタリー監督の何祖杰氏と共に、D•UNION FILMを設立。
『椰子の高さ』で長編映画監督デビュー。全作で撮影監督を務めた『唐人街探偵』シリーズの最新作『唐人街探偵1900』が1月16日より全国劇場公開中。

『唐人街探偵』シリーズは3作とも観ていたので、この作品で撮影を担当した杜杰監督のこの作品『椰子の高さ』が、2024年の東京フィルメックスで上映された時に観た。その時は、たくさんの俳優さんが出ていて、二組のカップルの話ということが理解できなかった。でも、再度観て、二組のカップルが相手を失い、その喪失感や、死生観などがテーマということを知った。そういう風に、なかなかに複雑な物語だった。それにしても、魚を捌いたら指輪が出てきたり、フィルムカメラで撮影したフィルムを現像しない話とか、いろいろエピソードが出てきて、それが、どう繋がっているのか、なかなかに理解が難しかった。でも撮影された映像は、美しい景色だけでなく、見たことがないようなアングルで撮影されていたりして、独特な映像だった。宣伝では足摺岬のこととか三浦半島のことが出てきていたが、私は富士急ハイランドのジェットコースターの映像が印象に残った。ここの映像は何度も見ているが、監督が撮影した映像は、見たことがないようなアングルが出てきたりして、さすがと思った。1月16日から、『唐人街探偵』シリーズの4作目『唐人街探偵1900』が現在日本公開中(暁)。

公式サイト:https://yashinotakasa-movie.com
配給・宣伝:ギークピクチュアズ
2024 / 日本 / カラー / デジタル / 日本語 / 2.00:1 / Dolby Digital 5.1

公開を記念して、アップリンク吉祥寺にて監督・キャストによる舞台挨拶が開催される

①2026年2月6日(金)20:30上映回 上映後
 登壇者 大場みなみ、田中爽一郎、小島梨里杏、渋谷盛太、ドゥ・ジエ監督
②2026年2月7日(土)15:00上映回 上映後
 登壇者 大場みなみ、田中爽一郎、ドゥ・ジエ監督
③2026年2月8日(日)15:00上映回 (※中国語字幕版)上映後
 登壇者 ドゥ・ジエ監督、福井一夫プロデューサー、折原みよ監督補・翻訳
④2026年2月11日(水・祝)15:00上映回 上映後
 登壇者 ドゥ・ジエ監督、折田侑駿(文筆家)

第25回 東京フィルメックス(2024)にて
杜杰補正_R.JPG
杜杰監督


P1270023補正2.JPG
杜杰監督と出演者のみなさん


posted by akemi at 20:32| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください