2026年01月30日

ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版  英題:Boy Meets Girl

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(C)THEO FILM

監督・脚本:レオス・カラックス
撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ
美術:セルジュ・マルソルフ
編集:ネリー・ムニエ
録音:ジャン・ユマンスキ
製作:アラン・ダアン
出演:ミレーユ・ペリエ、ドニ・ラヴァン

夢の断片のように美しいモノクロームの映像
夜のパリをさまようアレックスの恋
レオス・カラックスすべての出発点、アレックス3部作の始まり


夜のセーヌ川。幼い少女を抱きながら運転する女性。助手席にはスキーの道具。「出てけというから出てきたの。山へ行くわ」。川べりで数珠を繰る男トマに、「今日は何日?」と尋ね、スカーフを落として去る女。トマのところに来たアレックスが、女の落としたスカーフを拾う。そのアレックスは部屋の壁に描いたパリの地図に、自分のしてきたことを記している。今日は初めての殺人未遂。
失恋したアレックスは、パーティーでミレーユと出会い、お互いの恋について語りあう。1年前、男と暮らすためパリにきたミレーユ。CMモデルになる夢は破れたという。一目でミレーユに心奪われたアレックスはうたた寝する彼女の短く切られた髪を撫でる。明日は兵役につくというアレックス。自分はシネアスト。将来作る映画のタイトルを考えているとミレーユに語る・・・

ドニ・ラヴァン演じるアレックス(カラックスの本名)を主人公とする、カラックスの出発点となる長編デビュー作。
1960年生まれのカラックスが『ボーイ・ミーツ・ガール』(83年)を監督したのは22歳のとき。カンヌ映画祭ではヤング大賞を受賞し「神童(ヴンダーキント)」「恐るべき子供(アンファン・テリブル)」と騒がれ始め、多くの国際映画祭にも招待、85年度シネデクヴェルト(映画発見)賞も受賞。

美男とはいえない、ちょっとゴツい顔だちのドニ・ラヴァン演じるアレックスの恋物語。一度観たら、忘れられない顔。恋には程遠いなんて言ったら失礼だけど、およそ甘い恋物語にはなりそうにないドニ・ラヴァンを、自分の分身ともいえるアレックスに起用したカラックス監督の思いを知りたいです。
その後の、『汚れた血』も『ポンヌフの恋人』も、ドニ・ラヴァンあっての作品。ごつい顔が愛おしくなってくるのも不思議です。(咲)


1983年/フランス/モノクロ/104分
日本語字幕:関美冬
配給:ユーロスペース
公式サイト:https://carax4k.com/
★2026年1月31日(土)よりユーロスペースほか全国公開


◆レオス・カラックス監督 初期傑作4Kレストアで2026年1月より連続公開◆
弱冠26歳でルイ・デリュック賞、ベルリン国際映画祭アルフレッド・バウアー賞に輝きカラックスの評価を決定づけた『汚れた血』1月10日(土)~
“ゴダールの再来”とカンヌを沸かせた長編デビュー作『ボーイ・ミーツ・ガール』1月31日(土)~
カラックス最大の衝撃作『ポーラX』2月21日(土)~


posted by sakiko at 16:09| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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