2026年01月18日

役者になったスパイ  原題:Moskau Einfach! 英題:One-way to Moscow

yakusya.png
(C)Langfilm / Bernard Lang AG 2020

監督:ミヒャ・レビンスキー(『まともな男』
出演:フィリップ・グラバー、ミリアム・シュタイン、マイク・ミュラー、ミヒャエル・マールテンス

1989年、ソ連の共産主義に対する恐れが蔓延する冷戦下のスイス。警察官であるヴィクトール・シュエラーは、反体制派の情報収集と監視のため、デモ活動を展開していたシャウシュピールハウス劇場への潜入捜査を命じられる。役者として、シェイクスピア『十二夜』の稽古をするうちに、監視対象であるはずの主演女優オディール・ヨーラと恋に落ちてしまう。劇団員とも交流を深め、やがて自らの任務に疑問を抱くようになる…。従うべきは任務なのか、心なのか ─ 。

スイスといえば中立国家。そんなスイスで、警察が市民を監視していたという事実が発覚。ソ連崩壊直前の時期ですが、左翼的なものは何もかもソ連からの脅威だと考えられていたのだそうです。ミヒャ・レビンスキー監督はまだ10代でしたが、学校の課題でシベリア鉄道について情報収集するためソ連大使館に電話をしたというだけで、フィッシュと呼ばれるカードに個人情報として記録されていたとのこと。この監視体制のせいで仕事を失った人も。 スイスの人たちにとって、今も苦い記憶を、監督はロマンチックコメディに仕立て上げました。こんな馬鹿馬鹿しい監視体制は二度とごめんだという思いを感じました。
劇団に潜入した警官のヴィクトールが、芝居として警官役を演じる場面があって、取り押さえの場面が上手い!と、皆に感心されます。そりゃそうですね。本物の警官として慣れた仕事!(咲)


2020年/スイス/102分/カラー/スイスドイツ語・ドイツ語/フラット/5.1ch/G
日本語字幕:常磐彩、字幕監修:小山千早
後援:在日スイス大使館
配給・宣伝:カルチュアルライフ
公式サイト:https://culturallife.co.jp/yakushaspy/
★2026年1月23日(金)恵比寿ガーデンシネマ、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺、新宿武蔵野館 ほか全国順次公開
posted by sakiko at 17:33| Comment(0) | スイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください