2026年01月11日
ダウントン・アビー/グランドフィナーレ(原題:Downton Abbey: The Grand Finale)
監督:サイモン・カーティス
原作・脚本:ジュリアン・フェローズ
撮影:アンドリュー・ダン
音楽:
出演:ヒュー・ボネヴィル(ロバート・グローリー)、エリザベス・マクガバン(コーラ・グローリー)、ミシェル・ドッカリー(長女 メアリー・グローリー)、ローラ・カーマイケル(次女 イーディス・ベラム)、ポール・ジアマッティ(ハロルド・レビンソン)、アレッサンドロ・ニヴォ(ガス・サムブルック)、アーティ・フラウスハン(ノエル・カワード)
ジム・カーター(チャールズ・カーソン)、フィリス・ローガン(エルシー・カーソン)、ブエンダン・コイル(ジョン・ベイツ)、ジョアンヌ・フロガット(アンナ・ベイツ)、レスリー・ニコル(ベリル・パットモア)、ラケル・キャシディ(バクスター)、ソフィー・マクシュラ(デイジー)、マイケル・フォックス(アンディ)
1930 年、ロンドン。クローリー家とダウントン・アビーの使用人たちは、きらびやかな夏の社交シーズンを迎えていた。しかし、長女メアリー離婚のニュースが、新聞に掲載され社交界の知るところとなってしまった。離婚した女性に社会の目は厳しく、メアリーは舞踏会の最中にピータースフィールド家から締め出されてしまう。王族と離婚した女性の同席は許されない。
傷ついたメアリーの前に、アメリカから叔父のハロルドが現れる。ニューヨーク出身の財務アドバイザーだというサンブルックが同行していた。ハロルドがアメリカで投資に失敗し、自分と姉の分でもあった亡き母の遺産の大半を失い、彼に世話になったという。再投資の資金の相談に来たのだが、遺産が無くなったためダウントンも財政難に陥り、計画していた改修もできなくなった。ロンドンの別荘を売却する案には父のロバートが猛反対する。魅力的で如才ないサンブルックと親しくなるメアリーだったが。
世界的な大ヒットシリーズ第3弾。イギリス社交界の舞踏会、晩餐会など今やもう観ることのできない贅を尽くしたイベントに集まる人々、その悲喜こもごものドラマ、ファッションや会話を楽しみに観てきました。バイオレット伯爵夫人の人生が幕を下ろした第2弾に続き、本作ではほかの登場人物の人生をより掘り下げています。メアリーの離婚が発覚して社交界から締め出されてしまいますが、双方に理由があるでしょうに当時は女性だけがその責めを負わされたんですね(このころは女性に相続権さえなかった)。姉の窮地を救うべく目を見張るような活躍を見せるのが妹のイーディス。次女は強い!?
ダウントン・アビーの使用人たちも個性豊かで、それぞれが抱える悩みや将来への希望も描かれ、先へと続く道も示唆します。世代交代を前にした先輩たちの葛藤、若者たちの描く夢は貴族・平民に関わらず同等です。バイオレット伯爵夫人の肖像画は、輝かしいダウントン・アビーの歴史を守るように大広間に飾られていました。演じたマギー・スミスは第2作終了後、2024年9月に89歳で亡くなりました。長く愛されたシリーズの終幕を天国から見守っていたでしょうか。(白)
2025年/イギリス/カラー/シネスコ/124分/字幕翻訳:牧野琴子
配給:ギャガ
©2025 FOCUS FEATURES LLC.ALL RIGHTS RESERVEDl
https://gaga.ne.jp/downton_abbey_the_grand_finale/
★2026年1月16日(金)全国公開
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