監督:森ガキ侑大
原作:寺地はるな
脚本:菅野友恵
撮影:山崎裕
出演:高杉真宙(羽猫山吹)、伊藤万理華(佐藤頼)、深川麻衣(遠山かな子)、安藤裕子(母 雪乃)、向里祐香(姉 紅)、安田顕(父 淳吾)、余貴美子(祖母 澄江)、柄本明(祖父 正吾)
小学生の羽猫山吹(はねこやまぶき)、両親と祖父母、姉と暮らしている。弟は事故死したが、母はその死が受け入れられずいつも弟の帰りを待っている。山吹は弟のフリをして母に手紙を書き続けている。父は空想の中に生きる母に向き合えず愛人の元に逃げている。いつも夢を語る祖父、祖母は“噓”をつきながら仕事をする。姉は“嘘と嘘つき”が大嫌いで早く大人になりたいという。山吹はバラバラな家族の中で成長していく。
小学生、中学生・・・年々大人になっていく山吹とその周りの人々の30年が描かれます。山吹は自分の世界に生きている母を突き放すことができません。「母を甘やかすな」と姉になじられますが、家族から受ける影響は大きくて、そうならざるを得なかったんでしょう。母への手紙はいつ止められるんだろうと思いながら見ました。中ほど、クリスマスに子どもたちに即興でお話をするシーンがあります。山吹と頼(より)の大切なシーンに続き忘れられません。ここでやっと「架空の犬」が登場します。
優しい人は頼られ、断れない人は巻き込まれやすい、あなたの周りにそんな人がいたらあまり荷物を持たせないで、たまには代わってあげてね。それぞれの独白は辛いですが、本人にとっては真実。優しさって何だろう、人はどこまで優しくできるだろうと考えた作品でした。(白)
2025年/日本/カラー/125分
配給:
(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
https://usoneko-movie.com/
★2025年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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