2025年12月18日
ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版 原題:YI YI 英題:YI YI: A ONE AND A TWO
監督・脚本:エドワード・ヤン
撮影:ヤン・ウェイハン
編集:チェン・ポーウェン
録音:ドゥー・ドゥーツ
美術・音楽:ペン・カイリー
出演:ウー・ニェンツェン、イッセー尾形、エイレン・チン、ケリー・リー、ジョナサン・チャン
『牯嶺街少年殺人事件』のエドワード・ヤン監督作品
カンヌ監督賞受賞、オールタイムベストにも選出される
巨匠最後の傑作が、25年の時を経て4Kレストア化
小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJ、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。NJは初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る……。そしてNJは、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー大田と契約するため日本へと旅立つのだが・・・。
公開当時に観たときに、タイトルから受ける少年のほのぼのとした思い出というイメージとは違ったものだったという記憶はあったのですが、あらためて観てみて、これはなかなか少年にとってシビアな夏の記憶だったのだと思いました。
子どもは、親やまわりの大人の影響を受けて育つということも思い知りました。
それにしても、お父さん、初恋の人のもとを去った理由が・・・!!! (咲)
ヤンヤンとその家族のひと夏、次々といろんなことが起こります。デキ婚の叔父は、前の彼女とちゃんと別れられず、結婚式で一騒動。おばあちゃんは気分が悪くなった挙句倒れてしまいました。
式場の風船を持って学校に行ったヤンヤンは、担任の先生に避妊具と思われて叱られます。先生に「見ていないでしょ」と反論。先生は誤解を謝りもしません。昏睡状態のおばあちゃんに、順番に家族が話しかけてとお母さんが言います。納得のいかないヤンヤンにはできません。お母さんは自分に話す話題が一つもないのに気づいて泣き出しました。お父さんは日本でゲームデザイナーと会って、意気投合します。イッセー尾形さんのセリフは説得力がありました。お父さんは自分の信ずるところを曲げません。
おばあちゃんは息を引きとり、叔父さんには子どもが生まれました。人生の縮図のように物事はつながり、ヤンヤンの人生も続いていきます。
(白)
■東京国際映画祭2000 秘蔵映像YouTubeリンク
https://www.youtube.com/watch?v=54_K7sQVqeQ
2000年/台湾・日本/中国語・日本語/カラー/173分
字幕翻訳:石田泰子
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:https://yi-yi.jp/
★2025年12月19日(金)からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、109シネマズプレミアム新宿ほか全国で公開
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