2025年11月20日

医の倫理と戦争

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(C)2025 SIGLO

監督・撮影・編集︓⼭本草介
出演:天⽻道⼦、五⼗⾵逸美、池⽥恵美⼦、伊藤真美、川嶋みどり、倉沢愛⼦、胡桃澤伸、⼩島美⾥、沢⽥貴志、 徳⽥安春、⻄⼭勝夫、
本⽥宏、宮⼦あずさ、吉中丈志

戦後80年のいま、世界に問いかける
731部隊の闇を裂き、未来を探す医療従事者たちの記録


私たち そして医療従事者たちが知らなければならない真実がある
現在の日本の医療現場が抱える様々な問題の根底には、第二次世界大戦における医療関係者による戦争犯罪への加担と、その隠蔽という事実がある。石井四郎が率いた「731部隊」に所属する医師たちは、中国人への人体実験を繰り返し、敗戦後その事実を隠蔽しただけでなく、人体実験で得た“知見”を自らの功績にかえ、戦後日本の医学界の中心に上り詰めた。そうした負の歴史と向き合い、「医の倫理」を掲げて戦争反対の声を上げ続ける医療関係者たちがいる。
731部隊の真実を追いながら、現在の医療現場が抱える様々な問題に取り組む医療関係者たちの今を取材したドキュメンタリー。

戦時中、日本軍の731部隊が人体実験を行っていたことを知ったのは、森村誠一著「悪魔の飽食」を通じてのことだったと記憶しています。
この映画では、731部隊で何が行われていたかを、実際にその場にいた少年兵たちに取材して、いかに非人間的な人体実験だったかを、あらためて解き明かしています。
一番驚いたのは、東京裁判でこの731部隊の行っていた人体実験が罪に問われなかったのは、731部隊が秘密裏に持ち帰った実験データをアメリカに受け渡した見返りだったということでした。その後、アメリカは、朝鮮戦争やベトナム戦争での細菌戦にこのデータを利用したといわれています。
日野原先生が、医療にとって一番大事なことは、戦争をさせないことだと語っているのも心に残りました。医学部で戦争についての教育、言い返せば、平和教育はなされていないそうです。日本の医療を担う人たちが、どういう風に育てられてたのかと憂う日野原先生の思いをずっしり感じました。(咲)


2025年/日本/77 分/ドキュメンタリー
共同製作:安全保障関連法に反対する医療・介護・福祉関係者の会、シグロ
配給:シグロ
公式サイト:https://inorinri.wordpress.com/
★2025年11月22日(土) よりユーロスペースほか全国順次公開





posted by sakiko at 19:50| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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