2025年11月13日

インディセント  原題:Indecent  ★「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」第二弾

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(C)Carol Rosegg
(C)BroadwayHD/松竹

監督&演出:レベッカ・タイチマン
原作&脚本:ポーラ・フォーゲル
出演:リチャード・トポル、カトリーナ・レンク、アディナ・ヴァーソン、他

第71回トニー賞にて3部門ノミネートされ、最優秀演出賞 &
演劇照明デザイン賞を受賞した社会派ミュージカルの傑作!!


その衝撃的内容から、逮捕され有罪判決を受けたショーレム・アッシュの演劇『復讐の神』をめぐる論争を描いた傑作演劇初のODS映画化。アメリカン・シアター・ウィングが授与するオビー賞演出賞受賞作品。ピューリッツァー賞受賞の脚本家でアメリカ演劇の殿堂入りを果たした、ポーラ・フォーゲルによる原作のアメリカ演劇である。オリジナルは1923年にブロードウェイで上演され、ショーレム・アッシュの演劇『復讐の神』(「God of Vengeance」)をめぐる論争を描いた舞台。

★ストーリー★
1907年のポーランド。売春宿の娘とその父のもとで働く女性の恋愛を描いた「復讐の神」が生まれた。この歴史的な戯曲を再び舞台に蘇らせるために、演劇の持つ愛と魔法を信じて、芸術家たちは困難に立ち向かっていく・・・。

1907年 ベルリンのドイツ劇場で「復讐の神」上演
1911年 サンクトペテルブルク、1914年 コンスタンティノープル、1918年 ブラチスラヴァと各地で上演
1920年 エリス島 米国移民局に並ぶ多くのユダヤ人たち
1921年 ニューヨークで上演 英語で上演するが楽屋ではイディッシュ語
1923年 ルー、ヨーロッパと米国のユダヤ人合同委員会の代表団団長として、ホグロム(ユダヤ人迫害)の調査のため、ヴィリニスとキーウへ。
1923年 ニューヨーク公演 女性同士のキスの場面を問題視して警察がくる。
出演者とプロデューサーがわいせつ罪で逮捕される。
1939年 移民先を探すユダヤ人。パスポートを没収され、黄色い星を胸につけ上演。観客は数人。キャストの何人かは欠けている。
1943年 ポーランドのゲットーの屋根裏で上演
1952年 ロンドン。アッシュのもとへ祖父母がイディッシュ語話者だったというイェール大学を卒業した青年が「復讐の神」を上演したいと訪ねてくる・・・

ショーレム・アッシュはポーランドのイディッシュ語作家。イディッシュは、高地ドイツ語の方言にスラヴ系言語(特にポーランド語)やヘブライ語などが混じり合って生まれた言語。ドイツや東欧諸国に住んでいたユダヤ系の人々が使用していましたが、ナチスによるホロコーストで話者が激減。アメリカやイスラエルに移住したアシュケナジー系のユダヤ人が今でも使用しているといわれています。
『インディセント』からは、ポーランドで暮らしていたアシュケナジー系のユダヤ人の辿った運命を知ることができ、興味津々でした。
それにしても、父親が売春宿で1年かけて稼いだお金で、立派なトーラー(モーゼ五署)を娘に買い与えるということに、まず驚きます。さらにその娘は女性と恋愛。挑戦的な内容ゆえに、問題になるのですが、現代ならばともかく、100年以上前になんと大胆な!と。 だからこそ、今の時代にも通じる作品といえそうです。 (咲)


2017年/米国/ビスタ/105分/5.1ch
配給:松竹
公式サイト:https://broadwaycinema.jp/
★2025年11月14日(金)より1週間限定 全国順次限定公開(※東劇のみ2週間限定)


松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋
日本映画界史上初、アメリカ・ニューヨークのブロードウェイ舞台を特別撮影し、日本語字幕付きで映画館でお届けする「松竹ブロードウェイシネマ」
「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」は、トニー賞を総なめにした、伝説の傑作ロングラン・ミュージカル3作品。

第一弾 『エニシング・ゴーズ』 10月31日(金)~
第二弾 『インディセント』 11月14日(金)~
第三弾 『タイタニック』 11月28日(金)~






posted by sakiko at 13:50| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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