2025年11月13日

ブルーボーイ事件

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©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会

監督:飯塚花笑
脚本:三浦毎生 加藤結子 飯塚花笑
音楽:池永正二
出演:中川未悠、前原滉、中村中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、 泰平、渋川清彦、井上肇、安藤聖、岩谷健司、梅沢昌代 /山中崇、安井順平/錦戸亮

1965年、オリンピック景気に沸く東京。街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。売春防止法に基づく摘発だが、「ブルーボーイ」の存在が警察の頭を悩ませていた。性別適合手術[*当時の呼称は性転換手術]を受け、身体の特徴を女性的に変えたブルーボーイたちは、戸籍は男性のままで、現行の売春防止法では摘発対象にならないのだ。そこで警察は、生殖を不能にする性別適合手術が「優生保護法」[*現在は母体保護法に改正]に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中 崇)を逮捕し、裁判にかける。

同じ頃、東京の喫茶店で働く女性サチ(中川未悠)は、恋人の若村(前原滉)からプロポーズを受け、幸せを噛み締めていた。そんなある日、弁護士の狩野(錦戸亮)がサチのもとを訪れる。実はサチは、赤城のもとで性別適合手術を行った患者のひとり。赤城の弁護を引き受けた狩野は、証人としてサチに出廷してほしいと依頼する・・・。

飯塚花笑監督が、1960年代に実際に起きた“ブルーボーイ事件”に衝撃を受けて映画化した作品。当事者によるキャスティングが絶対に必要とこだわったメインキャスト。中でも、裁判で証言するサチ役の中川未悠さんは、普通に女性に見えます。(変な表現ですが・・・) 撮影は、芦澤明子さん。ぐいぐいとブルーボーイたちの姿や、裁判の場に迫っています。
今でこそ、トランスジェンダー、LGBTQ、性的マイノリティといった言葉が市民権を得ていますが、この映画の舞台になっている1960年代には、男性でありながら女性を装う人たちは、オカマと呼ばれ、気持ち悪い存在とされていたように思います。 こうした人たちが、あるがままの自分として、普通に平穏に暮らしたいということを、ずっしり感じさせられました。
戸籍が男性であるために摘発できないからと、性別適合手術を施した医師を摘発するという日本の警察には呆れました。なんの解決にもならないのに・・・ でも、そんな時代だったのだなぁと。(咲)


2025年/日本/106分
配給:日活、KDDI
製作:アミューズクリエイティブスタジオ KDDI 日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
公式サイト:https://blueboy-movie.jp/
★2025年11月14日(金)全国公開




posted by sakiko at 20:12| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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