2025年10月26日

火の華

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監督・編集・⾳楽:⼩島央⼤
企画・脚本:⼩島央⼤、⼭本⼀賢
主題歌:⼤貫妙⼦&坂本⿓⼀「Flower」(commmons/Avex Music Creative Inc.)
出演:⼭本⼀賢、柳ゆり菜、松⾓洋平、⽥中⼀平、原雄次郎、新岡潤、キム・チャンバ、ゆかわたかし、今村謙⽃、⼭崎潤、遠藤祐美、YUTA KOGA、ダンカン / 伊武雅⼑

心に傷を負った元自衛官に迫る、隠蔽された過去の闇とは――
実際の報道に着想を得た<平和国家>日本の暗部に斬り込む衝撃作


2016年、南スーダン。
PKO(国連平和維持活動)のために派遣された⾃衛官の島⽥東介。ある⽇、部隊が現地傭兵との銃撃戦に巻き込まれる。銃を構える少年兵に、平和解決を願って両手をあげて近づいた同期で親友の古川祐司が少年兵に撃たれてしまう。咄嗟に島⽥は少年兵を射殺。この前代未聞の“戦闘”は、派遣施設隊長により口を封じられる。

2018年、新潟。
少年兵の眼差しが忘れられず後悔の念に苛まされる島⽥は、自衛隊を辞め、闇の武器ビジネスに関わりながら、花⽕⼯場の仕事に就く。親⽅の藤井与⼀や仲間の職⼈たち、与⼀の娘・昭⼦に⽀えられ、⼼に負った傷を少しずつ癒していく。花火師の道に一筋の光を⾒出した矢先、島田に過去の闇が迫る・・・

自衛隊の海外派遣は、非戦闘地域に限定して、平和維持を目的に行われることになっていますが、実際には戦闘に巻き込まれる事例があることをもとに作られた物語。
主人公の島田は、親友の古川に発砲した少年兵を撃ってしまったことが、いつまでも心の重荷になっています。また、親友の死の真相を、彼の家族に伝えられないことにもつらい気持ちでいます。 まさに、戦地から帰還した者のPTSD(心的外傷後ストレス障害)。
花火という、火薬を使ったものでありながら、人々の心を明るくしてくれる華やかなものを扱うことで、島田の心が少しでも癒されればと思わせてくれました。 (咲)

2024年/⽇本/シネマスコープ/5.1ch/カラー/124 分
配給:アニモプロデュース
公式サイト:https://hinohana-movie.com/
★2025年10月31日(金) ユーロスペースほか全国順次公開



posted by sakiko at 19:06| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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