10月24日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
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監督:小松莊一良
ナレーション」菅野美穂
出演:フジコ・ヘミング、大月ウルフ、エバ・ゲオルギー・ヘミング
2024年4月、92歳で旅立ったピアニスト、フジコ・ヘミング。情感にあふれているのにダイナミックな演奏は、クラッシック音楽ファン以外の人々の心をもとらえて「魂のピアニスト」と呼ばれ、国内外で活躍した。その唯一無二の演奏を再び聴くことができるドキュメンタリー。
小松莊一良監督は長期間取材を続け、2018年には『フジコ・ヘミングの時間』という作品を製作。この作品はロングランヒットした。そして、2024年まで12年に渡って取材を続け、彼女の素顔に迫る集大成の音楽ドキュメンタリーを作った。
圧巻の「ラ・カンパネラ」を始め、クラシックの名曲の数々、現代作曲家のオリジナル曲など初公開を含むフジコ・ヘミングの演奏を映画館のスクリーンで最大限に体感できる。さらに、初公開のインタビュー映像や絵日記、今回、存在が明らかになった異母妹エヴァや、俳優である弟ウルフら家族が語る新たな真実も公開される。スウェーデン人の父の残した仕事が発見され、幼少時の別れの事情も語られる。母の厳しいレッスン、無国籍の生き辛さ、貧しいドイツでの留学生活、忘れられない恋、聴力を失いピアニスト人生が中断するなどの苦難を乗り越え、60代で認められ、人気ピアニストになった波乱万丈の人生が描かれる。
パリ、ベルリン、ストックホルム、LA、横浜など各地の演奏会や自宅で取材を続け、世界的な演奏家になるまでと彼女が生きてきた人生の苦難と魅力に迫る。
2003年に放映されたドラマ「フジ子・ヘミングの軌跡」でフジコを熱演し、プライベートでも親交があった菅野美穂がナレーションを担当。本作ではフジコが絵日記にしたためた様々な心情を菅野が繊細な表現力で読みあげ、フジコの思いを伝える。
私がフジコ・ヘミングのことを知ったのは、1998年にNHKで放送された「ETV特集 フジコ~あるピアニストの軌跡~」という番組でだった。こんな方がいるんだと、その時は思っただけだったけど、それからあっという間に有名になり、世界的なピアニストになっていった。あれから27年もたった。この映画を観て、一回くらい彼女の演奏会に行っておけばよかったと後悔した。数々の演奏、至福の時間を過ごせる音楽映画に仕上がっている(暁)。
上映館情報 東京
東京 ヒューマントラストシネマ有楽町 03-6259-8608 10/24(金)~
東京 テアトル新宿 03-3352-1846 10/24(金)~
東京 YEBISU GARDEN CINEMA 0570-783-715 11/21(金)~
東京 CINEMA Chupki TABATA 03-6240-8480 12/14(日)~
公式HP https://fuzjko-movie.jp/
2025年製作/91分/G/日本
配給:日活
2025年10月24日
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