2025年10月24日
爆弾
監督:永井聡
脚本:八津弘幸、山浦雅大
原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
撮影:近藤哲也
音楽:Yaffle
主題歌:宮本浩次「I AM HERO」
出演:山田裕貴(類家)、伊藤沙莉(倖田)、染谷将太(等々力)、坂東龍汰(矢吹)、筧一郎(伊勢)、片岡千之助(石川琢磨)、中田青渚(石川美海)、加藤雅也(長谷部)、正名僕蔵(鶴久)、夏川結衣(石川明日香)、渡辺篤郎(清宮)、佐藤二朗(スズキタゴサク)
酒に酔って自動販売機と店員を足蹴にして連行されたた男は「スズキタゴサク」と名乗った。肝心なところは「記憶がなくて何も覚えていない」と言い張り、「霊感で事件を予知できる」と冗談のような予告をする。その通りに都内で爆発が起こり、署内はいろめきたつ。「次は1時間後」という鈴木の尋問は本庁から駆け付けた刑事が担当することとなった。清宮はのらりくらりと追及をかわすスズキに翻弄され、類家はスズキが小出しにするクイズやヒントに頭脳をフル回転させる。
一方、スズキと接触した倖田と相棒の矢吹の二人の巡査も爆弾とスズキの調査に奔走していた。
「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名ベストセラー小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス。原作は文章だけでもスリル満点でしたが、映像では焦燥感倍増し。爆弾がさく裂するようすは、見知った場所だけに震えがくるようでした。VFXの力はすごい!
スズキを演じる佐藤二朗さんは小説があて書きしていたのかと思うほどピタリ!膨大なセリフもほとんど原作にあったと思います。対峙する類家はバトンタッチの末の最終要員、頭脳明晰な彼ははぐらかさず真っ向から受けて立ちます。よっ!裕貴くんかっこいい!もとい、つかみどころのないスズキの弱点はあるのか、果たして自白させることができるのか?緊張が続きました。
周到な計画に振り回される警察内部のやりとり、スズキがとうとうと語る弱者からの告発。真相にたどりつくまでの137分、決して長く感じません。(白)
佐藤二朗さんが演じるスズキタゴサクが、とにかく面白い! 凄みがありながら、可笑しみも。 次に何を言い出すのか、担当する刑事たちは戦々恐々というか、うんざりしている感もありますが、観ている側は何を言い出すの?と楽しみになります。 いや~ スカッとしました。 (咲)
2025年/日本/カラー/137分
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)呉勝浩/講談社 2025映画「爆弾」製作委員会
https://wwws.warnerbros.co.jp/bakudan-movie/
★2025年10月31日(金)より全国ロードショー
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