2025年10月24日
じっちゃ!
監督・脚本:千村利光
撮影:オカザキタカユキ
音楽:戸田有里子
出演:中村静香(三上ゆき)、小野武彦(三上泰助)、小笠原海(藤田勝吾)、なだぎ武(冨山恭太)、しゅはまはるみ(三上春子)、篠田諒(福山正司)、木﨑ゆりあ(青山京子)、望月雅友(若き日の泰助)、北野瑠華(高橋樹)、津田寛治(北見英明)
東京で母と暮らしていた三上ゆきは、メロン農家を営む祖父の泰助が住むつがる市に引っ越した。”地域おこし協力隊制度”を利用してのIターン移住で市役所の派遣職員となった。配属されたのは、観光・ブランド戦略課。つがる市の魅力を全国に発信するため、慣れない業務に苦戦する日々が始まる。祖父との暮らしに心癒されつつ、最初の一年は怒涛のように過ぎていった。土地や仕事になじんできたころ、同僚の藤田から東京でのビジネスを持ちかけられ、彼にほのかに恋心を抱いていたゆきはちょっと気持ちが揺れてしまう。
ある晩、泰助がゆきにぽつりぽつりと話してくれた。東京生まれなのになぜこの地に住むようになり、離れることなくこれまで農家を続けてきたか…。
2005年に西津軽郡の町と村が合併して誕生したのがつがる市。市政施行20周年記念の作品です。 亀ヶ岡石器時代遺跡、田小屋野貝塚が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録されています。
冒頭の雪景色から空を覆う桜の季節に変わり、ゆきの新しい生活が始まります。中村静香さんは2024年の『レディ加賀』で小柴風花さんと若女将仲間でした。祖父役の小野武彦さんは色々な作品でお顔を見る大ベテラン。役と同じく東京出身ですが、終始津軽弁です。小笠原海さんは”超特急のカイ”さんでした。スーツ姿を初めて見るので見違えてしまいました。
ゆきは、ひょうきんな課長にご当地キャラ激推しの同僚に励まされ、初めての動画制作に奮闘。観光地や行事、町の店舗なども取材、有名な土偶も登場します。お爺ちゃんとの暮らしはゆきにかけがえのない気づきや思い出を与えてくれました。自分もお爺ちゃん大好きだったので、気持ちが重なります。
青森には親類も友人も住んでいます。実際に行ったのは弘前市へ一度だけですが、言葉が懐かしく耳に入ってきました。へばね!(白)
2025年/日本/カラー/91分
配給:S・D・P
(C)つがる市フィルムコミッション
https://jiccha-movie.com/
★2025年10月31日(金)池袋シネマロサほか全国順次公開
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